goo blog サービス終了のお知らせ 

Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ホテルルワンダの公開 7/5 (火)

2005-07-06 00:00:00 | エイガ、DVD
■Hotel Rwanda(ホテル・ルワンダ)
DVD借りっぱなしで観そこねていた映画『ホテル・ルワンダ』を観ました。遅ればせながら。暴徒と化したフツ族がツチ族を大量虐殺していくルワンダ大虐殺のさなか、最高級ホテル支配人がツチ族をかくまうというストーリー。例えば、
虐殺を知りながら国連の平和維持軍が次々と撤退していく様子や、
「アフリカ人は助けるに値しない」と国際社会から見放されたり、
悲惨な映像をメディアで流してもそれはほんの一瞬人々の関心をかうだけ―と社会の無関心さを皮肉るジャーナリストなどなど、ほんの10年前のことなのだ。映画は史実に基づいていてインパクトのあるシーンも多く、それでいて根底に流れるテーマは確固たる家族愛。魅力的な主人公だし、ジャン・レノの脇役もいい。
これがどういうわけか日本公開されない? なんで??配給会社が採算を見込んでないのだとか。
ん―意外というか残念です。この映画の日本公開を求めるサイトもあるみたいなので興味のある人はどうぞ。

July 4th (月)

2005-07-05 00:00:00 | リュウガクジダイ
しばらく自分のパソコンが使えないので写真なしのブログになります。独立記念日だけど特に予定もなく、自分の勉強を進める。8月に帰国なのでカウントダウンな日々。

■独立記念日の花火
ここウィリアムズバーグはいわばアメリカ誕生の地。いつもはイギリスの旗がたくさん掲げてあるのですが、今日ばかりは街中にアメリカ国旗。7月4日を祝って夜には盛大な花火もありました。ウィリアムズバーグの人口が一気に増えた感じで、街は観光客がいっぱい。

今日の一発目の花火はアメリカ国旗色、つまり赤と青でスタート。花火が上がるたびに歓声もあがる。そのへんは日本の夏の花火と違うかな。

どっカーン!
キャー!!
ワオー!!
ヒュー!!


という感じで。うるさいうるさい。虫に刺されながらも花火を楽しみました。

た~まや~
の日本の夏の花火、懐かしいです。

■食べたいなぁ
たいていの日本食は手に入るけれど、今日ふと食べたくなったもの。
・ゴーヤのピリカラ炒め物
・ウドのきんぴら(ごぼうの代わりにウドを使う)

■Ma-bo means "hot."
でも昨日はマーボー豆腐を作りました。Tofu(トーフ)はけっこうどこでも手に入ります。豆板醤もごま油も酒もないけどね。おしょうゆと、チリパウダー、赤ワイン、にんにく、しょうが、ちょこっとTeriyaki(照り焼きソース、こっちではボトルで売ってます)で代用。かたくり粉は以前アジア食材店で買ったのが残ってた。

さて、お味は…。

ウマーーーーーーイ!!ほんとだってば。

イギリス人のハウスメイトが何それ?と聞きに来たので、
Ma-bo do-fu. Ma-bo means "hot."(マーボー豆腐。マーボーは辛いっていう意味。)
と適当に答えたんだけど、合ってんのかな。

ビーチと映画と。 (日)

2005-07-04 00:00:00 | リュウガクジダイ
7月3日です。
■パソコン不調。
起動だにしません。英語ばっかりの青い無機質な画面が現れてOperating system not found.って、おーいWindows!

■Is it cool???
セントルイスに引っ越した友達が地元であるバージニアビーチに帰省。今回は彼女を連れての帰省でした。で、ビーチに行こうということになったので、
私:Noooo! I don't wanna get a sun tan anymore!! (ひえ~!これ以上日に焼けたくないよ!)
ジムの彼女:Why? It's cool. (なんで?日焼けはかっこいいのに。)

そおなんだ。アメリカでは日焼けがかっこいいんだよね。春先からお天気のいい日には、水着になって芝生の上に寝転んで日焼けしようっていう大学生がたくさんいます。しかも普通にキャンパスや寮の庭でビキニになって寝そべってる。

友だちいわく、初夏の頃にいち早く海に行ってこんがり焼けてくるのが「かっこいい」のだそうだ。ふ―ん。日本の女の子は日焼け対策に必死なのになぁ。
でも結局ビーチに行ってまた焼けてしまったよ…。

■War of the worlds
Steven Spielberg監督、Tom Cruise主演の映画を見てきました。

ちょっと前にTom Cruiseがテレビアナウンサーと番組内でディスカッションをしていて、その討論の中で彼が、Psychiatry(精神医学)についてまったくの無知暴言ぶりを披露していたので(それが記事になったCNNのサイトはこちら)、私の仲間内ではトムクルーズはstupidだという見解で一致していたのに、そのトムの映画を見るために映画館に並んでいる私たち…(笑)。

その番組の討論ではトムクルーズが
"You don't know the history of psychiatry. I do."
(あなた精神医学の歴史を分かっちゃいない。オレは分かってる。)
と偉そうに言い放ち、あげくADHDに用いられる中枢神経刺激薬リタリンなども否定。

ん~。分かってないのはあんたやろ!

ええと、本題の映画ですが、典型的なアメリカ映画でした。迫り来る危機に家族愛、そして…(これから見る人がいるかもしれないのでコメントは控えます)。でも設定に腑に落ちない部分がいろいろあって突っ込みどころ満載。

もろもろ 7/3 (日)

2005-07-03 00:00:00 | リュウガクジダイ
ペンシルバニアから帰ってきました。

■サマースクールやめ
6月の終わりから他大学in Pennsylvaniaのサマースクールに参加するかもしれない、という予定でしたが、今回その大学で初回の講義を受けてみて「やっぱり違う」と思ってやめました。コースは教育心理学に工学を足したような技術系のクラスで、Prerequisite(事前に履修していなければならないクラス)を取ってなかったのですが担当教授とのメールのやりとりで履修の許可をもらったものの、行く前からけっこう迷っていました。

シラバスもアサインメントも早めにもらって先月から文献を読んだりして準備していたのですが、やっぱりコストパフォーマンスが高すぎる…。何よりクラスに行ってみてそう感じました。

そんなわけでこのブログも「アメリカで大学院に通う…」の部分をそろそろ変えようと思ってるのですが、何がいいだろう? 

■パソコンが本当に壊れている
自分のパソコンからチクタクチクタクと時限爆弾のような音がする。なんだろう―ちょっと電源落とそう、と思って電源を切ったが最後、パソコンが壊れました。今回のはホント、「壊れた」という表現がぴったり。あんな音聞いたことない。

購入時についてきたシステムリカバリのCD-Romも初めて使いましたが、それでも起動しません。メッセージは「ハードディスクが見つかりません」です。ハードディスクが死んでいるみたいです。

パソコンに入ってたファイル、全滅です。月曜になるのを待って大学のITセンターに持っていくつもりですが、復旧するかどうか(でも日本で今のパソコンを買った時に5年間保障というサービスに入ってるので8月に帰国したらすぐに持っていこうと思ってます)。Dellならアメリカでもサービスが受けられるのになぁ。

そんなわけでこれは図書館から書いてます。この下にアップした2つ分は昨日、パソコンが壊れる前に書いていたもので写真もかろうじてアップしてあります(テクノロジー云々についてブログに書いた直後、自分のパソコンが壊れるとは…)。

■Your paper has been accepted!
嬉しいこともありました。前に出していた学会へのプロポーザルが通って、この冬に初めて学会で発表することになりました。カウンセリングについての国際学会です。規模は小さいですが、初めての経験なのでちょうどいい。香港、シンガポール、シドニー、バンクーバーなどなど世界各地で行われてきた学会の今年の開催地は、バンコクです!

タイは大学時代に2回訪れています。大好きな国です。

NECC2005を見てきた 7/1 (金) 

2005-07-02 00:00:00 | リュウガクジダイ
6月28~30日までInternational Society for Technology in Educationが主催する学会&エキシビジョン、NECC2005(National Educational Computing Conference)に行っていました。

簡単に言うと、“テクノロジーを使った教育”に興味がある人のための学会です。1万人以上が集まり、規模的には世界一の大きさだそうです。スポンサーもGateway、Intel、BlackBoardなど、お金かかってるなぁという感じ。

全米から集まった参加者は、校長、学校の教師(小学校から高校まで、教科はコンピュータ、科学、英語、数学、外国語、リーディング、体育など様々)、大学教授、教育委員会、図書館司書、学校のテクノロジー管理者など。大学院生のような学生は少ない。それに加えてコンピュータ関連企業が数百。

正直言ってテクノロジーには疎いのです…。でも“インターネット2”のデモンストレーション、教育用ゲーム推進者Mark Prenskyのトーク、デジタルビデオを用いた授業、iPodを用いた外国語学習、ブログを用いた授業&クラス運営、デジタルストーリーテリングなどなど、膨大な数のセッションの中から興味のあるのを選んで参加して楽しんできました。

テクノロジーを使えば授業に生徒をengage(没頭)させることができる。―この学会でもほとんどのプレゼンターが「生徒をひきつけることができる」「モチベーションをあげられる」と強調していましたが、その反面、子どもの英知や想像力が失われるような気もします。

でも今の時代を生きる子ども達に沿った学校や授業のあり方を考えるなら、テクノロジーをうまく授業に取り入れることは必須だと思いました。まず自分から。はい、少しづつ(笑)。

NECC2005ちょっとだけ 7/1 (金) 

2005-07-01 00:00:00 | リュウガクジダイ
ちょこっと観光。フィラデルフィアの街。あれ?タテにすると小さいか…。

■ブログを使おう
ひとつカルチャーショックだったこと。ブログについてのセッションで「自分のブログを持っている人?」の問いに対してほぼ全数の手が挙がり、「そのブログはクラスルームブログですか」の問いに対して大体3分の2ぐらいの手が残っていました。「えぇ?そんなにいるの?」と驚いたけれど、よく考えるとテクノロジーに興味のある先生達が集まっている場だから当然なのかもしれませんが。

ここでも日本と同様、誰がどうやってモニターするのかということが一番の話題になっていました。アメリカの先生方も試行錯誤しながら、時に子どもに教わりつつ(子どものほうが詳しいケースが多いみたい)クラスでブログを作っているような印象を受けました。

あるリーディングの先生はBook Club Blogを作って、子ども達に読んだ本の感想をどんどんウェブ上にアップさせるという試みをしています。本は教育図書でなくてもよく、いわゆるヤングアダルト小説だったり色々ですが、子ども達は意欲的だそうです。読書カードに鉛筆で感想を書き込むのは面倒くさい…けど、ウェブ上にアップできるなら書こう!という子どものモチベーションを高めるいい例だと思いました。

日本の学校もブログを始めています。日米それぞれ試行錯誤しながら進んでいる感じがします。

■参加者の年齢層
もう1つのカルチャーショックは参加している先生方、テクノロジー関係者、けっこう年配の方々が多い。ざっと見渡す限り、middle age(中年層)の参加者が一番多い。年配でも女性でも関係なく、バリバリとテクノロジーの第一線を引っ張っている。アメリカらしいなぁと思う。

もうひとつ。教育財団などからどうやってグラント(奨学金や研究資金のこと)を獲得するか、というセッションにも参加したのですが、「グラント獲得のノウハウを聞きにくるのは大学院生だろうなぁ」と思って行ったのに集まっていたのはこれまた中高年の人々。学校の先生や教育研究NPOに勤める人達。そんな方々の真剣なまなざし(自分達のプロジェクトにどうやってお金をつぎ込んでもらうか真剣に聞き入っている)に自分もパワーをもらいました。