教師があらかじめアレンジしたとおりに生徒が発見してくれるのを待つ、というだけの発見学習と比べると、エクスプロラトリアムにいるこども達はなんて自由なんだろうと思う。気の向くままに発見と探索をくり返している。誰にも強制されない。時にひとつの展示に1日中夢中になったり、時には走り回るだけでなんの科学的な学習もしていなかったり。展示の装置ひとつとっても、「そうやって遊ぶためにつくられたんじゃないんだけどなー」とつっこみたくなるようなこともあるけれど、でもその瞬間自分のことをなんて不自由な大人なんだろうと反省してしまう。そんな遊び方を見つけてくるこども達はプレイフルそのもの。
私自身このがらんどうみたいなミュージアムになんでこんなにひかれるんだろうね。でも、夢中になっているのはよくみるとこどもだけじゃない。大人もまたしかり。