当日の入場者数11,918人・・・
内容、結果共に完敗を喫した第27節の記憶も新しく、目下リーグ戦7戦負け無しで首位に立つ絶好調のチーム相手に対し、中9日のインターバルが今の名古屋に優位に働くとはとても思えず、当然のようにリーグ戦の再現を覚悟していた私でしたが、この日は終始ボールこそ支配されながらも拮抗した展開となる予想外の一戦となりました。
リーグ戦の反省からこの日は攻守において事前の分析と対策が見てとれ、選手達もそれを忠実に遂行したことでリーグ戦とは別のチームのように戦うことができていたと思います。ただ、残念ながらそんな善戦もおよばず、二度のゴールがオフサイド判定となった名古屋とはうらはらに、少ないチャンスの中でも隙を見逃さない相手に決勝点を決められてしまったように、終わってみればこの一戦でもチームの勢いの差を見せつけられる結果となりました。
ホームで敗れたことで180分で決着をつけるには複数得点がマストとなり、限りなく不利な状況で第2戦に臨む名古屋としては、延長、PK戦を含めてまずはこの日とれなかった先制点が鍵となりそうです。試合後、病院に直行したという山岸の怪我が大事に至らないことを願いつつ、アウェーでの一戦に一縷の望みを託したいと思います。