木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

アクトシティ能・狂言~「六地蔵」「安達原」

2017年08月30日 | コンサート
27日
Kちゃんと二人連れ「アクトシティ 能・狂言」を観賞にお出かけ

「アクトシティ 能・狂言」はアクト大ホール 15時開演

その前に中ホールで13時から「田中惠子門下生による音楽会」が開催されるそう
「とっても楽しい音楽会よ 早めに出かけて聴いてみたら?」
とOさんからプログラムを頂きました

Kちゃんと「第1部だけなら観賞できそうね」と お昼前に出かけ 

普通のピアノ発表会と思っていましたが
 演出も凝っていて もちろん演奏もプロの方たち?と思うほど素晴らしく 

第2部 黒猫酒場のサティ 
 タイトルからして興味惹かれ…でも間に合わなくなったら大変!後ろ髪惹かれる思いで大ホールに向かいました


さて本題の「アクトシティ 能・狂言」


 
ずっと前から野村萬斎さんに惹かれ「舞台を拝見したい」
 と思いを募らせていました

たしかミュージカル「天使にラブソングを~」観賞した折
 パンフレットを目にして 是非是非観に行こうと

今回初めて知ったのですが「浜松城薪能」は平成3年に浜松市制80周年記念して開催され以降17回に渡り開催 

そして平成23年に浜松市制百周年を記念して装いを新たに
 野村萬斎さんに監修をお願いし 浜松オリジナル演出の「アクトシティ能・狂言」
に生まれ変わり 以降3年毎に開催されて今回の公演は第3回目とのことです



幕が開いたら ステージ上には「能舞台」が設えられていて…松の木が描かれている
 まず萬斎さんが出てこられ 狂言のイロハと「六地蔵」について簡単に解説され

続いて「能」の演目「安達原」観世喜正さんが解説


いよいよ始まり 初めに狂言「六地蔵」
 舞台は能舞台の設えを生かして上演

在所の人々とともに『地蔵堂』を建立した田舎の人が
 霊験あらたかな六体の地蔵を安置したいと都にやってくる

賑やかな通りで仏師を探し歩く…

聞きつけて声をかけた徒者(いたずらもの)のすっぱ(詐欺師)は
 言葉巧みに自分こそ一流の仏師であると…

本舞台と橋掛かりを上手く使った  

賑やかな都会を舞台にした喜劇 
 言い回しや動作に 時折笑いも起こり 
最後には爆笑の楽しい舞台になりました

20分の休憩ののち

「能」安達原(あだちがはら)

本来は「能舞台」で演じられるのですが
 演者の表現方法は本来の形のままに 

舞台は荒れ野のすすきが原にぽつんと一軒家が設えられ
 映像や照明など現代の演出技術が加えられた舞台

平兼盛の和歌に「みちのくの 安達原の黒塚に 鬼籠れりと いふはまことか」
 という一首がある

奥州 安達原 阿武隈川のほとりに修行の為 諸国行脚する山伏がやってくる
 日が暮れてしまい一軒の庵に宿を求めると「あまりに粗末な家ですから」と一度は断るものの
困り果てる山伏たちを見かね宿を貸すことに…


能は「謡い」といわれるセリフや歌はすべて古文 
  
「舞い」や「型」といわれる独特の所作や「囃子」といわれる音楽など
  それぞれ約束事によって演じられます

今回 その古文の分かりにくい部分は 舞台のそでに垂れ幕があり
 そこに字幕にて説明があり…ただ2階席の我々は少々見づらく オペラグラスで時々チェック

兼盛の歌や伝説に基づき作られたこの演目

鬼と化した女の積もった恨みと 不動明王の祈りで対峙する山伏達鬼の威力と祈りの法力の激しい攻防の末 ついに力を失った鬼女は夜風の音に紛れて姿を消してしまうのだった

能舞台ではない背景(荒れ野 すすきが原)で演じられたので
 とても分かりやすく 鬼女の心情にも触れる思いがしました

素人が観てもわかりやすい舞台に感動
 
こんな風に「古典は難しい」から「古典でもわかりやすい」
 と 身近に感じさせてくれる工夫が嬉しい舞台でした







tunちゃんの誕生祝に手作りワンピース

2017年08月10日 | お気に入り
孫のtunちゃんの2歳の誕生日が近づいたある日
 
「そうだ ワンピースを作ってやろう…」

思い立ち手持ちの布を出してあれにしようかこれにしようか…

大きい布では勿体ない
 
honちゃんが小さいころ作った水色のワンピースの残り布
 叔母からもらって袋でも作ろうかな? と思ってたカラフルな動物柄の布
合わせたらちょうどいい(^^♪

布が決まったら型紙
 娘やhonちゃんに使った本を参考に 

本を見てたらあれもこれもと思いだけは膨らみ
よし もう一枚作ろう

誕生日に間に合わせるつもりだったけれど…
 
連日の暑さにめげ 遅々と針は進みません



7月お盆はじめいろいろ用事も重なり
 そのうえ 久しぶりに使うミシンの針調子は具合悪く 悪戦苦闘
益々暑さが増し 汗々

娘に
「tunちゃんの誕生祝にワンピース作ってるけれど 出来上がりちょっと遅れるからね」
とメール

遅れると連絡してからもいろいろとアクシデントあり

早く作らなきゃ小さくって着られなくなっちゃったら大変! アセアセ

8月に入って1ヶ月遅れでようやっと出来上がり

パイピングの出来がいまいち 気になるけれど…
 でもミシンの具合が悪くって…を口実に 許してね



水色のレースを使ったのがお気に入りだそう
 ライオン ゾウ カンガルーにキリン クジラ ウサギやカバ 
動物いっぱい一緒にいられるもんね

「来年も着られそうよ」の言葉にホッ!

久しぶりの洋裁に肩はコリコリ
 
着た姿を想像しながらあれこれ工夫 
 ちょっと大変 とっても楽しい時間でした