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サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

JDM

2018-01-04 09:10:08 | 日記
JDMという言葉をご存じだろうか。グーグルすると自動車におけるカスタムの手法・ジャンルの一種である。言葉の持つ意味通り、日本のパーツメーカー、またはそれに準ずるメーカーが供給するパーツを用いて、日本国外の視点から見て車両をカスタムする手法がJDMとされている。


広義と狭義で意味が違うようだが、オーストラリアの場合、マニアックな連中が自分の車のパーツを日本風に付加したり、プレートナンバーに漢字をまぜたりすることでもある。こちらのプレートナンバーは有料で好きな文字、数字でカスタマイズすることができある。たとえば「車 NSW」ということもできる。かなりマニアックである。


大抵こういうマニアックな連中は中国系の若者である。人気車種はプレリュード、NISSAN GTR,スバルWRXなどで、ウイングをつけてサイドボデイにスカートを付ける。本田のHマークに金メッキを塗ったりする。プレリュードは生産、販売していないはずだから故障した場合のパーツを探すだけでも苦労する。


こういう連中は日本のアニメも大好きなので自分の車のボデイに「藤原豆腐店」なんて塗装する。あるいはドラえもんのフィギュアを車内に飾り付ける人もいる。最初、藤原豆腐店なんて意味が分からなかったので、藤原豆腐店さんという塗装された日本からの中古車を輸入した人が乗っているのかと思っていた。しかし違う車で藤原豆腐店さんをみかけたのでこれはおかしいと気づいた。


日本の車とアニメの影響力はすごいのである。

大津祐樹とロンドン五輪組

2018-01-03 14:15:16 | 日記
大津が柏からマリノスに移籍するということで、ロンドン五輪を思い出した。大津のキャリアの中で最も輝いた時期はロンドン五輪だった。その前後があまりにもパッとしなかったというせいもある。中でも初戦のスペイン戦のゴールはすばらしかった。


さてロンドン五輪チームのメンバーを思い出してみよう。オリンピックは18人だけでかつ吉田と徳永はオーバーエイジだったから、正味16人である。GKは権田と安藤駿介、DFは酒井宏樹、酒井高徳、山村和也、鈴木大輔。MFは清武、山口、扇原、村松、東、宇佐美。FWは永井、大津、斉藤、杉本。


18人というのは実にコンパクトである。2012年のU-23だから28才前後でフル代表の主力であるべき層である。しかしこの中でそう呼べるのは、酒井宏樹と山口蛍だけ。定着しそうな選手は酒井高徳、杉本。他は呼ばれたり呼ばれなかったり。実に寂しいかぎりだ。


清武なんて2014年ブラジルWC直後に次ぎのWCは自分の世代が引っ張るというようなことを言っていたが、全然引っ張れていない。ロンドン世代とリオ世代の中間にいるような選手も多いが、ロンドン組はなんといっても1968年メキシコ五輪以来のベスト4に入ったチームである。大津なんてスペイン戦でのゴールを見たイメージからすれば、今後の大活躍の予感があった。


しかし大津の場合は、あのゴールがキャリアの全盛期となってしまった。ロンドン五輪サッカーで検索すると準決勝のメキシコ戦で負けて、相手の選手に慰められている大津の写真が出てきた。絵になる写真ではあるが、その後の大津のキャリアを暗示していたのかも。

守備固め

2018-01-02 09:52:19 | 日記
昨日の天皇杯決勝でセレッソ大阪が見せた守備固めを考察してみよう。


90分で1-1のため、延長戦に突入。それまでもマリノスは足の速いウイングを走らせてのカウンター狙いだった。延長前半5分にセレッソが水沼のゴールで勝ち越し。すぐにそれまでの4-4-2からFWの山村をDFラインに組み込んで5-2-2-1のようにした。マリノスの攻撃時は完全に5バックだった。


さて延長前半5分からだから、残り時間はATを合わせて25分はあった。ここで疑問が出てくる。25分も守り切れるだろうか。自信があるからフォーメーションを変えたのだろうが、ボールを持たせてもOKという守備をするには、マリノスのウイングを封じなければいけない。いいクロスがサイドから上がれば何が起こるか分からない。


実際、守備固めに自信があるという割には、マリノスは容易にサイドをえぐっていいクロスを上げることができた。セレッソのサイドバックはさほど守備が強くなかった。決定機も2回ほど作られた。そのたびにセレッソベンチが画面に映されて、ああ、危なかったという柿谷などの顔をクローズアップしていた。


つまりセレッソの守備固めはさほど機能していなかったのだ。5人でDFラインを作ってもピンチはできる。選手の心理が守りに入りすぎて逆に攻められる。これならば前線に山村を残して2トップでハイプレスをかけていたほうがよかったと思う。もちろん結果論であるし、守備固めの25分間は失点しなかったのだから成功ともいえる。



セレッソ大阪が逆転で天皇杯優勝

2018-01-01 19:18:53 | 日記
ライブストリーミングを探したがいつも見ているサイトがこの試合をアップしていない。キックオフをすぎても見つからないのであきらめようとしていると、何のことはないYoutubeで見られた。これは灯台下暗しである。


さて杉本を欠き、負傷で動きがいまいちの柿谷だからマリノス有利だと予想した。前半早々に伊藤のゴールが決まり、このままマリノスの楽勝かと思ったが後半に山村のゴール、延長前半に水沼のゴールが決まりセレッソがが逆転勝ち。セレッソになってからの初優勝である。


マリノスの敗因は追加点がとれなかったことにつきるが、GK飯倉のミスから2失点である。1点目はミドルをはじいてその流れから。2点目は左からクロスを上げられたが、その際に不用意に前に出ていて、ファーサイドから水沼にヘッドで裏を取られた。どう考えても防ぐことができた。マリノスは来季はGKを補強したほうがいい。


両チームで目立ったのはマルテイノスである。右ウイングとしてスピードのあるドリブル、精度の高いクロス、ボールを失わない。前線に屈強なFWとこういうタイプのウイングがいればそれだけで点が取れる。


セレッソの山村は面白い選手だ。以前はCBかボランチというイメージだったがいつのまにか2トップもやっている。守備固めになるとアンカーにもなっている。何でも屋さんだね。清武はもっとできるはずだけど、いまいちパッとしなかった。この試合を見る限りでは代表復帰は無理だろうな。


これでACLは柏も参戦できる。やっぱりACLには柏がいなければ面白くない。