木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

第36回スノードロップ勉強会

2017年10月30日 | 患者会
25日 第36回スノードロップ勉強会が開かれ参加してきました

今回は「タオル帽子をつくろう」



7月に志田・榛原地区乳がん患者会「あんだんて」で開催された
 「地肌に優しい手縫いのタオル帽子を作りましょう」に参加させていただき
   一緒に作らせていただいたあのタオル帽子

このタオル帽子は 元は福岡県の末次由美さんから教えていただいたもの

末次さんは乳がん体験者
 自身も乳がんを患い、治療の副作用で髪が抜けて落ち込んだ時タオル帽子に「温められた」経験があり

…それは15年来の友人が岩手県の市民団体などが作っている物を参考に手作りした
 縦30センチ、横62センチのタオルを筒状に縫ってニット帽のように仕上げられたもの

かぶってみると「ふわっとして温かい」
 「私を思ってくれる気持ちの温かさ」も伝わってきて

やがて「私に何かできることはないかな」との力が湧き
友人に相談すると同じようにつらい思いをしている患者さんはたくさんいるはずと背中を押され

タオルで手作りした帽子で身も そして心も温められれば…と

手術から2か月後 がん患者さんに手縫いタオル帽子を贈る
 ボランティア団体「あいう笑がお」を設立し 活動を続けています


「あなたの笑顔を見たいから」
  笑顔と笑顔を見合わせて作るこのタオル帽子

それぞれが持参したフェイスタオルを広げて 中表(裏が外側)に折り
 サイズを測って裁断

柄や刺繍を帽子に生かして良いし
 折るとき柄のところをずらして裁断後余った布をポーチなどにしても素敵よ

まず 縫い代を1㎝とり輪になる様に縫い始め チクチク
 返し縫をしながら縫うと 丈夫で良いですよ チクチク

主治医のO先生も奥さんから出して貰ったタオルを持参
 一緒にチクチク

皆が縫うのを見ているのかしら? と思っていたから

ここは どうする?
 これで良い?

縫うのに慣れてきて
 話題も治療のことや抗がん剤治療中のことも出てきて

「髪の毛が無いって けっこう寒いのよね」
私も梅雨の時期寝るとき寒くって 薄手のニット帽に重ねてタオル帽子被ってたもの

「それで 頭汚れるのよね」
 「そうそう 帽子が匂って…

「ウィッグで楽しんじゃえ っていつもではできない色にしたのよ」
そうね病人に見えるのは嫌だったものね

「失敗したのは まつげが抜けて つけまつげしたら 皮膚が…」
「知り合いがつけまつげしたら はがすとき残ってたまつげが抜けてしまって…」

「爪が段々になってね そこから割れたりしてね」

「ニット帽は太めの糸で編んだの方が良いのよ
 髪の毛が無いから薄手の物は素頭(髪の毛無い)が分かっちゃってね」

なんてワイワイ言いながら出来上がったタオル帽子 私の周りの方達のをパチリ



作った帽子は自分用にお持ち帰り

それぞれが次回の患者会までに作って持ち寄り
 化学療法中のがん患者さんにプレゼントしましょ ってことになりました






 
  

ワンコインコンサート 鈴木大介ギター

2017年10月21日 | コンサート
19日 
 木曜日 ワンコインコンサートがアクトシティ中ホールで開かれ観賞してきました



鈴木大介さんは以前「題名のない音楽会」に出演しプログラムを手にした時から気になっていました

この日朝から雨模様
 ちょっと躊躇い でも聴きたいの想いはつのり 思い切っておでかけ

雨だから人出は少ないかな?

イエイエ沢山の人がもう並んでいて

そうワンコインで一流ギタリストの演奏を聞かれる機会はめったにないもの

プログラムは

S.バッハ:前奏曲とロンド風ガヴォットBWV1006

  リュートの音色を愛していたバッハがいくつかの作品をこの楽器のために作曲
   そのなかでもヴァイオリンから編曲された2つの楽章です

グラナドス:スペイン舞曲 第5番「アンダルーサ」

タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出

  19世紀末 廃墟のようであった宮殿を訪れたタレガが
   いにしえの日に統治していたイスラム アラビアの人々を偲んで
  友人の為に書いた曲だそうです

 私はギター演奏といえばこの曲が一番に浮かんできます  

バリオス:大聖堂

 バリオスはパラグアイ生んだ天才ギタリストで類い稀な作曲家だとか
 この「大聖堂」はバリオスの代表作で教会のミサの荘厳な雰囲気
  その敬虔さに心うたれた人々のどよめきを描いたと言われています

ヴィラ=ロボス:ガヴォット・ショーロ

ヴィラ=ロボス:ショーロス №1

ジョビン:イパネマの娘

ピアソラ:リベルタンゴ


アンコール曲 2曲

ピンギーシャ1×0

群衆

巧みに動く指先から奏でられ紡ぎだされる音は素晴らしく
 とっても贅沢な時間 酔いしれました
 






第23回市民公開講座

2017年10月16日 | 乳がん

10月15日 日曜日 第23回乳がん市民公開講座が
 アクトシティ浜松 コングレスセンター3階にて開催され
AさんIさんと会場受付で待ち合わせ 参加してきました

主催はNPO法人 がん情報局



「芸能人の闘病報道を考える」

第1部 基調講演

「正しい情報は安心の灯」 

浜松オンコロジーセンター腫瘍内科 渡辺亨先生

化学療法の必要な患者さんには術前に行われることが標準治療になっているとか…

針生検がルーチィーンとして行われるそう

そうね 私が受ける頃には術後化学療法で
 効果の程が分からなかったもの…

術前化学療法は何のためにするか?
 術前に受けることにより効果が分かり 辛い副作用も乗り越えられ 治療意欲を維持できる


しこり 痛み 違和感が無くても普段から定期的に検診を受けることが大事

第2部 パネルディスカッション

「あなたの疑問に答ええます」


抗がん剤 抗HER2治療を受けています
 アミノ酸 酵素 青汁 水素水 などサプリメントを勧められています

サプリメントががんに効くということはない

乳がんの治療と考え方
 乳がんサブタイプ分類

標準治療とは 並みの治療ではなく効果が認められている治療で現時点で最良の治療
 …数年後にはもっと良い治療が開発されるであろうが
「標準」とは「特上 上 並」の並ではなく「特上」
 
再発リスク
 
乳がんになった人の検査は?

ホルモン療法とは

放射線肺臓炎

ステージⅣ乳がんの治療

乳房再建

などなどの質問 それぞれにパネルで示し 分かり易く説明


詳しくはこちらに


講演の中で印象に残った言葉

やるべき時にやるべき治療を受けたのちの再発させないための秘策を教えてください の問いに

ラインホルドニーバーの言葉の引用

「神よ 変えることができないものを受け入れる冷静さと
  変えなければならないことを変える勇気と
   それらを区別する知恵を我らにあたえたまえ」

ウ~ンなんと 深い
 頭の引き出しに入れて いつでも取り出せるようにして置きましょ