子供たちのために、1756年にルブランス・ド・ボーモン夫人が書いたおとぎ話「美女と野獣」は
ジャン・コクトーが少年期の頃より愛読していた作品だった。
コクトーの映画「美女と野獣」は1945年8月から撮影に入り、1946年1月に完成した。
このチラシは映画祭の折り、再リリースされた時に発行されたようだが
いつの頃なのか年代は不明。(おそらく1960~70年代)
映像を自由に駆使してどんな場面も可能になる現在とは違い、
70年前に特殊撮影によって幻想と神秘、そして華麗な映像美に仕上げられた技術に
ただ感嘆して見入った感激は今も薄れることがない。
画像はオランダの画家フェルメールの絵のような光の具合に仕上げられていることに
コクトーは「美女と野獣 ある映画の日記」で
美術を担当したクリスチャン・ベラールの才能を称えている。
そしてこの映画で、野獣・アヴナン・王子の3役を演じたジャン・マレーは
コクトーが体の不調を押して
出演者に礼儀正しさと忍耐強さで演出したと述べている。
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コクト―の「美女と野獣」を初めて見た時の衝撃は忘れられません。
あの幻想的な映像は私の目を釘付けにしました。
忍耐強く礼儀正しかったコクト―だったと知りうれしくなりました。
コクト―作品は好みが分かれるでしょうが
私は好きです。
この映画を残してくれたコクトーに感謝しているくらいです。
コクトーのデッサンは知れ渡っていますが人に対する気遣いも細やかだったと本に書かれていました。
コクトーを好きとのコメントとてもうれしく思います。