Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

NECC2005ちょっとだけ 7/1 (金) 

2005-07-01 00:00:00 | リュウガクジダイ
ちょこっと観光。フィラデルフィアの街。あれ?タテにすると小さいか…。

■ブログを使おう
ひとつカルチャーショックだったこと。ブログについてのセッションで「自分のブログを持っている人?」の問いに対してほぼ全数の手が挙がり、「そのブログはクラスルームブログですか」の問いに対して大体3分の2ぐらいの手が残っていました。「えぇ?そんなにいるの?」と驚いたけれど、よく考えるとテクノロジーに興味のある先生達が集まっている場だから当然なのかもしれませんが。

ここでも日本と同様、誰がどうやってモニターするのかということが一番の話題になっていました。アメリカの先生方も試行錯誤しながら、時に子どもに教わりつつ(子どものほうが詳しいケースが多いみたい)クラスでブログを作っているような印象を受けました。

あるリーディングの先生はBook Club Blogを作って、子ども達に読んだ本の感想をどんどんウェブ上にアップさせるという試みをしています。本は教育図書でなくてもよく、いわゆるヤングアダルト小説だったり色々ですが、子ども達は意欲的だそうです。読書カードに鉛筆で感想を書き込むのは面倒くさい…けど、ウェブ上にアップできるなら書こう!という子どものモチベーションを高めるいい例だと思いました。

日本の学校もブログを始めています。日米それぞれ試行錯誤しながら進んでいる感じがします。

■参加者の年齢層
もう1つのカルチャーショックは参加している先生方、テクノロジー関係者、けっこう年配の方々が多い。ざっと見渡す限り、middle age(中年層)の参加者が一番多い。年配でも女性でも関係なく、バリバリとテクノロジーの第一線を引っ張っている。アメリカらしいなぁと思う。

もうひとつ。教育財団などからどうやってグラント(奨学金や研究資金のこと)を獲得するか、というセッションにも参加したのですが、「グラント獲得のノウハウを聞きにくるのは大学院生だろうなぁ」と思って行ったのに集まっていたのはこれまた中高年の人々。学校の先生や教育研究NPOに勤める人達。そんな方々の真剣なまなざし(自分達のプロジェクトにどうやってお金をつぎ込んでもらうか真剣に聞き入っている)に自分もパワーをもらいました。