心配された雪による交通機関への影響はほとんどなく、開始1時間前に無事スタジアムに到着。ピッチに積もった雪も早朝から地元の高校生達が行ったという除雪作業のおかげで予定通り開催されたFC岐阜とのプレシーズンマッチ。天気は回復したものの相変わらず強風が吹き荒れ、晴れているにもかかわらず時折雪もちらつく厳しい寒さだった。
直前まで行っていた宮崎でのキャンプでは多くの練習試合を消化、ホームゲームで気合十分のFC岐阜を相手に、名古屋は決定機を作りながらもPKでの1得点のみ。後半には風上の岐阜に押し込まれる時間帯もあり、相手のPK失敗にも助けられての勝利だった。この時期のこの結果を単に辛勝ととらえるのか、風やピッチコンディションを考慮して評価するべきかの判断はミスターに任せたい。
個人的には目指すサッカーの完成までにはまだ遠い道のりという印象は変わらないけれど随所にその片鱗だけは見せてくれているし、この時期の名古屋にしてはまずまずの出来だったのではないでしょうか。ただ、藤田が昨年末に指摘していた「相手を崩すというところの課題」は相変わらず引きずったままで、今シーズンもまた苦労するところなのかもしれない。