トルコのトピックス

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エルドアン大統領がイラク国境のテロ問題を夏までに解決すると誓った

2024年03月05日 | 国内
3月6日 トルコは断固としてテロとの戦いをつづけ、北イラクのテロリストPKKが引き起こす問題を、夏までに解決する決意だと誓い、トルコの治安への配慮を尊重するよう要請しました。

 Hurriyet

「われわれはイラク国境の問題を、夏までに恒久的に解決します」とエルドアン大統領は、3月4日、閣僚会議後に言いました。PKKは北イラクに本部と訓練施設を持ち、そこからトルコ領内に侵入して、治安部隊や市民を攻撃してきます。トルコ政府は北イラクと北シリアにいるPKKを、作戦によって絶滅させるために努力をつづけてきました。

「われわれはシリア国境沿いに、30~40キロの幅の治安回廊を設立したいと思っています。われわれは回廊のギャップに新たに踏み込むことにしました。われわれは前回の作戦で、すでに回廊の一部を設立しています」

PKKと、北シリアのその一味YPGは、シリアとイラクにテロの回廊をつくろうとしてきました。トルコ軍は何度も越境作戦を行い、それを阻止してきました。トルコ軍の最後の作戦は2019年です。

アメリカと西欧諸国は、YPGをテロ組織ISILに対する現地パートナーとして支援しています。彼らはトルコのYPGに対する軍事行動を、ISILとの戦いに反するとして反対しています。

「われわれはトルコの治安部隊の戦いを尊重するよう要請します」とエルドアン大統領は言いました。「トルコは国境沿いにテロ国家を築くことを決して許しません」

大統領はまた、ガザのパレスチナ人に対するイスラエルの攻撃について、トルコはイスラエルの大量虐殺を止めさせるために努力し、市民への人道支援をつづけると語りました。


トルコ情報機構長官が会談のためワシントンへ

トルコ国家情報機構(MIT)のイブラヒム・カルン長官が、アメリカのウイリアム・バーンズ中央情報局長官と話し合うため、アメリカへ赴きました。

 Hurriyet

情報源によると、バーンズ長官とカルン長官はホワイトハウスの上級職員とも会談するでしょう。カルン氏は両国関係の問題の他、PKK,FETO,ISILなどのテロリスト組織との戦いなど、さまざまな広範な問題を話し合うだろうと、情報源は言っています。

イラクとシリアの現状、とくにテロとの戦いに関して、またガザの武力紛争の交渉による終結などが、カルン氏の議題になるでしょう。カルン長官はまた、ウクライナと南コーカサスのロシアの占領の現状についても、バーンズ長官と話し合うでしょう。

カルン氏のワシントン訪問の数日後に、トルコとアメリカの外相レベルの戦略的メカニズム会談が行われます。


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ボラト貿易相がサウジアラビアで会談した

2024年03月05日 | 国際
3月5日 トルコのボラト貿易相がサウジアラビアを訪れ、トルコ=サウジ間の経済問題の強化を中心に、ハイレベル会談を行いました。

 urriyet

ボラト貿易相はまず、サウジのハリド・アルファリフ投資相と会談しました。2人はトルコとサウジアラビア間の投資のチャンスと協力の可能性について話し合い、この文脈で共通の目標について協議したと、ボラト貿易相は言いました。

「私たちは相互の投資の増加を目標に、経済関係を強化するために、努力をつづける」と、ボラト貿易相はソシアルメディアXに投稿しました。

サウジのマジト・アルカサビ通産相との会談では、ボラト貿易相は、相互の貿易量の増加目標について話し合いました。両国の貿易量は、2023年、68億ドルに達しています。

「われわれはトルコの企業が、サウジアラビアの“ヴィジョン2030”という新たな大プロジェクトに積極的な役割を演じることを意図しています」とボラト貿易相は言いました。「両国の多岐にわたる貿易の増大、両国の企業数の増加、投資の強化によって、2024年は、トルコとサウジアラビアの経済関係はピークに達するでしょう」

ボラト貿易相はまた、マジェド・アルホガイル都市地方問題・住宅相とも会談し、インフラ、とくに運輸問題・住宅問題、リサイクル、廃棄物処理、継続可能な建設プロジェクトなどでの協力の可能性を話し合いました。

「われわれの目標はこれら分野での協力を強化することにあります。われわれはサウジアラビアの新しいプロジェクトに、わが国の企業が積極的に協力すること勧め、また、Expo 2030 のような多くの国際的イベントを主催してゆきます」とボラト貿易相は語りました。


トルコの防衛企業がカタールの「国際海上防衛展示・協議会」に出品

トルコの防衛企業36社が、今年の「ドーハ国際海上防衛展示・ 協議会」(DIMDEX)に出品したと、「防衛産業会」(SSB)が発表しました。

 Hurriyet

トルコの企業は無人陸空車輛、装甲車、武器システム、電子システム、弾薬、兵站支援製品を、3月4日~6日開催のDIMDEXの第8部に展示しました。

防衛産業界の発表によると、この展示会には、アセルサン、バイカル、ロケトサン、メテクサン、サヴンマ、ASFAT,MKEなどのトルコの企業が参加しています。展示会中、トルコの代表たちはチャンスを求めて、主催国カタールその他諸国の代表たちと話し合うだろうと防衛産業会は言っています。

カタールの首長シェイフ・タミム・ビン・ハマド・アルタニ氏の後援、カタール軍主催によるDIMDEXは、国際防衛・安全保障産業の有力なイベントのひとつとして知られています。DIMDEXは世界の重要な意思決定者たちが集まり、通商交流が行われ、最新の軍事技術が披露される3日間のイベントです。

バイカル社のCEOハルク・バイラクタル氏は、3月4日、同社のTB2無人戦闘機が、公式にアルバニア軍の在庫リストに入ったと発表しました。TB2は今日、アルバニアの空で初フライトを成功させたと、バイラクタル氏はソシアルメディアXに記しました。


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