我にはこの思い、オークの木に似たれど、君には曲がりし柳のごとくあらん
シェイクスピア「恋の骨折り損」 より
柳は女性のイメージで語られることが多く
日本でも柳腰、柳眉、柳髪と美しい女性の表現に用いられることばでもある。
柳は春の季語であり、奈良時代に中国から梅とともに渡来したが
「柳は緑、花は虹色」といわれるように、柳の葉は緑色、桜の花は虹色という
自然のあるがままの春の美しい風景をたとえている。
又、ヨーロッパでは川岸の柳が水中まで垂れている様子を
涙を流して悲しんでいる人にたとえられるのだという。