五輪決定狂騒劇の陰でひっそりと赤っ恥をかくことになった天皇杯2回戦から中5日、苦戦を覚悟しながらも勝利を信じていたグラサポに失望感と不安感を与えたままリーグ戦第25節清水戦に臨む名古屋です・・・。
明日の対戦相手の清水は現在13位も2試合で7得点と攻撃陣が好調で2連勝中。名古屋と同様リーグ戦残り10試合での上位入賞を果たすべく、バレーに代わるFWとしてKリーグ・水原からラドンチッチをレンタルで獲得、鹿島から本田拓、デュッセルドルフから大前を復帰させております。中断明け最初の試合となった豊スタでは名古屋に対しJ1残留への第一歩となる勝ち点3を与えてしまったこともありそのリベンジも含めてホームでの勝利は絶対使命でしょう。
一方、名古屋の最大の懸案事項はなんといっても醜態をさらした8日の試合の影響です。クラブに新たな負の歴史を刻んでしまったチームのムードは当然いいわけがなく、選手達の精神状態が心配されます。加えて明日はダニエルと石櫃が出場停止、またブラジルとの親善試合に招集されていたケネディのコンディションも気になるところです・・・そんななかでダメを押すように飛び込んできたのが闘莉王再離脱の一報・・・。幸いにも今回は軽傷で済んだようですが、月が変わったとたんに始まった負の連鎖には逆風の兆候を感じずにいられません。
とはいえ勝てばACL出場権も見えてくるし負ければ一気に2ケタ順位に逆戻りの可能性もあるという今の状況を考えればもはやそんなことは気にしていられないはず。なにより我々グラサポの傷ついた心を癒す唯一の手段は勝利しかありません。監督、そして選手達の意地と奮起に期待しています・・・。