木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

第40回スノードロップ勉強会

2018年10月26日 | 患者会
24日水曜日 第40回スノードロップ勉強会が開かれ参加してきました

38回と39回は他との用事が重なったり
 娘からの助っ人コールに応えてたりで参加できなくって 
 
半年ぶりの参加です

今回は
 「上手に使おう! 『薬』と『薬○○』と題して 浜松医大薬剤部 志田 拓顕先生のお話

持ち物はお薬手帳


乳がんの治療に用いる薬

 ホルモン療法
 抗がん剤
 分子標的薬

などなどについて


緩和ケアとは?

緩和ケアというと
「がん治療ができなくなった方への医療」「がんの終末期に受けるもの」と
終末期のケアというイメージがありますが
 
緩和ケアは、がん治療の初期段階から、がん治療と一緒に受けるケア
「ガンの治療」と一緒に始めています

全人的苦痛
 身体的 精神的 社会的 スピリチュアリ…


がん治療中に経験する苦痛を伴う症状(吐き気、嘔吐、痛み、倦怠感など)が緩和され、がん治療に取り組む力がわいてきます

患者さんやご家族の不安や心配事など、心のつらさをやわらげるために緩和ケアのスタッフがお手伝いをします

がんと診断されたことによる社会的差別(就職・解雇問題など)への対応について一緒に考えます

緩和ケアはがんと共生することを可能とします


上手に使おう!

お薬手帳には「あなたの大切な情報」を記入する欄があります
 そこにいろいろ書きこんでおきましょう

例えば アレルギーについて
 お薬 食べ物 花粉症 その他

あなたと薬剤師さんを結ぶ大切な情報です
 薬名や食品名など詳しく書き入れておきましょう

お薬手帳は持ち歩きましょう

震災や災害の時 普段使用している薬が手に入らずに困った…

特例法によりお薬手帳を持っていれば薬の内容を把握でき「避難所」でも薬の処方を受けることができた

また外出時 怪我などで救急車で運ばれた…
 そんな時にもお薬手帳はあなたの情報になります


食後服用の薬
 食後でなくても服用しても差し支えない場合がある

食後でないから飲むのをやめる というのは控えましょう

食前 食間 寝る前のお薬は指示に従いましょう


お薬の飲み合わせに注意しましょう

お薬同士で相性が悪い場合

例えば一緒に飲むことによって
 抗生剤が腸から吸収されにくくなる
 薬の効果が強く出てしまう

薬の飲み方に注意
 咬まずに飲む
 薬によって成分が胃では溶けずに腸で溶けるように調節して在るものもある
 
それを防ぐためにもお薬手帳を持参して 薬剤師さんに見てもらいましょう

どんな薬にも副作用はある 薬の特徴を知りうまく付き合う

クスリは「リスク」 正しく怖がることが重要

薬剤師さんと上手に付き合いましょう

などのお話でした

後半は 主治医を囲んで交歓会

術後の悩みなどそれぞれ話し

抗がん剤投与 術後 約1年経過
 味覚障害はほぼ治ったけれど まだ手足にしびれ
 手をおろしたときに脇に違和感があり それは治りますか?
 体重が5㎏増えてしまって 3㎏くらいは戻したけれど…再発が心配


1年経っても手足が痺れているのは今後もまだ続く可能性がある
脇の違和感は手術時に触った神経との兼ね合いもあり 人により差があります
体重は確率では再発のリスクになっています
 でもそればかり考え落ち込んでいるのは良くなく
  …再発リスクが高くなるといっても1.4~1.数倍

術側の手を使う注意

使いながら様子をみて 気を付けながら
 慎重すぎず使ってみるのも必要 例えば 血圧を測るとか注射をするのも術側でも仕方ない

やってみて大丈夫ってことは大いにあります

術後に血種ができ吸収されて小さくなったかと思えば又しこりになって…
 最近ではもう付き合っていくしかないのかなと思っている

手術でその血腫を取り除いてもまたできる可能性は大 
 経過観察しながらでいくのが良いではないかと…

などなど


「薬○○」の○○とは手帳のことでした

災害時のことお聞きし
 
自分の飲んでいる薬剤「分かっているようで mgなどけっこう曖昧!」

お薬手帳 ついつい邪魔だと思って病院に行く時しか持ち歩かず
 …それも時にはうっかり忘れ(^-^;

これからは常備しなくっちゃいけませんね





 
 

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