Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

実験的なマインド

2006-06-01 08:27:23 | 日常
今日は夜に、今週末行われる関西大学での異文化間教育学会の準備が入っているため、午後から出勤。

7月に香港で開かれるChild Developmentに関するシンポジウムで、昨年からずっと関わらせて頂いたプロジェクトを発表する機会に恵まれました。メイン発表者は先生たち。私はアシストするという立場。今は事前に提出するペーパーやプレゼンテーションの準備、+事務手続き。

昨年すでにやったこと(終わったこと)をまとめて発表する、というなら簡単なのですが。。。
そこで甘んじないのが今お世話になっている先生達。なにか新しいトピックを注入しよう、フレッシュなコンセプトを混ぜ込もう、という実験的マインドが常にある。シンポジウムで一方的に話してもおもしろくない、せっかく海外の色々な研究者が集まるのだからインタラクティブなセッションをして自分たちもなにかオミヤゲ(=さらに新しい発見)を持ち帰りたい、そういう気持ちを持って臨む。

「こうしてまとめてしまえばいい」
「(章立てをして)こうで、こうで、最後にこう書いて終わり、でいいのでは?」
という無難な提案も、耳に届いているのだかいないのだか。
みんなが「それだ!」というふうに反応するツボのようなものがどこかにあって、それが見つかるまでいろいろな文献・情報をあたる。

今はそれがまだ見つかっていない。

最終締め切りは今週末。
いつものことながら先生達はこういうドキドキ感や焦燥感さえ楽しんでいるように見える。

実験的マインド (experimental mind)を持っている人は、日常のいろいろな出来事や情報を常に「学び」に変換することのできる人だなぁとつくづく思う。

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