木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

久々に

2011年11月23日 | 骨折

怪我してから初めて運転してみました
 骨折したのが10月4日だから 50日目?

図書館から「予約の書籍の準備ができました」のメールがあったのは17日の深夜
取り置き期間は休館日を除いて8日間だからもう行かなくっちゃ次の順番の方に回されちゃいます

少し前に添え木も外れ 「手首 前後だけでなく左右に少しずつひねる練習もして」
とS医師から指示されて
「運転しても良いですか?」
「良いよ でも加減して無理ないように…」
と許可も下りました

久しぶりの運転に おっかなびっくり!

右折 ウッ!
 左手首に負担が掛かり痛みが走ります
次に右折する時は右手をグンと左に回し左手は添えてまわす感じ
そうそう これでよし(^^)

手首って意外なほど前後左右だけでなく角度も自在に両手が連携していろいろこなしているんですね

洗い物してる時も角度により ウッ!
洗髪 ドライヤーかけるとき 顔を洗うとき 
 バッグのファスナー開ける ボタンを掛けるとき
数え上げたらきりはないけれど 
 改めて普通にしている事 できている事がなんてすごい事 素晴らしい事 有難い事
実感しています

それと 改めて思ったことがもうひとつ
 …怪我した時から思っていたけれど益々
“左手でよかった~”

包丁 トントントンと使いながら 右手じゃなくって…と しみじみ
 車のエンジンキーを回す時 しみじみ…捻る動作がとにかく辛いんです

怪我したのが右手だったらどれだけストレスは大きかったでしょ




手前に捻ったり向こう側に捻ったり
 前後に曲げて…右手と比べると… まだまだこれが精一杯です


朝起きた時 指がしっかり曲がらない
使うと浮腫んだ感じがしてくること
 …これは使う訓練すると浮腫むけれど心配ないとか 
医師から
「浮腫むけれど 心配ないから少しずつ訓練して」とのお言葉あり
雨が降る前から なんとも気持ち悪い重み ピリピリ痛み

それでも
後ろファスナー開きのカットソーはまだだけど
 ボタン開きのパンツも着られる様になりました  
日々少しずつ出来ることも増えつつあることがささやかに嬉しい(*^_^*)

腕の見た目も人形の様な生気の無い姿から
 だいぶ人間の腕に見えるようになりました
手首のくびれ 皺も出てきたし…

ぼちぼち頑張ります

庭の花 
ガーベラがひとつの苗から3本も咲きました
 オキザリスこぼれ咲き「桃の輝き」3年目?4年目?今年も咲きました(^^♪
  アロエの花 今年は10本咲きそうです



 


3ヶ月ぶりの乳腺外科

2011年11月16日 | 乳がん
昨日は3ヶ月ぶりに乳腺外科へ
 今回は薬の処方して貰うだけだから10時半少し前送ってもらって病院到着

機械受付を済ませ 乳腺外科受付へ
最近は整形外科に頻繁に来院しているので今日は? どっちだっけ? 間違えそう^_^;

5番の辺りに座って おもむろ借りた漫画「ちはやぶる」12巻目を開き…
 外で漫画読むのは少々大人気ないかな?って思ったけれど…
ハード表紙は重たいし 具合悪いところが在る時はサスペンスや難しいものには気持ちがいかず…
気負わずに読めて丁度良い(^^)
 3ヶ月ごと通っているけれど 案外知り合いには会わないし…

この本 題名からも想像できるでしょうが「小倉百人一首」
 主人公“千早”達 高校生がかるたにかける一途な情熱が描かれていてます
まるで激しいスポーツをするような… 知力 洞察力 なかなか奥が深くって面白いんです


本を読み出してしばらくして
お隣さんの向こうにお知り合いの人らしき人が座り
「元気だった?」から始まり

聞くとは無しに会話が耳に入って来ました
「寒くなったからか 痛くなることがあって… 悪いとこあるのか心配に…」
「しばらく咳が続いたからこの前 先生に『CT検査してほしい』って言ったら『それだけではCT撮れないよ』って言われちゃった」

そのうちに患者会の話題に変わり
「行った事ある? 私はまだ…」
お隣さんは
「前に行った事ある いろいろな先生がお話してくれるよ…」
たしかにお顔は拝見した事があります
「今度はぁ たしか1月の第3水曜日…」

アレアレッ?違いますよっ…私の心の声

間違えてきても大変!
「1月の第4水曜日 1月25日ですよ」
横から声を掛けちゃいました

そこから会話が始まって…
「寒さやお天気 疲れからも重くなったり痛くなりますよね」
とか
「今度の患者会は〇〇(予定なので内容はまだm(__)m)を予定しているみたいですよ…」
「それなら行ってみたい…」「是非…」とか
しばし会話が弾んだのでした

術後4年くらいの方達(私とほぼ一緒ですね)

何年経っても誰でもそうなのね
 些細な事でも 繋げて考えちゃうんですよね

7番診察室に呼ばれたのは11時15分過ぎ
K先生
「変わり無いですか?」っていわれるとおもったら…
 「この前 骨密度量ったのは?」ってカルテをパラパラとめくり

骨折の事も在るから
 2月の検査に骨密度検査が加えられました

お薬の処方をしながら
「今度はスノーブーツ履いて…」ですって
「いやいや もうトラウマで 雪道は懲り懲りです 勘弁してください」って言ったら
重ねて 笑いながら「そんなこと言わずにスノーブーツ履いて出かけてよ」って^_^;

今回から「抗悪性腫瘍剤 投与説明書」が発行され 事務費が200円加算
お支払い ¥620- でした



乳がんフレンズとランチ&お泊まり

2011年11月08日 | おでかけ
9月も終わる頃 乳がんフレンドのFさんから
「今日 初出勤の日でした…  」とメールが届きました
就職難の昨今いろいろご苦労されている様子だったので\(^o^)/
 良かったネ~ 

その文中に
「Jさんからメール貰ったよ 元気だってなので
  一緒にまたランチしようネって約束しました…」重ねて嬉しい便り

Jさんは30年以上前に乳がんの手術を受けられその後7年して再発
もう20数年再発治療でいろいろご苦労があり
昨年会った時には飲むタイプの抗がん剤を飲まれていて 脱毛は無いものの味覚異常に悩まされていて

今年に入って…春頃から…体調がすぐれない様で
 患者会でもお顔を拝見できずに案じていたところです

“元気”の報に早速「ランチしよう!」
思い立ったら吉日
Jさんお勧めのフランス料理「ボンヌフ」
ネットで調べて 日曜日だからと予約を入れたのは私
その日を楽しみにしていました

ところがその後まもなく旅行中に怪我してしまった私…

「私 左手首を怪我して運転できなくって…すごく残念だけれど…ひとり減らして貰おうと思ってます
…久しぶりだからJさんの元気な顔にお目に掛かりたいんですけれど…」とIさんにメール
「いいよ~迎えに行きますね」の思いがけない返信に

早速「ボンヌフ」さんへ℡
「腕を骨折してしまったのでお料理切り分けていただけますか?」
「良いですよ」
快い お返事を頂き 

ということで乳がんフレンズ4人でフランス料理店「ボンヌフ」でのランチが実現しました
私は石膏はめて左手 肘を突いてのお食事 お行儀悪くってごめんなさいネ



私とJさんの二人分 主菜もパンも切り分けてくださりm(__)m

久しぶりの再会に病気の事 治療の事 
 …Jさんは抗がん剤の点滴を入れるためのポート手術を受けこの頃はその治療を受けていて
今度の治療は吐き気 味覚異常 脱毛も無く美味しく食べられるとの事

美味しく食べられるって嬉しいよね

いろいろな話に花が咲いたのでした

そして話の中でJさんが
「リゾートホテルの宿泊券 11月24日まで有効のがあるけれど行かない?」
って誘ってくださり(*^_^*)

1ヵ月後の11月5日 
 浜名湖畔にある 会員制リゾートホテルに4人でお泊りに行ってきました



夕飯は中国料理「翆陽」で



ふかひれスープは温かく美味しそうなことにうっかり写真を撮り忘れ
 2~3口手をつけてから 「あっ!」^_^;
なので…少々 いや だいぶ少ないのです
飲茶も絶品! どれもと~っても美味しく 大満足

ショップを覗いてちょっとお買い物したり
 スパでジャグジーや露天風呂を楽しみ
お部屋でのおしゃべりは 病気の事 保険 年金 映画 本 果ては政治のこと
 秋の夜長 いつまでも時の経つのも忘れて続いたのでした


そして翌朝 朝食は日本料理「海幸」で



先ず 地元野菜の盛ったもの 黒酢ドリンク 鷲沢風穴の湧水
 そして豆腐 濃~いお味 う~ん美味しい! 
自然薯とろろ 焼き鮭 だし巻卵などなど
 グリーンが広がる景色を横目に眺め 美味しく頂きました
  
この日 出かける用事のある私はお仕事に出かける為8時頃出られるというFさんと共に
 ホテルを後にして Fさんのお宅の辺りのコープまで送って頂きました

暫しのリッチな体験 

迎えに来ていただいたIさん 送っていただいたFさん
そしてJさんありがとう  
 おかげで上げ膳 据え膳 楽しい時を過ごす仲間入りができました





お弁当作り&思いがけないプレゼント(^^♪

2011年11月04日 | 日々つれづれ
先月半ばから主人がK市にある出張所に移動になりました

2~3日経った頃なにげに
「そう言えば お昼はどうしてるの?給食あるの?」
と 聞いたら
「給食無いよ 近くのコンビニで買って来る」と…

私の手の事があるので仕方なしコンビニのお世話になっていた様です
「手が治ったら お弁当作ってやるね…」
と その場は言ったのですが…

翌朝 ふと…
別に特別なもの作らなくっても 前日の夕食の残りとかちょこちょこと何か作れば
 何とかなりそうじゃない…

手始めに冷蔵庫 覗いて
 卵焼き(片手だから炒り卵にネギ入れたり シメジ入れたり ちりめん入れて ちゃちゃっとやるだけ)
 昨日のフライの残り
 煮物の残り
お弁当箱に詰めたら
 アラッ なかなか良いじゃない(*^^)v

っていう訳で 7年ぶりくらい?かな お弁当作りが始まって10日ほど経ちました

片手不自由だからこの程度が精一杯だけど
昨日と今日のお弁当です



昨日のは 炒り卵 卯の花の煮物 鳥のつくね きゅうり シュウマイ(これは冷凍をチン)
今日のは たち魚煮 ブロッコリーとウインナの炒め物 大根人参しいたけの煮物 デザートに柿 

なんだか 真面目な主婦になった気分^_^;
 残りを自分のお昼に食べられるから 一挙両得だし


そして昨日 お昼過ぎ
 Rグレイさん 宅配便ですよ~
クロネコさんの声
私は2階に居たけれど
 ちょうど弟が下に居て受け取ってくれ…

暫くして降りてきたら
 パソコンの上になにやら見慣れない箱が…
差出人を見て ビックリ!
アラッ ケセラセラさんからじゃないですか
ワクワクして開けてみたら

仙台で開かれたピンクリボンフェスティバルのお手伝いに参加してきたそうで
 ピンクリボングッズ ピンクリボン熊さんのトートバック ピンクリボンタオル シールなどなど
会津のお土産の「ごま味噌せんべいのお土産が入っていました

添えられた手紙には「…会津のおみやげです。放射線量はまったく問題ないのでご安心ください(原発からは100キロ、線量は平常値)」と書かれていて…

ケセラセラさんたち福島に住む人たちのご苦労が垣間見えた気がしてなんとも切ない思いになりました
早く 原発問題が収束して安心して過ごせる 線量を気にしないで過ごせる日が来る事を祈るばかりです



おせんべいは神様にお供えして

今日 コーヒーを淹れてま~ったり
ごまと味噌の風味が香ばしくって 美味しい~
一気に3枚食べちゃいました^_^;

ケセラセラさん ありがとう
 思いがけないプレゼントに気持ちが弾み 嬉しい出来事でした

第12回乳がん患者会スノードロップ学習会

2011年11月03日 | 患者会
手術跡の抜糸をした10月26日の午後 第12回スノードロップ学習会が開かれ参加してきました

運転が禁止中なので参加できないかも…と思ってましたが
 運よく整形外科の診察日と重なり(^^♪
Ⅰさんから「帰り 大丈夫よ」のメールを頂き 
整形外科の診察時間も遅めの11時に予約入れてくださり 参加できることとなりました

今回は
 センチネルリンパ節生検
 乳がんの全身療法
 新しい治療薬
 光マンモグラフィ
について乳腺外科O先生(主治医)がお話しくださいました

腋窩リンパ節郭清の歴史
 
乳がん局所病説(1970年代)
 バリアとして機能する為徹底した領域郭清が治癒率向上の鍵

乳がん全身病説(1980年代)
 浸潤するや否や局所リンパ節遠隔臓器に同時期に転移
  
 転移巣は微小転移として病状の早期より存在する為早期からの全身治療が治癒率向上の鍵

腋窩リンパ節郭清の意義
 1 リンパ節転移状況(予後因子)の確認 → 術後治療法の決定
 2 局所制御(リンパ節再発抑制)

腋窩リンパ節郭清の合併症
 リンパ液の貯留
 リンパ浮腫
 患肢の運動障害
 腋窩/上腕の神経障害

センチネル(見張り)リンパ節生検
 “がん細胞がリンパ流にのって最初に到達するリンパ節”を術前の色水の皮内注射 シンチ撮影によって同定し
 術中に同定されたセンチネルリンパ節を摘出しそのリンパ節を2mm間隔での多数切片による術中迅速診断する
 がん細胞がそこまで到達してなければそれから先のリンパ節は郭清しない

術中どのように同定するのか動画で示してくれました

乳がんの全身療法
 リスクからみた治療方針
   リンパ節転移
   病理学的腫瘍径
   組織学的悪性度
   脈管浸潤
   HER2
   年齢
 ガンの特徴に合わせた治療方針
  ホルモン感受性の評価

両者を考慮して治療法を選択

そのほか再発リスク分類
 抗がん剤の種類
 乳がんの標準的レジメン

 新しい治療薬
  抗がん剤
   エリブリン
   アブラキサン
  血管新生阻害剤
   アバスチン
  ホルモン剤
   フェソロデックス

などについてお忙しいのに資料も作ってくださり お話し下さいました


残った時間は主治医を囲んで質問や歓談

今回初めて参加したひとが7名ほど(20名あまりの参加者中)
 
中に盲導犬と共に参加された方がいらっしゃいました
 目が見えないから いろいろな雑音(いらない情報のこと)が選別しがたいと…

そうですよね
 そうでなくっても不安でいっぱいですもんね

世の中にはいろいろな情報が溢れてて 勉強してから病気になる訳じゃないからホントに悩みますよね

この前本屋さんで見つけた本
 「抗がん剤は効かない むしろ命を縮める」の様な記述
これを自分が抗がん剤やる前に目にしたらどんなに怖かったでしょ
ふと頭を掠めました 

他に“罹患してから冷えるようになったけれどそういう事ってありますか?”
とか
 私もそうです 以前は裸足でも結構平気でしたが 今はグンと冷えて素足はダメ
 しっかり靴下履いてますし ババシャツも着用(*^^)v

新聞の記事に
“再発後ガンの性質が変わることが在る”って在りましたけれどそれは?
とか…
それについては主治医から
がん細胞はいろいろな性質が混ざって存在している
抗がん剤治療やホルモン療法によって叩くことができる が…
 その治療によって消えた細胞の性質は無くなる が…
生き残った細胞が増殖すれば性質は変わることがある
と お答えいただきました 

う~ん(-_-;)
 抗がん剤治療 ホルモン療法でしっかり悪い細胞が消えてくれてますように
願った瞬間でした 


患者会が不安を分かち合ったり 情報交換の場になり 憩いの場になり
 細く長く続いてほしいと願うばかりです

余談ながら 
 盲導犬君(オスと勝手に決めつけてますが) 
 訓練されているとは言え ご主人様の足元に座り 寄り添い 居るのも分からないくらい
  2時間あまりの学習中 会話中 ビクともしないで座り続け息遣いも感じさせず     
 帰りには寄り添って堂々とご主人をサポート

初めて目の当たりにしてあらためて驚きと感動でした