昨日18日に開示されたJリーグ31クラブの2006年度の収支等の経営情報。名古屋は選手、チームスタッフの人件費が浦和についで2位とのこと。気になる?経常利益は2億6700万円の赤字で、これまた浦和の黒字経常とほぼ対照的な数字となっている。
ここ最近は無駄な選手補強は控えているものの、雑誌Numberでは後藤健生氏に「費用対効果のバランスが最も悪いチーム」と一刀両断にされていた名古屋。単純に他のクラブと比較は出来ないようだが、名古屋の場合は選手や通常のスタッフの他にホペイロや栄養士等がいるという恵まれた環境も一因だろう。
ただ、これだけの資金投入でこの成績はやはり情けない。かといって身の丈にあった運営で上位争いや優勝を望むのもまた酷な話だ。名古屋としてはこの投資に見合った成績で赤字解消につなげたいところ。まずは観客数を増やしたい→試合内容そして成績アップは必然→つまり選手層(人件費)の充実・・・。現在、長期的(中期的?)視野でチーム作りをしている名古屋だけに、その実現は一朝一夕とはいかないのかもしれない。
奇しくも同じ18日、JリーグはJ2入りを目指すFC岐阜に対して、今月28日までに増資計画を提示し、スポンサー獲得状況を11月中旬までに示すよう求めている。