恵比寿のLIBRAIRIE6で今開催されている「夢の植物園」展。
6日から始まったこの作品展を心待ちにしていた。
合田ノブヨさんの素晴らしき作品。
花びらの縁に当たる光を繊細に変化させた技法で表現された露に濡れる幻想の花。
この薔薇シリーズは女優さんの顔を用いて製作したという。
ノブヨさんのお母様である合田佐和子さんの薔薇。
ニジンスキーの「薔薇の精」も薔薇色。匂い立つニジンスキーの姿があった。
ニジンスキーの「薔薇の精」も薔薇色。匂い立つニジンスキーの姿があった。
宇野亜喜良さんの2作品。
少女は見知らぬ国から来たのか。十字架は薔薇に変身して少女のそばに。
桑原弘明さんのスコープ。
顕微鏡を覘くと、ミクロコスモスには清らかな白薔薇。そして窓辺には小さな青りんご。
別世界が閉じ込められていた。
女性美術作家・勝本みつるさんの緑の薔薇シリーズ。
うさぎと羊の毛で作られた緑一色の薔薇が並ぶ。
まるでそれぞれが湖の底で呼応しているかのように。
銅版画・オブジェ作家の山下陽子さんの蔵書票シリーズ。
古代の花が、ユニコーンが、星屑が額の中で旅をする。
山本六三さんに師事したという陽子さんのコラージュは
詩がこぼれて神話になったような作品群。
そして金子國義さんの「花の三美神」や
野中ユリさんの「デカルコマニー」シリーズなど
タブローやコラージュ、オブジェなどの作品に囲まれた時間は
夢の洗礼を受けた作品世界だった。
5月27日(土)まで
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