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- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

2月の読み聞かせ

2017-02-28 | 絵本(読み聞かせ)
2月は逃げる・・・というように あっという間に過ぎてしまいました。

今の職場で働くようになって4年4ヶ月。

今までで一番お休みが少ない月でした。

例年は1・2月は暇なので休みが多いんだけどなぁ


第2木曜日の朝、小学校の読み聞かせに行って来ました。

教室にはストーブがあるので暖かかったです。

読んだのは、

 ほんとうのことをいってもいいの? BL出版
       パトリシア・C・マキサック/文 ジゼル・ポター/絵 ふくもと ゆきこ/訳

以下、出版社からの内容紹介

リピーはお母さんにうそをついて友だちと遊びに行こうとしました。
はじめてお母さんについたうそ。
おなかが苦しくて、涙があふれて……。
その日から、リピーはほんとうのことだけを言おうと誓います。
ところが、正直になろうとすればするほど、友だちを傷つけてしまうことになり、リピーは、混乱します。
単なる正直ではなく、まず相手の気持ちを思いやること。
大切なメッセージが伝わる一冊です。

読み聞かせに13分ほどかかる長いお話ですが、6年生は静かに集中して聞いてくれます。

時間が余ると担任の先生が子ども達に感想を言わせるので、それをしないように
あえて長い本を持っていくようにしています

読み聞かせは、子ども達が感じた色々なことをそっと胸の中にしまっておいてくれれば良いんですから


       
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1月の読み聞かせ

2017-01-12 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は、小学校の読み聞かせに行って来ました。

読んだのは、

月夜のみみずく(OWL MOON)

ヨーレン・作/ ショーエンヘール・絵/ 工藤直子・訳/ 偕成社

昨年の六年生にも今の時期にこの本を読みました。

15年くらい前の小学5年生の教科書(下)(光村図書出版)に載ってたお話。

当時、長男の音読につきあって聞いたこのお話に感動したのを覚えています。

寒い今の季節にピッタリのお話です。

冬の夜、女の子はお父さんとみみずく探しにでかけます。

女の子のみみずくに会えるかな・・という期待と出会えた時の感動が伝わってきます。

作家家族たちの特別なできごとを詩にして表現しています。

絵もとても素晴らしく凍てつく月夜のできごとが美しく描かれています。



 親子がみみずくと対面する場面。

 この絵が迫力があって一番好きなページです。

 毎回、教室を出た所で、担任の先生が挨拶して下さるのですが、

「2学期にふくろうの事を学習する機会があり、そんな事もあって 
 きょうのお話は色々考えながら聞けたのではないかと思います。」とおっしゃいました。

タイムリーな内容だったのかなとちょっと嬉しくなりました。
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12月の読み聞かせ

2016-12-29 | 絵本(読み聞かせ)
今年もあと3日となりました。

お店の方は、きょう明日が忙しさのピークというところでしょうか?

いつもより来客数が100人ほど多いようです。

田舎にあるお店なので、これは結構な数字なんじゃないかな・・・と思います。


第二木曜日の8日に小学校の読み聞かせに行って来ました。

読んだのは

  黒ねこのおきゃくさま 
        (ルース・エインズワース・作) (荒 このみ・訳) (山内ふじ江・絵)
          福音館書店


冷たい雨が降る冬の夜、貧しいおじいさんの家にやってきたやせ細った黒ねこ。

おじいさんは、びしょぬれでみすぼらしい黒ねこを暖かく迎え入れます。

黒ねこが哀れな声で鳴きたてるので、おじいさんは自分が食べるはずの食べ物を全て与えてしまいます。

土曜の晩のとっておきのご馳走までも・・・

そればかりか寒さに震える黒ねこのために、最後の薪も使い果たしてしまいます。

翌朝黒ねこが去ったあとにおこった奇跡とは・・・。

おじいさんの優しい表情とやせ細ってた黒ねこがふさふさした毛になり、
女王さまのような気高い雰囲気の猫へと変わっていく様が好きです。

好きな絵本ですが、13分ほどの長いお話なので今まで読み聞かせしたことがなかったのですが、
6年生は集中して静かに聞いてくれました。
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11月の読み聞かせ

2016-11-30 | 絵本(読み聞かせ)
第2木曜日に小学校の読み聞かせに行きました。

今回読んだ絵本は、

ロバのシルベスターとまほうのこいし

ウィリアム・スタイグ 作/ せたていじ 訳 (評論社)

作者は映画「シュレック」の原作者です。

6年生に読み聞かせを始める前に「みにくいシュレック」の絵本を見せて
映画「シュレック」の原作者であることを紹介しました。

この本は、19年前のクリスマスに息子達に買ったもの。
2006年2月に新版が刊行され、「ロバのシルベスターとまほうの小石」と漢字のタイトルに
変わりました。

ロバのシルベスターは、父さん母さんと一緒に住んでいました。
変わった形や色の石を集めるのが楽しみだったシルベスターはある日、
望みがかなう魔法の小石(すてきな赤い小石)を手に入れ、大喜びで家に帰ります。

ところが、その途中、いつも腹をすかせたライオンに出会ってしまいます。
すっかり肝をつぶしてしまったシルベスターはあろう事か、「ぼくは岩になりたい」と言ってしまいます。

岩になってしまったシルベスターがもとの自分にもどるチャンスはただ一つ。
だれかが、あの赤い小石を見つけて、岩をロバになれと願ってくれること。
そんなことはあったにしても億万に一つです。
孤独な日々が続きます。
一方、家ではおとうさん、おかあさんが帰ってこない息子を心配して探しますがなんの手がかりも見つけることが出来ません。
悲しみにくれるつらい毎日が続きます。
やがて、秋になり、冬が来て春が巡ってきました。
5月のある日二人が、ピクニックにかけると、そこで奇跡とも思える出来事がおき親子の再会を果たします。


このお話もスタイグの絵も大好きですが、瀬田貞二さんの訳がなんとも良くって好きです。

12分くらいの長いお話なので、今まで学校での読み聞かせはしたことがなかったのですが、
6年生だから聞いてくれるかな・・・と思い切って読んでみました。

集中して静かに聞いてくれました。
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10月の読み聞かせ

2016-10-13 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は、小学校の読み聞かせに行って来ました。

今年度に入って2回目の読み聞かせ。

前回が6月だったので久しぶりです。

6年生の選書は家にある本の中から・・・というワケにもいかないので、県立図書館に借りに行きました。

読んだのは

 ゼラルダと人喰い鬼 (トミー・ウンゲラー作・絵 / 田村隆一 麻生九美 訳) 評論社

すてきな三にんぐみの作者ウンゲラーの絵本です。

子ども達に‘すてきな三にんぐみ’を見せて「この絵本は知ってるよね~」と言うと
「うん、うん」と頷いてるのが見えました。

昔むかし、あるところに、ひとりぼっちの人喰い鬼がいました。

と、読み始めると「人喰い鬼・・・」と呟く男子の小さな声が聞こえたような

朝ごはんに子どもを食べるのが、なによりも大好きという鬼。

震えあがった人々は子どもを地下室などに隠したので、子ども達は町の中からすっかり姿を消してしまいました。

町から遠く離れた谷間の森の開拓地から作物を売りに町にやってきたゼラルダは、
人喰い鬼の噂を全然聞いたことがありませんでした。

ゼラルダは、自分を食べようとして足をすべらせ気絶してしまった鬼を助けてしまいます。

お料理の得意なゼラルダが腕を振るった絶品の数々、
そして人食い鬼の屋敷で雇われる展開に。

屋敷のパーティで出てきた美味しそうな料理の絵、
そして料理の名前もとっても個性的です!

私の一番のお気に入りは、七面鳥の丸焼きシンデレラ風。


ゼラルダの作る料理に大満足の鬼は、仲間たちとともに子どもたちを食べることを止め
最後にはゼラルダと結婚して幸せに暮らしました。

ハッピーエンドで終わるお話ですが、最後のページの家族の絵の中で、後ろ手にナイフとフォークを持ってる
子どもがいるのが少し怖い。

さすが、風刺と毒気のきいた作風のウンゲラー。
大好きですね。






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小学校の読み聞かせ

2016-06-23 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は、小学校の読み聞かせに行って来ました。

今年度初めての読み聞かせです。

昨年度に引き続き、二人一組の学年固定になり、
私は今年度も六年生担当です。

本当は、四年生の担当になりたいと思ったけれど
手を挙げるのが遅くて

何年生でもいいけれど、4年生は選書の幅が広いので楽しいんです

やはり皆さん、高学年は避けたいようです。


きょう読んだのは

ぜつぼうの濁点 作・原田宗典 / 絵・柚木沙弥郎 (教育画劇)

内容は…ひらがなの国の「や」行の町に、どうしたわけか「"」濁点が落ちていました。
この「"」は長年「ぜつぼう」の「せ」についていましたが、
主の嘆きは自分のせいだと思い離れたのだと語ります。

しかし町の住人たちから疎まれ「"」は大きな「おせわ」に「し」の沼に投げ込まれます。
沼底に向けて落ちてゆく時の濁点のつぶやきが不意にぷくりと泡をなし、「きほう」の文字となり、
「ほ」の字にくっついて、「きぼう」の濁点になったのです。

最後、明るい話でまとまって終わるところが好きです。

小学生には少し難しい言葉も出てきたりするけど、楽しんでくれたかな。

熊本の小学校にボクが入学した時に始めた読み聞かせボランティアも今年で10年目になりました。

まだまだ知らない絵本がたくさんあるので、今年も勉強して子どもたちに色々なお話を届けたいと思います。
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今年度最後の読み聞かせ

2016-02-25 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は小学校の読み聞かせに行って来ました。

今年度は初の試みで、学年固定にして一年間同じクラスに行きました。

もうすぐ小学校を卒業して中学生になる6年生に
私から応援メッセージを込めて読んだ本は・・


ひとりきり
    
アーノルド・ローベル/作 三木 卓/訳   文化出版局


がまくんとかえるくんシリーズ4作目・ふたりはきょうも中の最後のお話。



長男が小2の時の国語の教科書に載ってたアーノルド・ローベルの『おてがみ』を読んで以来
がまくんとかえるくんのお話が大好きになり、全作揃えて持っていますが、一番好きなお話が『ひとりきり』

友達の存在や大切さを強く意識する思春期の子ども達に是非読んで欲しい。

大人になって出会ったお話だけど、何度読んでも心がじんわりと温かくなります。

訳者のことばから抜粋すると、「ひとりきり」に、この作者の日ごろの考えがいちばんじかに、そしてすなおに出ていて、
わたしは、ほほえましいものをおぼえました・・・とあります。


たいせつなこと

マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 レナード・ワイスガード/絵 うちだややこ/訳  フレーベル館


スプーンにとって たいせつなのは・・
ひなぎくにとって たいせつなのは・・
ゆきにとって
そらにとって

「たいせつなこととはなにか」をやさしく詩的な文章で語りかけています。

あなたはあなた

あなたにとって たいせつなのは
あなたがあなたであること

色々悩みも増えるであろう子ども達。
自己肯定できる人になって欲しい。

担任の若い先生から、「最近、書店でこの本を見つけて、子ども達に読んであげたいと思っていたので、すごく嬉しいです!」と言われ、私の方こそそんな風に言って頂けるとこの本にして良かったと思いました。

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読み聞かせ

2016-01-30 | 絵本(読み聞かせ)
木曜日の朝は、小学校の読み聞かせに行って来ました。

今回は、私の担当ではなかったのですが、ペアの方が風邪を引いたというので
急遽代わりに行くことに。

家にある絵本の中から6年生向きの本を探し、迷いに迷って選んだのは

 にぐるまひいて(ほるぷ出版)

ドナルド・ホール 文 / バーバラ・クーニー 絵 / もき かずこ 訳

19世紀初頭のアメリカ東部、ニューイングランド地方の農夫の一家の
つつましやかな一年の暮らしを描いたものです。

「にぐるまひいて」について作者は、
「そもそも、この話は近所に住んでいたいとこから聞いたものです。
そしてそのいとこは、幼い頃、ある老人から聞き、またその老人は、子どもの頃に
大変なお年寄りから聞いたのだそうです。」と語っています。

家族が一年間かけて作った色々なものをお父さんが市場に売りに行くのですが、
最後には荷車も牛も何もかも全てを売ってしまいます。

思わず、ここで私は「荷車も」と思ったのですが、
後に、お父さんが新しい荷車を作るという場面があり、
「なるほどそういうことか!」と納得しました。

この本は12年前に私が熊本に引っ越す時に友達から頂いたものです。

息子達には読み聞かせしたことはあるけれど、この本を学校で読み聞かせたのは
今回が初めてでした。

ボクが小学生の時には意外にも気に入った様子だったので、逆に私が意表をつかれて
「へぇ~こういうお話も好きなんだ!」と驚いた記憶があります。

文中に‘かえで砂糖’という言葉が何回か出てくるので、ボクに「 何かわかる?」と
聞いてみると「知らない」とのこと。

なので、いつもは注釈はしないのですが、今回は‘かえで砂糖はメープルシロップのことです」
と説明を入れました。

バーバラ・クーニーさんの絵も素敵です。

本当は手に取って絵をじっくり見て欲しいなぁ~



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1月の読み聞かせ

2016-01-15 | 絵本(読み聞かせ)
昨日の朝は、小学校の読み聞かせに6年生の教室に行って来ました。

読んだのは、

月夜のみみずく

ヨーレン・作/ ショーエンヘール・絵/ 工藤直子・訳/ 偕成社

15年くらい前の小学5年生の教科書(下)(光村図書出版)に載ってたお話。

当時、長男の音読につきあって聞いたこのお話に感動したのを覚えています。

寒い今の季節にピッタリのお話です。

冬の夜、女の子はお父さんとみみずく探しにでかけます。

女の子のみみずくに会えるかな・・という期待と出会えた時の感動が伝わってきます。

作家家族たちの特別なできごとを詩にして表現しています。

作中登場する農場は画家自身のものということで、北米に生きる人々の息づかいまでもが伝わってきました。

絵もとても素晴らしく凍てつく月夜のできごとが美しく描かれています。

親子がみみずくと対面するシーンが迫力あり、一番好きな場面です。


私が感動したこのお話も、長男に「覚えてる?」と聞いたら全然覚えてないそうです

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11月の読み聞かせ

2015-11-26 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は小学校の読み聞かせに行って来ました。

今年度は学年固定なので、私は6年生担当です。

読んだのは

半日村 (斎藤隆介・作/ 滝平二郎・絵) 岩崎書店

高学年の頃は、あまり絵本に興味を示さなかったボクでしたが、
この半日村は気に入ってたようでした。

お話の内容は・・・

一日のうち半日しか陽があたらない半日村。

お米の出来は悪く、村の人々はみんな痩せて元気がなかった。

ある晩、一平の父ちゃんと母ちゃんが
「あァあ、おらたちの村はなんという村かのう。あの山さえ なかったらのう」

「だめさ、山は山さ。動かせやしねえ。わるい村にうまれたと思って、あきらめるより仕方がねえさ」

と話し合っていた。

つぎの朝、一平は袋をかついで山にのぼる。

その貧しい村に陽をあてようとして,村のうしろにある高い山をけずる少年の一平。

初めはバカにしていた村の子どもたちも1人2人と手伝うようになると村中の子どもたちが
一列になって山に登り始めた。

そのうち大人たちが道具の使い方などをアドバイスする。

やがて村じゅうの大人たちも仕事の合間に手伝うようになる。

こうして何年も何年も経ち、大人たちは死に、一平たちは大人になり、
その子ども達ももっこを担いで山に登った。

ある朝、村の田んぼに朝日がさした。

それから半日村は、一日村とよばれるようになった。

お話も素晴らしいし、滝平さんの版画がとても良い味をだしています。

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