引き続き、備忘録。日本滞在記つづき:
2014年4月11日(金)
この日も京都。
今日は、私の職場であるエクスプロラトリアムのことを紹介するお話会のようなものを友達が開いてくれました。この前の週に東京でも同じような会を開いたのだけど、今日は京都会場。開催場所は、二子玉川でBox and Needleという箱のお店をしている友達の協力で、彼女が今度新しく京都の五条通りにオープンするということで準備中のワークショップスペースを借りました。
ちょうどスペースの賃貸契約が始まった翌日、ということで、私達が入った時はがらんどうのこんなスペース。イスも机もなかったので、急遽ダンボール製のイスをいくつか購入。机は天板と脚を買って、クロスをひろげてコミューナルテーブルに。
ミュージアム関係の仕事をしている方々や学生さんが、関西を始め、東京、九州などからもいらっしゃり、こじんまりした会で人数はだいたい20人ぐらいだったかな。以前の仕事つながりで今回久しぶりにお会いする方もいて、何ともうれしい再会の場ともなりました。
司会は昔よく仕事でご一緒したU先生がしてくださったし、聞きにきている方々は初めましての方や昔とってもお世話になった方もいて、なんというか私は気が抜けないようなリラックスできるような mixed feeling? でした。プレゼンでは主にExploratorium全体のこと、私達がコアバリューと呼んでいるもの、アクティビティや展示を開発していく上で大切にしている姿勢や実際のエピソードなどをお話ししました。
日本には同じようなミュージアムがないので(展示をインハウスで全て自分たちで開発/発展させていくというハンズオンミュージアムという意味で)、来て頂いた方にどれだけ分かって頂けたかは疑問です。でも会場内の熱気というか皆さんの熱を終始感じた会でした。
エクスプロラトリアムのカルチャーを表すキーワードはいくらでもあるけれど、でも逆に言うと、それらのキーワードを持ってなぜ私達は「サイエンスとアート、人間の認知」に関するミュージアムをつくったのか(他の形態でもよかった?)と問われると、まだまだ自分は考えが整理できていないのだなぁと思います。迷ったとき、よく創設者フランクオッペンハイマーの本や彼が書いたものを読むようにしています。でも、そこにしがみつくのではなく、まさに彼がよく言っていたことのひとつ、"continuously reinventing ourselves(常に自分たちをre-inventし続ける)" ということを忘れたくないと思います。オッペンハイマーが理想を持ってエクスプロラトリアムをつくったのは1960年代のこと。そこから時代も変わって、私達も進化し続けないといけない。
スタッフの1人として、自身も柔軟に、でも自分たちのコアにしているもの、ユニークネスを失うことのないよう、常に who we are を意識しながら仕事していきたいなぁと改めて思いました。自分にとって良いリフレクションの場であり、来て頂いた方々にとってはちょっとしたネットワークの場となった、東京/京都でのお話会。この場をつくってくれた友達の多大な協力に感謝!
2014年4月11日(金)
この日も京都。
今日は、私の職場であるエクスプロラトリアムのことを紹介するお話会のようなものを友達が開いてくれました。この前の週に東京でも同じような会を開いたのだけど、今日は京都会場。開催場所は、二子玉川でBox and Needleという箱のお店をしている友達の協力で、彼女が今度新しく京都の五条通りにオープンするということで準備中のワークショップスペースを借りました。
ちょうどスペースの賃貸契約が始まった翌日、ということで、私達が入った時はがらんどうのこんなスペース。イスも机もなかったので、急遽ダンボール製のイスをいくつか購入。机は天板と脚を買って、クロスをひろげてコミューナルテーブルに。
ミュージアム関係の仕事をしている方々や学生さんが、関西を始め、東京、九州などからもいらっしゃり、こじんまりした会で人数はだいたい20人ぐらいだったかな。以前の仕事つながりで今回久しぶりにお会いする方もいて、何ともうれしい再会の場ともなりました。
司会は昔よく仕事でご一緒したU先生がしてくださったし、聞きにきている方々は初めましての方や昔とってもお世話になった方もいて、なんというか私は気が抜けないようなリラックスできるような mixed feeling? でした。プレゼンでは主にExploratorium全体のこと、私達がコアバリューと呼んでいるもの、アクティビティや展示を開発していく上で大切にしている姿勢や実際のエピソードなどをお話ししました。
日本には同じようなミュージアムがないので(展示をインハウスで全て自分たちで開発/発展させていくというハンズオンミュージアムという意味で)、来て頂いた方にどれだけ分かって頂けたかは疑問です。でも会場内の熱気というか皆さんの熱を終始感じた会でした。
エクスプロラトリアムのカルチャーを表すキーワードはいくらでもあるけれど、でも逆に言うと、それらのキーワードを持ってなぜ私達は「サイエンスとアート、人間の認知」に関するミュージアムをつくったのか(他の形態でもよかった?)と問われると、まだまだ自分は考えが整理できていないのだなぁと思います。迷ったとき、よく創設者フランクオッペンハイマーの本や彼が書いたものを読むようにしています。でも、そこにしがみつくのではなく、まさに彼がよく言っていたことのひとつ、"continuously reinventing ourselves(常に自分たちをre-inventし続ける)" ということを忘れたくないと思います。オッペンハイマーが理想を持ってエクスプロラトリアムをつくったのは1960年代のこと。そこから時代も変わって、私達も進化し続けないといけない。
スタッフの1人として、自身も柔軟に、でも自分たちのコアにしているもの、ユニークネスを失うことのないよう、常に who we are を意識しながら仕事していきたいなぁと改めて思いました。自分にとって良いリフレクションの場であり、来て頂いた方々にとってはちょっとしたネットワークの場となった、東京/京都でのお話会。この場をつくってくれた友達の多大な協力に感謝!