カレンダーも残り1枚
人寄せがあったり出掛けたり何かと慌ただしくバタバタと過ごし
アッと言う間に12月も1週間が過ぎようとしています
ブログのアップも滞りがち
備忘録 遅ればせながらのアップです
小國神社に行った翌日
いつもの旅仲間 4人連れ 静岡へ行ってきました
今回はシネマ歌舞伎観賞にしようか? と話し合ったのですが
それでは 寂しい
皆の都合の良い日とツアーの日程は合わず
では 何処にしようか?
静岡市美術館で「ウェールズ美術館所蔵~ターナーからモネへ」が開催されていることもあり
そのほか何処へ行こうか?
日本平ホテルでランチするのも良いね
友人がネット検索して 嬉しい情報をゲット
11月30日までの1カ月間 4人でランチすればひとり分が無料になるんですって
日本平山頂からロープウェイに乗って久能山東照宮へ行こうか?
と 話はまとまり 静岡行きが決定
美術館の前売り券を購入 楽しみに待っていました
浜松8時10分発 熱海行き在来線に乗車
日帰りだけどワクワク 旅は良いものですネ
日本平ホテル行きのシャトルバスに乗車
この日はポカポカ 小春日和
予報では最高気温20度になるとか
ランチまでの時間 芝生の庭に出て
わ~っ きれい いつ見てもステキ! 神々しい
眼下には清水の街や港 その向こうに富士山
「風景美術館」とよばれる所以ですね
電車の中で見たときには雲がかかってなかったのに
あたまが雲で隠れてしまい… 私たちの姦しさに隠れちゃった?
散策しながら何度も止まっては富士山を眺め いつしか山頂も顔を出してくれて
日本平ホテル
ロビーからも富士山の絶景が
ランチビュッフェ どれも美味しく
大 大 大満足
ランチ後またしばし富士山を眺め 右手に在る宝永山もくっきり見えます
次は久能山東照宮へ行かなくっちゃ
ホテルの方に「ロープウェイ乗り場はどちらに歩いて行けば良いですか…?」と伺ったら
「あちらの塔の方へ…(と指さしながら)何名様ですか?」
「4名です…」
「じゃぁ 送迎しますよ」
わ~っ嬉しい 思いがけぬサービスに
ロープウェイ乗り場まで送っていただきました
久能山東照宮に登る自動車道は無く
参拝には久能山下から1159段の階段を上るか 日本平ロープウェイにて向かうのみ
むかし息子の小学校卒業時 子供会の「卒業生をおくる旅行」で訪れ
久能山下から つづら折りの石段を えっちらほっちら上ったことがあり
登りきったところが東照宮の入り口
その向こうに続く階段を見上げ(@_@) 入場を断念した経緯があり…
今回は日本平山頂よりロープウェイに乗って向かいました
向こうにはキラキラ光る駿河湾が
5分ほどで到着
国宝に指定されている久能山東照宮は標高216mの久能山山頂にあります
徳川家康の「遺骸は久能山に埋葬すること」という遺言に従って
二代将軍の徳川秀忠が造営した神社
当時の建築技術を結集した「権現造」という様式は日光東照宮をはじめ
全国にある東照宮建築のひな形になっています
大工の棟梁は国宝二条城を手がけた中井正清
久能山東照宮はその晩年の傑作として評価され2010年に国宝に指定
絢爛豪華なつくりに見とれます
葵の御紋がそこかしこに
ここは50年に一度塗り替えが行われ
2006年に塗り替えが終わったので 華やかで美しい姿です
社殿の左側に回り込むと廟門と廟所参道があり その石段を上っていくと神廟があります
せっかくここまで来たんだから
「頑張って行こう」と疲れた足に鞭打って神廟に向かいました
って
ご本殿の裏手約50mの所に在り 御遺命によりご遺骸を埋葬し
西向きに建てられています…これは“京の方角に対して睨みをきかす”という意味が込められていると言われています
豪華な社殿に対しシンプルで 静かで神聖で厳かさを感じます
久能山東照宮博物館に寄り
歴代将軍ゆかりの武具などを見学
…なかでも家康公が西洋諸国との外交 交易で得た品々
洋時計 洋鋏 鉛筆 ガラス壺などには目を見張りました
特に洋時計は制作当初のオリジナルの状態で保存されていたことが判明し
歴史資料としても世界的にみても極めて高い事が証明されたそうです
時間も押してしまい慌ててホテルに戻り シャトルバスに乗車 静岡駅へ
静岡駅前の葵タワー3Fにある 静岡市美術館へ
絵画を観賞した後 「青葉通りのイルミネーションを観たいネ」って予定してはいたんだけれど
さすがにこの日の歩数 10,000歩超え
それも坂や階段が多く お疲れモード
またの機会にしましょ
ASTY静岡内の中華料理屋さんで軽~く夕食をして
…美味しいランチをお腹い~っぱい頂いたのでまだお腹が空いてなくって
見どころ満載 お天気にも恵まれ いい旅になりました
そして3日(日)
旅仲間四人連れ
最初に提案してたシネマ歌舞伎「め組の喧嘩」を観賞してきました
十八世中村勘三郎が心血を注ぎ 江戸の芝居小屋を現代に復活させた『平成中村座』
東京・浅草で行われた初のロングラン公演の最後を飾る2012月5月の公演
勘三郎さんは初役であるめ組辰五郎に
「火事と喧嘩は江戸の華!」の舞台 客席の興奮が一体となった芝居小屋が再現されています
町火消の「め組」鳶頭の辰五郎(中村勘三郎)は 品川の盛り場で 喧嘩っ早い鳶たちと相撲力士たちの小競り合いを収める
が 武家のお抱えの力士たちより鳶は格下だと言い放たれ 怒りを胸の内に押し殺す
面子を汚された辰五郎は、兄貴分から諭されるも 密かに仕返しを決意
愛する妻と幼い子供に別れを告げ 命知らずの鳶たちを率いて 力士たちとの真剣勝負に乗り込んでいく…
表情の細部まで見ることができ 映画ならではですね
最後に舞台の後部が開き浅草のみこしを担いだ人たちがなだれ込み…
涙が出そうになりました
勘九郎さんが勘三郎さんによく似てきました
かえすがえすも勘三郎さんの舞台がもう見られないこと 惜しまれます