日々遊行

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梵寿綱の建築2棟 杉並区和泉

2014-04-02 | 近代建築

異端の建築家、あるいは日本のガウディの異名で呼ばれる梵寿綱氏が手掛けた建築。
細部にいたるまで施された装飾は、血の通った人間に呼応するように生命感にあふれている。

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ラポルタ和泉



京王線の代田橋駅から北に5分ほど歩いたところに建っているが
住宅街の中なのでひときわ目を引く。

正面入り口には大きな女神のレリーフ。
金の炎とステンドグラスがまわりを囲む。





左は女神像の裏側。右は吹き抜けで天井にもステンドグラスが。
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ペガサスが空に向かうように。
(電線が。。)









エントラス部分とエレベーターに通じるヌーボー風の扉。
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ラポルタ和泉から同じ道をまっすぐ歩いて行くと、もうひとつの建物マインド和泉にたどり着く。
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マインド和泉



左右対称でありながらモザイクのように立体感のある外壁が美しく
周囲との調和も違和感のないたたずまい。





正面のステンドグラスを中から見ると緑色ガラスと線の組み合わせがさわやか。
外壁は整った装飾で、まるで絵本に描かれている建物のようだ。

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エレベーターへと続くエントラスは白の壁に波打つ階段。
階段の角に飾られたアンモナイトのような模様が美しい。
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エントランスホールから中庭に通じる廊下。
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天井には天衣のような装飾。
細部もまるで絵を描くように飾られている。










中庭。光が色や模様を浮き立たせる空間。
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仕切りも床も幻想的。


梵j寿綱氏の、人と住まいが一体化することの願いが込められたような建築から
胸に響いてくるものはとても多い。

 

 

 


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