日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

キュートなおしゃれ本 金子國義 『スタイルブック』

2016-08-09 | 絵画

ピンクの装丁本を開けば金子國義さんの45枚の絵とともに
生前に遺した言葉が1ページごとに掲載され、いつしか美の道へと導かれる本。



金子さんは昨年3月に亡くなったが存命ならば
今年の7月23日でちょうど80歳。
その記念として刊行されたこの「スタイルブック」は
身につけるべき美は何を知らなければならないかを
金子さんの精神から学べる麗しのバイブル。
 
カバーをはずすと表紙に「エリザベート」の絵が。




そして「金子國義生誕80周年記念展」が
恵比寿の LIBRAIRIE6/シス書店で開催されている。
本はここで購入した。


ギャラリーには油絵をはじめ、金子さんの部屋にあったバンビのぬいぐるみ、
中村勘九郎襲名披露の口上の舞台美術をデザインしたスケッチ、
また、中央のガラスケースには
特装本の「不思議の国のアリス」がリトグラフとともに展示。
 
静謐なギャラリーで見る金子さんの世界。
それは悦楽とエレガントにみちたアートの異世界でもあった。
 
「金子國義生誕80周年記念展」は8/21(日)まで

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