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トルコは日本へ10億ドルの食品輸出をめざしている

2024年03月15日 | 経済
3月15日 トルコ食品業界は、中期目標として、大きな日本市場へ10億ドルの輸出をめざしています。3月5日~8日、東京で行われた第50回「国際飲食物展示会」 (Foodex) にはトルコ企業も参加しました。

 Hurriyet

「エーゲ海ドライフルーツ輸出協会」のアリ・ウシュク会長は、「トルコの食品会社はFoodex でよいビジネス関係を築き、日本市場への輸出を10億ドルに押し上げる見通しが立ちました」と語りました。「Foodex に参加した会社数は、今年は39社から51社に増え、Foodexには広範な食品が展示されました」

2024年1月2月の、トルコの日本への食品輸出は、昨年同期に比して42%も増加し、昨年の6900万ドルから、今年は9800万ドルになりました。「日本で現状に達するまでには30年かかりましたが、日本市場での成長は加速していくでしょう」とウシュク氏は言いました。

ウシュク氏によると、トルコは、パスタ、種なしレーズン、魚、オリーブ油、フルーツ、野菜など、広範な食品を日本に輸出しています。「われわれは、中期には10億ドル相当の食品を輸出できるでしょう」と彼は言いました。

1月2月期、水産物と畜産物のの日本への輸出は4900万ドルに達しました。シリアルや豆類、油糧種子の日本への輸出による収入は、1800万ドルになりました。

トルコの日本への総輸出額は、2024年1月2月で、1億4000万ドルに達し、1年前より20%増えました。食品の輸出額は総輸出額の67%になります。


歴史的ハマム(トルコ浴場)が200万ドルで売りに出た

イスタンブルのファティフ区に放置されていたオスマン時代のハマム(トルコ浴場)が、200万ドルで売りに出ています。

 Hurriyet

オスマン時代の有名な建築家ミマル・シナンが1582年に建てたアヤカプ浴場は、放置されていたため、崩壊の危機にあります。金角湾を望む場所に立つこの浴場は、1957年に個人の所有になった後、放置されてきました。

442年昔のこの建物は、1957年、都市計画のため売りに出され、個人の所有になりました。1960年代から1970年代は、この建物は木材の倉庫として使われていました。建物の上部は木々に蔽われ、屋根も破損しています。建物の下部にはゴミが山積みにされ、入口は砂袋でふさがれていました。

この建物は2022年に売りに出されたときも、現在と同じ220万ドルでした。著名な歴史家メフメト・ディルバス氏は、所有者が放置していたことを批判し、文化遺産は具体的な対策によって保護されるべきだと力説しました。「この建物は修復しなかったら、せいぜい20年か25年で崩壊してしまうでしょう。崩壊してしまったら、再建されることはないしょうね」


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