木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

第42回スノードロップ勉強会

2019年04月26日 | 患者会
24日水曜日 患者会スノードロップ勉強会に参加してきました

今回は

浜松医科大学医学部附属病院 精神科 臨床心理士 望月洋介先生をお迎えして

テーマ
 充実した生活のために~ワークや話し合いを通じた学び~

開かれました

はじめに
 自己紹介 今の自分の状態ともに『おもしろい話』をひとこと添えて と お題が出て

え~っ おもしろい話って…そんな突然言われたって…皆 思案顔

最初に講師の先生が 自己紹介
 そしておもしろ話 新幹線乗り過ごしてしまい…おまけに戻る便は既に無く…
仕方なくホテルを余分にとることになってしまったエピソードを添えて

そこから順に
 
術後〇年 自分の気持ち…病気になって 対して 関わって
 病気になって変った事…思い 生活 生き方 などなど

いつも頭には「がんになった事」が在って…そうそう
 頭にあることを追い出したいけれど いつも在って…うんうん
その想いに疲れてしまい…
 なにかやっても楽しさ半分で…そうだよね


それぞれが病気を体験したことで 何か意識など変った事は?

今まで先延ばしにしていたことを「今やろう」「今楽しもう」という姿勢になり
 中には術後「エベレストに登ってきた」という方もいて 
 
凄~い(@_@)
   
主治医も含め 出席者それぞれが一通り順繰りに 自己紹介&おもしろ話



伊丹任朗著の「生きがい療法でガンに克つ」の本をもとに学習会を進め

その中に書かれている
「森田療法」を引用 

『死の恐怖とか心配があっても それはそのままにしておいて
  今日一日の生きる目標 主婦としての役割 闘病の為に実行すべきこと
 あるいは人間として実行すべきこと 一生懸命打ち込みましょう』

大きな出来事や大きな病に出合うとそれにとらわれて身動きができなく 不安や死の恐怖に…

それでも

死の恐怖や病気に対する恐怖は 消えることはないから…それは克服できないこと
 
それにとらわれるのはやめて…でもとらわれたままでも構わないから
 とりあえず やりたいこと やらねばならないことに手を付けてみましょう

また
『身の周りで人のためになることを探して 小さなことでもたくさん実行しましょう』と


このテーマに沿って先生から一方的に受講するという型ではなく
 全体を円陣にして その並びのまま3人ずつグループを作り

先生からのお題が出て
「今日この後 誰かに対して何か良いことやってみたいことは?」

3人ずつのグループで5分ほど話し合って 発表

ユーモアトレーニングのすすめ
 人のためになることをする

人のためになる行動というのはいろいろなマイナス感情をプラス感情にするひとつの方法であるといわれます

たとえば電車で席を譲ってあげる
 
それだけでも気持ちが明るくなるものです 
 そういう小さなことを毎日 実践していく 
そうすると心が非常に前向きに明るくなる

大きな事をしようとするとなかなかチャンスに恵まれない
 だから小さいことをするんです
お金も労力も時間もかからない わずかなことをすれば良いのです 

今回は先生からのお話一辺倒でなく 
 円陣を組んで 途中に皆での話し合いを織り交ぜて会を進めた結果

会が終了した後も 経験者の話も聞きやすく 別れがたく
 
「何年経っても不安は在るものよ」
  「帽子はこんな素材のが良いじゃない?」などなど…

廊下の隅に寄りあって立ち話

その後も 駐車場までいろいろ話しが弾み
 また会いましょう と声かけあって


 


患者会のお仲間と「華咲の湯」へ

2019年04月19日 | 患者会
スノードロップ患者会で「皆で温泉に行こう」が計画され
 地元にある『華咲の湯』へ行ってました




乳がん罹患者にとって「術後 温泉はじめの1歩」は 勇気が要るもの
 そんな訳で 久しぶりに計画…この前は2013年秋だったから 5年半ぶり?もうそんなに経つのね(@_@)
 
参加者は5人 希望者は6人でしたが仕事が急に入ってしまって… 
 
10時集合

受付に靴箱の鍵を預け
 バスタオル フェイスタオル 館内着の帯が入ったバックと鍵を受け取り

受付の隣のスペースに館内着(浴衣)が
 白地にピンク柄 白地にグリーン柄 白地に薄紫柄 

いろいろ並んだ中から 皆ピンクをチョイス

受け取った鍵の番号のロッカーを探し 館内着に着替え
 
この鍵にはバーコードが付いていてこれで買い物をしたり 食事をしたり
 帰るときに一括清算できます

なのでお金やカードを持ち歩かなくって良いんです
 その代わり絶対に紛失しないようにブレスレットのように腕に装着

先ず「石景の湯」へ

朝から温泉 極楽 極楽

ひと浴びした後は「ねころび処」へ



リクライニングのシートにテレビが1台ずつ付いていて
 テレビの音は頭の後ろから流れて 音楽に包まれ心地良く

ひと休みして 昼食

館内のお食事処へ
 それぞれ好みの物をチョイス



私はお蕎麦に惹かれたけれど 蒸し野菜が勝ってレディース定食 

食べながらおしゃべりも弾み
 病気の事 日頃の事 取りとめもなくいろいろ

同じ病気を経験した者同士 
 ウン そうね そうそう と話題は次から次へ
時間が経つのも忘れて 話の花が咲き

「ねころび処」でしばし休憩 
  身体がほぐれ お腹を満たしたところで ウトウト微睡んでしまいました

休んだ後は「ダイダラボッチの湯」へ

先ず 「高濃度炭酸泉」へ
 
身体の血行を良くし 代謝を上げて血管中の老廃物を取り除き
 免疫細胞の活性化を手助けしてくれるんですって

シュワシュワ ソーダ水(違った『湯』だ)に浸かっているみたい

疲労回復 基礎代謝アップ 筋肉痛 関節痛 美容効果もあるそう(*^^)v

寝湯でジェット湯も楽しみ

おしゃべりい~っぱいして 美味しいもの食べて 温泉三昧
 の~んびり過ごし なんて贅沢な

ありがと良かった~ また来ようね 

 
 

 

シネマ歌舞伎『桜の森の満開の下』&読書『国宝』

2019年04月13日 | 読書
シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」を観賞してきました



野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした舞台『贋作・桜の森の満開の下』

1989年に"劇団 夢の遊眠社"により初演された作品

野田秀樹と中村勘三郎がいつか『桜の森の満開の下』も歌舞伎にしようと話し
 上演することを約束していた作品なのだそうです

歌舞伎として新たに生まれ変わり 
 平成29年8月の歌舞伎座公演がシネマ歌舞伎として上映されました

さぞ文学的で小難しい演出なのかと思っていましたが ダジャレや小ボケが満載
 でもそこは 伝統ある歌舞伎 演じる役者さんの巧みさ 品はなくすことなく楽しめました

シネマ歌舞伎の醍醐味 表情がアップで観られ 臨場感迫ります

耳男演じる勘九郎さんの科白回し 
 純粋ながら狂気に満ちた夜長姫を演じる七之助さんは美しくも怪しく 

芸域の広がりに感心しきり

ラストシーン 舞台上の満開の桜 音楽も美しく素晴らしく 感動でした 
 

そして今 読んでいる本 吉田修一著『国宝』下 花道編



新聞?TV?本?
 何処でしょ? お奨めの本の紹介を見て 図書館に予約

3月初め上巻の順番が回って来ました

任侠の一門に生まれながら 歌舞伎の世界に飛びこみ
 稀代の女形になった男の数奇な人生を追った大河小説

上巻を一気読みして 下巻の順番が回って来るのを楽しみにしてました

上巻に引き続き圧巻のストーリー

任俠の一門に生まれながらこの世ならざる美貌を持った喜久雄
 上方歌舞伎の名門の嫡男として生まれ育った俊介

同じ歌舞伎の道を歩み始めた喜久雄と俊介は 互いの芸を極め再び同じ舞台に立つ
 反目しあうライバルでありながら お互いを認め合い 親友として芸の道に精進し合う

ストーリーは血族との深い絆と軋み スキャンダルと栄光
 信頼と裏切り 数多の喜びと困難苦しみ などを織りなし進められていきます
 

本の中でいろいろな演目の様子が描かれているのです

「二人道成寺」「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」「源氏物語」
 「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」「阿古屋」

などなど舞台の様子が…

指で数えられるほどしか歌舞伎の舞台は観てないのですが
 その少ない観劇体験の演目が描かれていて

場面 場面が 目に浮かび
 本が立体的に感じられ とっても得した気分
特に「阿古屋」のシーンは圧巻
 
もう一度「阿古屋」を観たくなりました

読み進めながら ともに喜び ともに苦しみ
 ウルっときたり 本に入り込んで読み進めています
 
凄い本に出会えました






 
  

春爛漫の浜松フラワーパークへ行ってきました

2019年04月10日 | 花めぐり
先週 万葉の森公園へ行った折
 「土日は混むから フラワーパークには月曜日に行こう」と約束

もちろん事前に天気予報もチェック マークを確認 ワクワク

ところが 夜半から降り出した雨は朝になってもシトシト
 西方面をみてもどんより
 
データ放送で気象情報を見たら 9時過ぎまでマーク

Kちゃんにメール「どうしよう… 出発時間ちょっと遅らせようか?」
 返信は「初めの時間通りで良いよ」って

予定通り 9時に出発
 出掛ける頃には明るくなり始め フラワーパークに着く頃には青空に

去年は何年かぶりに夜桜を楽しみ
 昼間 訪れるのは 超久しぶり

入場する前に年間パスポートを作って貰うため受付に
 免許証の写真の様なものを用意して持参提出すれば 帰るまでに作成してくれます


入って右方向に進み



桜のトンネルの下をトレインがゆっくり運行



桜の花びらが積もって 道はピンク色 綺麗







池の周りに 歩を進め





ネモフィラとチューリップの色合いがステキ!



青空に桜が映えて 美しい~



あちこちに配された色とりどりのチューリップ
 全部で50万球ほど植えられているのだそうです



八重桜も もう咲きだして 華やか









午後は温室方面へ



パステルカラーの植栽が春らしく ステキ!

温室の中へ



色とりどりのあじさい
 
水色の花が珍しい フィリピン原産の「ヒスイカズラ」

地中海東部の限られた地域にのみ自生する 希少なアヤメ 「ブラックアイリス」
 ヨルダンの国花になっているそうです

ブーゲンビリア 睡蓮 ラン パキラ 色々な多肉植物 などなど

なかなか見応えがあり(^^♪


もうすぐ八重桜が満開でしょう
 今月末には藤の花 その後は 菖蒲 

見ごろを時々チェックしなくっちゃ…
 それぞれの季節の訪れが楽しみです





 


浜松城&万葉の森公園の桜

2019年04月07日 | おでかけ
『お花見も もうすぐ楽しめそう

と言った翌日からぐんと冷え込み 寒い日が続き
 桜もつぼみが膨らみかけたまま じっと我慢の日々

4月に入って「週末には温かくなる」の報に
 
4日 もう咲いたかな? と 駐車場が混まないうちに出かけました



駐車場の辺りはちょうど見ごろ



お城はまだ5分咲きには満たないかな?



青空に桜とお城は映えて(^^♪

浜松城公園内を散策



池のほとりのしだれ桜 



広場には こんなにいっぱい咲いている所も…

1時間ほどゆっくり散策
 乾いた喉にス〇バで冷たい飲み物「ムース フォーム キャラメル マキアート」をお持ち帰り

 

風は強くってちょっと肌寒かったけれど 春景色に気分はほんわかでした

次の日 Kちゃん誘ってフラワーパークに 行こうかな?
 って思ったけれど まだ5分咲き位かな?と…

Kちゃんに

以心伝心? 私を誘って桜観に行こうかな?って思ってたとこなんだって

で、新聞に載っていた『オオシマサクラ』を観に行こうと 万葉の森公園に



ここはわが国最古の歌集『万葉集』に登場する草花に親しむことができる公園で
 四季折々の万葉植物をはじめ 奈良時代の庭園を模した曲水庭園 万葉歌碑 資料館などがあります

新元号『令和』の出展が万葉集からということで
 木々の案内に書かれた「歌」にも興味惹かれます



翁草 浦島草 億両…千両や万両は知ってたけれど億両も在るのね(@_@)
 後で調べたらやはり赤い実がなるのだそうです



色々な山桜



大島桜 桜餅の葉はこの桜の葉なんです
 なんだか香って来そう(^-^;…そんなことないですよ

お隣の不動寺へそのまま行かれます

ここはもう満開





昭和4年植えられた木だそう いろいろな場面を見てきたのでしょうね

桜の季節は一瞬で過ぎ去ってしまうから
 そわそわ 落ち着いていられません

次は何処へ行こうかな?