当日の入場者数4,858人・・・
生命にかかわるような暑さが続く状況を受けて愛知県が新型コロナウイルス緊急事態宣言に加えて熱中症警戒アラートを独自に導入し発令するなか、リーグ戦再開後初であり2月のルヴァンカップ鹿島戦以来半年ぶりとなる聖地・瑞穂に参戦。この日も感染対策として入場時に消毒、検温等が実施されておりましたが、ファミリーの多くが豊スタで履修済だったことも手伝って特に混乱は見られませんでした。
プライムステージ進出がかかった試合とはいえ連戦の疲労を考慮してターンオーバーを採用するのかと思いきや、公式戦ここまで無敗という無双状態のチームを相手に指揮官は夢生とシミッチを除いて浦和戦と同じメンバーを先発起用。シャビエルをボランチで起用する攻撃的布陣が見事にはまり開始7分間で思惑どおり2ゴールが決まるも逆に前半のうちに2失点。強豪チーム相手に油断と隙を一瞬でも与えればこうなるという見本のような展開となりました。
同点となってからの名古屋は戦い方を見切られたかのように終始相手に主導権を握られて試合は進み、数的優位になってからも状況は変わりませんでしたが、この日ピッチに立った選手達は逆転という事態だけは回避すべく慎重かつ冷静に戦ってくれました。終盤に見せた後方でのボールキープには批判の声もあるのかもしれませんが、挑戦者の名古屋にはこれが精一杯ということでご勘弁願いたいもの。そんなことも含めて現状における名古屋の立ち位置を知ることができた一戦だったと思います。
ルヴァンカップ2年連続グループステージ突破の喜びも束の間で、間髪を入れずFC東京、湘南とのアウェー2連戦が控えています。ここまで連続出場中の選手達の疲労の蓄積や怪我が心配される一方で、代えの利かない選手・阿部の復帰が近いという朗報も聞かれる名古屋。引き続き監督、選手には理想とするサッカーをブレずに追求していただき、我々ファミリーはそんなチームを全力でサポートするのみでございます。