日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

渋谷駅 旧東横線ホーム3日間の「緑の公園」

2013-03-24 | 日常

3月22日から24までの3日間、85年の役目を終えた東横線のホームに人工芝が敷かれ一般開放された。
東急グループの謝恩イベントとして最後を惜しむ機会が与えられた。

長い行列で中に入ると、ジオラマの展示や鉄道グッズの販売、子供の塗り絵、
東横線を象った写真撮影などでホームを埋めていた。

Barasuto 

「85年分のありがとう」と記された袋

ホームから線路に降りてバラストを入れられるサービスがあった。
(袋代は500円)
バラストとは鉄道線路に敷かれる石のこと。
ホームの最先端から降り
大勢の人に混じって石の上を走った東横線を思い、袋に入れた。

何本もの電車を走らせたこの線路も長い役目を終えた。




Toyokosenhomu 


何年も見続け、馴染んでいたかまぼこ型の屋根と
丸みがかった三角の壁が特徴だった駅舎。
下の一 階は「東横のれん街」
のれん街はマークシティの地下に移る。
この跡地には46階の高層ビルが誕生するという。





Paneru

ホームのパネルより

写真撮影は中井精也氏。

通学も通勤も使用した東横線の思い出はあまりにも多い。
カーブしながら渋谷駅へ入る時の窓からの景色も忘れがたい。
新たな未来に向かっている渋谷は又違う顔を見せてくれる。