Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ほっと一息と読書

2006-06-30 01:09:45 | 日常
■ほっとする
午後9時頃、PCに向かっていると、オフィスでいちごのロールケーキを頂きました。
職場の人達が「食べたかったから買いに行ってきた」とおいしいケーキ屋さんのケーキをみんなの分買ってきてくれたのだ。

ありがとうー。嬉しかった。なんだか和む。
素敵な職場だなぁと思う(食べ物につられて…とかじゃなく)。いい人達に恵まれている。(食べ物くれたから…とかじゃなく)。笑。
雰囲気が好き。

『国家の品格』
藤原正彦さんの本は『若き数学者のアメリカ』以来(←この本は留学前に読んでとても気に入った1冊)。

国家でも、人でも、「品」があるのがいい。読んでいるとアメリカ留学時代によく考えたことばかり。
日本人ならではの、情緒について。もののあはれについて。自然に対する感受性について。紅葉の繊細さについて。桜の花について。「儚さ」について。「懐かしさ」について。茶道、華道、書道、そこでの作法を何でも芸術にしてしまう私たち日本人について。そして、武士道について。「そうそう、日本はそうなんだよね」と頷くこと多し。

美しいかどうか、ということは物事の判断の基準になってもいいのかな。いいのだろうな。美的感覚、美意識、美的感受性、この本全体を通して「美」という字が目につく。「情緒」も。私はどちらかといえば自分は非ロジカルなほうだと思う。だから読んでて同感するところが多かったのかも。