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「テロの脅威がなくなるまでシリアを去らない」エ大統領

2018年03月22日 | 国際
3月23日 トルコはテロの脅威がなくなるまで、シリアの軍事作戦を止めないと、エルドアン大統領は言い、アメリカの国務省報道官の「オリーブの枝作戦」に対する最近のコメントを批判しました。

 Hurriyet

「トルコはテロの脅威が消えるまで作戦を止めない。まず、モンビジだ」と、エルドアン大統領は3月21日、アンカラでのイベントで言いました。「トルコは、シリアのPYD(クルド民主連合党)とYPG(クルド人民防衛隊)の脅威から国境を守るために作戦を行っている。トルコはPYDとYPGを、クルド労働者党(PKK)の分派と見ている」と、エルドアン大統領は言い、トルコ軍はシリアでの作戦を続行すると強調しました。

アメリカ国務省のヘザー・ノーアート報道官が、最近、アメリカはアフリンの状況を懸念しているとコメントしたのを受けて、エルドアン大統領補この発言をしました。エルドアン大統領はアメリカのトラムプ大統領に、“アメリカのトルコに対する政策の混乱をなくすよう”要請しました。「トラムプ大統領が、このような一線を超えた声明が出るのを防ぐスタンスをとるよう期待する」

「アメリカはマンビジから撤退しないと言うが、彼らがマンビジにいる権利はない」と、エルドアン大統領は言いました。「彼らは12000キロの彼方から来たが、そもそもこの領土はアメリカのものか? 彼らはYPGを連れてきた・・・」と大統領は言いました。「われわれは公正な施政を望む。わが国はいかなる場所も占領しようとはしていない。わが国はテロリストを排除し、安定を確立するために戦っている」


歌手・女優のオルジャイが大統領を侮辱したとして10か月の禁固

歌手で女優のズハル・オルジャイさんがエルドアン大統領を侮辱したとして、第46平和犯罪裁判所によって起訴され、10か月の禁固判決を受けたと、3月22日、Hurriyet 紙が報じました。

 Hurriyet

オルジャイさんは前年のコンサートでエルドアン大統領を侮辱したとして、検察は彼女に4年の禁固を求刑しました。イスタンブルの検事局の起訴状によると、オルジャイさんは2016年8月5日、イスタンブル・カドキョイで行われたコンサートで、エルドアン大統領を侮辱するジェスチュアをしたと、ある人物が警察に通報したそうです。

捜査が始まり、コンサートのビデオを専門家が調査したと、2017年12月12日、アナドル通信が報じました。オルジャイさんは、ある歌の歌詞を変えて歌い、手のジェスチュアも添えて、エルドアン大統領を批判したとして告発されました。

ビデオによると、変えられた歌詞は「レジェプ・タイイプ・エルドーアン、それは空っぽ、すべてウソ。ある日、命は終わる。“私は夢を見た”と、あなたは言うだろう」というもの。オルジャイさんは証言で、「大統領の名前が歌の歌詞と韻(いん)を踏んでいたから、歌詞を変えてみた。他に意図があったわけではないし、侮辱するつもりもなかった」と言いました。

オルジャイさんはまた、手のジェスチュアは、前列にいた聴衆の1人に対してやったものだと言いました。検事局は“大統領を侮辱した”容疑で、オルジャイさんの刑期を1年2か月から4年8か月に延ばすよう要請しました。


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