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ムスリムの聖日ラマザンが始まった

2024年03月12日 | 国内
3月12日 昨日、ムスリムの聖日ラマザンが始まりました。信仰心厚いムスリムは、ラマザン中は夜明けから日没まで飲食を断ちます。

 Hurriyet

多くの人々は神に近づくために、祈りを捧げ、クオランを読み、チャリティ活動に寄進します。ラマザン中は、夜になると、親族や友人同士集まり、夜の食事を楽しみます。

イスタンブル中のモスクは、何百年の伝統に従って、尖塔に照明によるメッセージを掲げます。これはラマザンの到来を人々に告げるものでもあります。

お手頃価格で買物ができるので知られるイスタンブル・エミノニュの商店街には、毎年、ラマザンにはデーツや、乳製品、オリーブなどが並びます。しかし、今年はエミノニュのバザールも物価高で、昨年に比して、なんでもほぼ50%値上がりしています。

エミノニュの商店主エルダル・ユスフオールさんは、ラマザンで通りはにぎわっているが、物価高の影響で購買力は落ちているように思えると言いました。ユスフオールさんによると、最も需要が多いのは乳製品で、肉の売れ行きはほぼ80%まで落ち込んでいるそうです。

「皆さん、キロでなく、グラムで買われるようになりました」とユスフオールさんは言い、原材料と人件費の高騰が、価格高騰の原因だと言いました。それでも、エミノニュでは、店による価格差はあっても、多くの商品がお手ごろ値段で買えると、ユスフオールさんは言いました。

4人家族のスフール(日の出前に食べる食事)とイフタル(日没後に食べる食事)は、デザートを含めて、最低2000リラ(60ドル)はかかりますから、1週間のトータルは少なくとも4000リラにはなります。


ガザへの支援物資を積んだ最初の船がキプロスの港を出た

戦乱のガザのパレスチナ人のための人道支援物資200トンを積んだ船が、火曜、キプロスのラルナカ港を発ったと、支援船を管理しているNGOのスポークスウーマンが言いました。

 Hurriyet

「船は出ました」と、スペインの慈善団体「オープン・アームス」のラーラ・ラヌザさんがAFPに語りました。引き船と小型輸送船は、グリニチ時6時50分頃、出航しました。キプロスからガザへ初めて向かう船は、ガザのパレスチナ人に支援物資を届けるのが目的です。

陸路でガザに入る支援物資の量は、戦前に比べたらはるかに少なく、支援機関はガザの飢餓を警告しています。アメリカを含む外国政府は、空からの物資の投下を行っていますが、いままた、海上支援回廊を設立しようとしています。

キプロスのニコス・クリストドゥリス大統領は「この初航海は希望と人道となった。これで市民へのライフラインが設立されるだろう」と、Xに投稿しました。

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ガザへの船の出発は「希望の印」だと言いました。「私たちはもっと多くの船を送るためにがんばります」と、彼女はXに投稿しました。「私たちはパレスチナ人たちのためにできることはなんでもします」

キプロスはガザに最も近いEU加盟国であり、EUはキプロスの海上支援回路計画を支援してきました。「オープン・アームス」はアメリカの慈善団体「世界中央キッチン」と組んで、火曜、最初の船を送り出しました。「ガザに送られる支援物資は米、小麦粉、マメ、野菜の缶詰、プロテインなどだと、「世界中央キッチン」はXで発表しました。


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