赤鯱にこんがらがって

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久米正一社長辞任・・・

2016年11月07日 | 名古屋グランパス

 降格が決まったシーズン最終戦後のセレモニーでの久米社長の挨拶の際、私は氏に対してブーイングをする気には到底なれませんでした。今回の件で最も糾弾されるべきなのは我々の前に出てこなかったクラブ幹部の面々であって、氏へのブーイング=彼らの思うつぼの行為であり、彼らの片棒を担ぐことと同じだと思えたからです。

 もちろん社長という立場である以上、久米氏に責任が全く無いとは申しません。小倉監督の招聘が決まった時、かなりの確率で失敗に終わると経験上分かっていながら、逆にそれにつけ込もうと一緒に神輿を担いでしまった罪は重いし残念です。ただ、少なくともクラブ幹部の中で久米氏がグランパスのことを最も真剣に考え、最も愛してくれた方だと信じているし、だからこそ自身の進退を懸けてでも小倉氏の監督就任を阻止してくれなかったのかとも思います。

 名古屋というクラブで部外者ながら責任ある地位に身を置いて仕事を進めるうえでの苦労は大変なものだったでしょう。'11年以降はさまざまな事情もあって思うような結果は出ないまま終わりましたが、その一方でクラブが今後の財産として得たものも少なくないはずです。氏には8年間、本当にありがとう、そしてお疲れ様でしたと心から申し上げておきたいと思います。

 尚、クラブ側は“久米色”を一掃するかのようにボスコ・ジュロブスキー監督の退任を決定、アドバイザー職での残留を要請された闘莉王も退団となっています。この流れでいくと久米氏が獲得に向けて尽力した永井や堅碁らの流出ももはや避けられないのかもしれません。前途多難の名古屋の今後の動向を引き続き見守りたいと思います・・・。


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