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ユスフェリ・ダムの水が排出され、中世の城が再び出現した

2024年03月03日 | 文化
3月2日 トルコ最高のダム、アルトヴィン県のユスフェリ・ダムの水を、当局が警戒対策として、一部流出させたため、水没していたテクカレ村と城の残骸が再び姿を表わしました。

 Hurriyet

アルトヴィン県のユスフェリ・ダムとチョルフ川上の水力発電所の建設作業は、2013年2月16日に始まり、終了しました。ダムの建設中、ユスフェリの人々は水没する村から、新たに建設された居住地に移住しました。

2022年11月22日、ダムに水が入りはじめ、ユスフェリ地区の中心と、イエニキョイ、テクカレ、ウルマクヤヌ、チェルティクデュジュ、チェヴレリ、イシャン、メシェジクの村々は水没しました。

ユスフェリ・ダムは15億立方メートルの水が貯められ、年間18億8800万キロワットのエネルギーが生産できますが、当局は警戒のため、ダムの水の一部を流出させました。そのため、水位が約30メートル下がり、家屋や学校、テクカレ村の道路や、急な岸壁に建てられたと思われる中世の城が現われました。

昔、住んでいたところを見るために村に帰ってきた人々は、その光景に感動し、昔の想い出に浸っていました。「私はここで生まれ、育ちました。私たちの想い出は沈んでしまいました。ダムの水位が下がって、沈んだ村がまた現われたのです。私たちはここに来て、想い出を新たにしました」と、沈んだ村を訪れたミトハト・デミルクランさんは言いました。

夫といっしょに村に来たナジレ・デミルクランさんは「私はテクカレに嫁いできました。私が来た頃には、ダムができるだろうという噂はありました。私の夫と彼の家族は、ここにたくさんの想い出を持っています。村を去った人々はほんとうにお気の毒です」と語りました。


1月、クルーズ船18隻がトルコの港を訪れた

運輸相のデータによると、1月、約20,000人の乗客を乗せた18隻のクルーズ船がトルコの港を訪れました。これは2011年1月以来、最高のトルコを訪れたクルーズ船乗客数です。

 Hurriyet

2011年1月には、20,712人がクルーズ船でトルコを訪れています。今年はさらに200万のクルーズ船乗客を迎えたいと、当局は考えています。

昨年は、1,192隻という記録的な数のクルーズ船と乗客がトルコの港に入りました。最も多かったのは10月でした。クルーズ船乗客数は2022年に比して50%増加し、150万人になりました。

先月、クルーズ船が最も多く入ったのは、イスタンブルと北部のサムスンでした。イスタンブルは4隻のクルーズ船と4,900人の乗客を迎え、黒海岸のサムスンは4隻のクルーズ船と3,900人の乗客を迎えました。

黒海岸のアマスラ港とトラブゾン港には、3隻のクルーズ船が入りました。3000人以上のクルーズ船乗客がアマスラを訪れ、2957人の乗客がトラブゾンを訪れました。人気の観光地クシャダスは、先月、1800人を乗せたクルーズ船2隻が訪れています。

昨年トルコを訪れた外国人ツーリストは、2022年から10.4%増え、4,920万人になりました。2024年、トルコは6000万人のツーリストと600億ドルの観光収入を目標にしています。


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