木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

ようこそ お雛様

2009年02月28日 | お気に入り



去年 術後
 『重たい物を持ってはいけない』 とのお達しに
   飾ることを断念した おひなさま

今年は飾ってあげられました


ほこ様と言われる市松人形を誕生のお祝いに頂いた私はお雛様に憧れ
 <いつか木目込み人形のお雛様を飾りたい…>と願っていました

娘が授かったときは嬉しくて 嬉しくて…オイオイお雛様の為ですか
  お雛様をあちこち見てまわるにもワクワク…

そして このお雛様に出会い お顔が気に入り この子達に決めました

毎年飾るのも苦にならず…
 狭い部屋を片付け 飾ってはニコニコ

乾燥するからとファンヒーターは飾っている間使用禁止!

3月3日を過ぎて
 『早く片付けないと行き遅れるよ』
    の昔からの言い伝えも聞き流し

<いいお天気が続いた日に片付けないと湿気まで一緒に仕舞うから>と
  いつまでも飾って…^_^;
    …不思議と桃の節句の頃は雨が多いの なたね梅雨っていうのかしら?

娘が嫁ぐときに 親戚の人から
「『お雛様早く片付けないと行き遅れる』は嘘ね」って笑われた程です

30年目の去年飾れなかった事はホント残念で…




今年こうして元気を取り戻し<お雛様>を飾れたことは
  感慨深く 嬉しく 胸に迫るものがあります

映画 「7つの贈り物」&「チェンジリング」

2009年02月26日 | 映画
一年検診 無事クリアした日の午後
 主人の休日だったので一緒に映画「7つの贈り物」を観に行ってきました

チケットを購入した後 時間に余裕があったのでショッピングセンターに…

地デジ対応のテレビをいろいろ見ていると

嬉しいニュースが…

 エ~ッ「おくりびと」アカデミー賞<外国語映画賞>受賞だって~ 

 快挙ですね~



今日は嬉しい事が重なって

でもこの「おくりびと」去年治療後間もない頃の公開だったので
 体力的に一人で観に行く自信がなく 私はまだ観ていないのです

アカデミー賞受賞を機会に こちらの映画館でも上映して下さいな


さて観てきたのは「7つの贈り物」

『幸せのちから』から再び、主演ウィル・スミスと監督ガブリエレ・ムッチーノが挑んだ感動のヒューマン・ドラマ。過去と折り合いをつけるために究極の贈り物を用意した主人公が、あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描く 



過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた
親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった 


観た直後 素直に感動しました

でも でも 
去年<命の尊さ>を身をもって感じた私としては

「それで良いの?」
 「それって逃げじゃない?」
   という思いがだんだんと湧き上がってきています

それと
6つの贈り物は分かったけれど 後の1つが見つからない
 暗くなってすぐ条件反射でウトウトしちゃったからその時に鍵が有ったのかしら?


24日

友人と「チェンジリング」を観てきました

クリント・イーストウッド監督による感動作。息子が行方不明になり、その5か月後に見知らぬ少年を警察に押し付けられた母親の真実の物語を静かなタッチでつづる 
1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動が、実際にあったという事実にがく然とします 



1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。(シネマトゥデイ)


権力の暴力に恐怖がわきます

その暴力に屈することなく周りの人にも助けられ闘う
  母親クリスティン・コリンズの信念の強さに胸打たれます

ファッション 路面電車や車 砂埃の風景 等に時代性が描写されていて雰囲気が出ています

淡々と描かれている様子に余計に恐怖を感じ
  不本意な展開に憤りを抱かずにはいられません

最後にクリスティン・コリンズが言った言葉

「確かな物を 見つけた…」
  「それは?」の問いに


「希望」…


胸にグッときました 

一年検診 無事にクリアヽ(^o^)丿

2009年02月23日 | 乳がん
朝8時50分ドキドキしながら車で病院に向かう
 10日に一年検診を受け 今日は胸部超音波を受けてから その結果を聞く日

ここ2~3日落ち着かない ザワザワする胸のうち
去年あれだけ頑張って治療したのだから滅多なことは無いと思う反面…自信は持てない 
 
7番診察室にて胸部超音波検査を受けた後 5番診察室前にて待つ
  
段々不安になっていく…

名前を呼ばれ 診察室に
 胸部レントゲン マンモグラフィ 骨シンチの写真が並ぶ
それを指しながら

「胸部レントゲン異常なし マンモグラフィ異常なし
  骨シンチ…こんな風に跡が残っているけれどぶつけたことある?」

見れば 左胸脇と右胸下が黒っぽい塊や点々の様に…
「これは?」
「点滴がここに集まって…跡になっている」(そんな言い方だった様な…)

「ウゥ~ン? 去年夏ごろぶつけて一ヶ月位 痛かった事があります…」と私

「じゃ 問題なし
  腹部超音波 胆石2.8cm 胸部超音波 まだちょっと水が溜まってるね」

この半年で胆石が1cmも大きくなって不安がる私に
「症状が無ければ問題なし 大き目の方が落ちないから良いよ」だって


腫瘍マーカー
 CEA      1.4
 CA15-3  3.7

「血液検査 異常なし」


ベットを差し
「上半身脱いで 横になって…」

「エッ!診るんですか?」
「ウン 」とO先生
  いつもの検診の時は触診しないので今日も無いと思ってた…
   そっか マンモグラフィとセットよね

術後初めての触診
 やっぱり診てくれた方が安心できる…な


無事クリアヽ(^o^)丿 ホッ!


「他に 変わりは無いですか?」の問いに

「足の指に痺れがまだ…」

「気の毒だけれど これはまだ続くと思う…」ですって

ま、日常生活に支障は無いから良いです

「思っていたより検査の後の2週間ってドキドキするものですね
   目に見えない物だから怖いです」って言ったら

「目に見えない物だから 怖がらなくっても良いよ」だって

そりゃそうね
目に見えてから怖がればいい…そんな日が来ないことを願うばかりだけれど

「普段は忘れていて 良いよ」とも


かねてより無事クリアしたら<ケーキでお祝いしよう>と決めていたので

病院からの帰り<キルフェボン>に向かう

クリスマスケーキも 術後一年のお祝いもお預けだったから ワクワク



「チーズのタルト」
 「ブルーベリーのタルト」
  「紅ほっぺとこしひかりのタルト」

この店の定番「季節のフルーツタルト」にも惹かれたけれど

 選んだのはこの3点


一年検診を無事に終えた身体に
 久しぶりのタルトはと~っても美味しく嬉しく涙がこぼれそうでした


 

映画「ベンジャミン・バトン・数奇な人生」&「少年メリケンサック」

2009年02月19日 | 映画
9日
映画「ベンジャミン・バトン・数奇な人生」を観ました



F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化した感動巨編
80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれる 
老人として生まれた子供が、成長するにつれ若返り、赤ん坊として死ぬ 
しかもそれは外観だけ 見た目は老人なのに身体は子供
 その逆に 子供なのに だんだん認知症になって衰えていく 

孤独な人生…
若返りは人間として羨ましいと言うが これを観て
80歳から0歳に向かっていく
 先が分かっている事は恐怖に他ならないと…
この映画の中で 目立たないけれど
 ベンジャミンを拾い育てた母親役の方 良かったです

それにしても 最新の技術と言っていたけれど
ブラピの年寄り具合も凄いけれど…

子供だから身長は低いの  それもバランスを計算したとか…

若くなっていく顔 懐かしかった

どうなっているんだろう?  最新のCGは凄いですね 

17日
「少年メリケンサック」を観ました

クドカンこと宮藤官九郎の監督のハイテンションなコメディー
ひょんなことから、オヤジ4人組のパンクバンドを引き連れて全国ツアーに出ることになったお気楽OLの奮闘を描く



私はPunkの良さは 分からないし 喧しいと思う方です
でも予告を観て 「おもしろそう…」って興味を惹かれてしまい
 友人と観に行ってきました

主演の 宮崎あおいさんのはじけた演技が光っています

おかしくて 面白くって <クドカンワールド>

笑いのつぼが一緒の方は楽しめます

あのオヤジパンクバンドのボーカルの田口トモロヲさんってNHK「プロジェクトX」のナレーションの人よね  顔は見た事あったけれど 動いているのは初めて見たわ
調べてみたら実際にパンクバンド「ばちかぶり」のボーカリストですって
俳優、ナレーター 多彩な顔を持っていらっしゃるんですね

最近公開されている映画に佐藤浩市さんがよく出ていらっしゃる
あとの二本はシリアスな役柄  ※「誰も守ってくれない」「感染列島」
「少年メリケンサック」のはじけっぷりを観てから他の2本を観られるとイメージが重なって困るだろうと 
この「少年メリケンサック」を一番あとに公開したとか…
  
 
それから
このはじけっぷりがみごとな宮崎あおいさん
 NHK大河ドラマ「篤姫」の撮影と時を同じくして撮影したのだそうです
真反対な役を難なくこなす技量は素晴らしい

「役作りに苦労したところは」の問いに彼女は
「メイクをして衣装を着けていく時 段々となっていきます」と答えてました

余談になりますがその対談の中で彼女のポジティブ具合が紹介されました

あるとき 怪我をして病院に運ばれた(かすり傷なんてものじゃなかったらしい)
その時運ばれた病院の医師がとても良い先生だった
そのときに彼女は思ったそうです

「この先生にめぐり合うために怪我をさせてくれた」と…

こういう発想大事ですね 見習わなきゃ

   

病友aiさんと…

2009年02月16日 | おでかけ
去年
「来年になって治療が一段落ついたらお食事に行こうね」と約束していた  
 病友aiさん蕗薹でランチしました



私の一年検診の日が aiさんの放射線治療の最終日でした
 お仕事の都合で他の病院で放射線治療を受けられたから会えませんでしたが…
そして14日からホルモン剤の服用が始まったそうです


12月の手術の時以来の再会
ロングヘアのウィッグ(はた目には鬘とは全然分かりません)
 髪の毛は左右の耳の脇で束ねて 黒のニット帽
 …私もそのスタイル(鬘に帽子)が一番安心できたよ

私の髪を見て 「良いね~ 」と

手術前日に訪れた日が私の自毛デビュー日だったから
  aiさんが私のヘアスタイルを見るのは2回目

「そう 又カットしてきたのよ 裾の方がくるくるで跳ねちゃうから」と私

aiさんの髪は12月末に生え始めたそうだから ただ今1cmちょっと…
羨ましがるaiさんに
「4月末にはベリーショートの自毛デビューできるよ もうちょっと すぐよ」と励ます私


髪の毛がない事はやっぱり何よりつらいよね
aiさんは美容関係のお仕事をされているから辛さは尚更

「そうね カツラを被っていても
 他人の目が気になって 気になって…
『カツラって分からないよ』って言ってくれても
このスタイルは自分じゃないって思い
 髪が無いって事が すご~くひけ目なのよね」とか

病気の事
 治療の事
   薬のこと
    いろいろ話し

主治医の言った事をお互いに報告しあい 笑いあい
  …O先生くしゃみしていたかな?

元気な友人や家族から
 病気になったからと同情されるのは惨めでつらいけれど
  かといって全然気にされないのも…
 
元気に見えたり思われるのは嬉しいんだけれど
  元気なんだからと<もう病人じゃない>と思われるのもウ~ゥンどうよ ね
   病気がもう治ったと思われるのは ちょっと違う

 病人扱いはされたくはないんだけれど…

この微妙な 心情
  なったことのない人にはきっと分からない 温度差を感じるの ね
これって<わがまま>?

なんて
 病気の事 心情を 心おきなく 気を遣う事なく「そうそう」って話し合い


aiさんは明るく
「今年はいっぱい楽しいことするの 富士山にも登りたいし
  その為 ウォーキングも始めたの
   去年やれなかった分 楽しい事探してやるの」と

「私も去年行けなかった「なばなの里」に行って来たのよ」
そして
「これから行こうか やろうか『どうしよう?』と迷ったらとりあえずやってみる事にしたの
 今までは忙しいから ちょっと…又いつかにしようって思っていたけれど…」と私

ランチが終わって外に出てからも暖かい日差しを浴びながら1時間余り立ち話
話が尽きない私達でした

そして今日 aiさんからの携帯メール
「こんにちは 昨日はありがとうございました すごく楽しかったです
やっぱり同じ病気で闘っている人と話すのはいいですね 
なんか一人じゃあないから頑張ろうと思えます また今度ご飯行きましょうね

私もとっても楽しかった 又行きましょうね

昨日 aiさんから頂いた焼き菓子です



今日 紅茶を淹れて まったりとしながら美味しく頂きました
  

私からは<なばなの里>のお土産 お揃いで買ったマドラーと



チラシで作ったリハビリ棒
  …これは私の aiさんには赤いテープで巻いた物をプレゼント



あまり嬉しくないプレゼントかな? でも私の親心
 これを使って 手が挙がるようにp(^^)qネ

「なばなの里」イルミネーション

2009年02月13日 | おでかけ
2月11日
1年検診の翌日 なばなの里イルミネーションツアーに参加してきました



一昨年
 <なばなの里のイルミネーションがとても綺麗>との評判を耳にして
    友人3人と「行こう!」とすぐ決まり 早速 友人が申し込んでくれました

なのに 去年の年明け早々の乳癌の告知 手術…
  退院して10日後のツアー参加は… やむなく断念

この時 一緒にツアーに参加する予定の友人3人には病気の事は言えませんでした
  楽しみのツアーに影を落としたくなく…
    …ツアーから帰った後 放射線治療が始まってから伝えました 

<なばなの里イルミネーション>に思いは募る一方…

去年の暮れのある日 他の友人が

「ねえ 聞いて聞いて 去年ねぇ ○○場のイルミネーション観に行ったの
綺麗で感動して 良かったね~!って大満足でバスに帰ってきたら
後ろ席の人が 『なばなの里の方が良かったね』って言ったの
エ~ッこれより良いのって ガクッとなっちゃって なばなの里 良いみたいよ」 
そこで私も去年の経緯を話し「行こう!」となった訳です

コースは
 「ヒルトン名古屋でランチバイキング」
   「ジャズドリーム長島(アウトレットモール)」
     「なばなの里イルミネーション」です


当日
ヒルトン名古屋でランチを頂き ジャズドリーム長島で2時間近くショッピング
 いよいよ「なばなの里」イルミネーションです

4時頃到着
 祭日なのでバスが連なっています…私達のツアーだけでも3台 ほぼ満席です

イルミネーションが点灯されない明るいうちに 大温室ベゴニアガーデンに向かいました

温室いっぱいの赤 オレンジ 黄色 ピンク花々が迎えてくれ
 真冬なのに花 花 花の饗宴です



アイランド富士という展望台の様な物に乗るためチケットを購入

これは地上45mまで上がっていき
 一番上まで行くと1周ぐるりと回転して
  どこの席に座っていても360度見渡せるようになっています



5時40分チャペルの鐘の合図で点灯です

水上イルミネーション 幅5m長さ120m光の川は木曽三川(木曽 揖斐 長良川)の川の流れを表現しているのだそうです



光の回廊を通って光のお花畑に向かいます
行きの「光の回廊」は暖かさを感じる光で 白熱電球が120万球使われ200m続いています





光のお花畑に到着 テーマは「花」   
 全長140m LEDを150万球 
  赤白黄色のLEDは「チューリップ」 青のLEDは「ムスカリ」 

壮大な光のお花畑に蝶が舞います






そして帰りはクリスタルホワイトをベースに赤 緑 青のLED70万球が輝く全長100mトンネルを通って池に戻ってきます



光の雲海





何故 皆イルミネーションに惹きつけられるか…

<暗闇でイルミネーションを見ると安心感 幸福感 ロマンチックに感じる>

と TVで報告されていました



綺麗な光が 幻想的な夢の世界に誘ってくれ
 光のファンタジーの余韻に浸り いつまでも寝付かれない夜でした 

一年検診

2009年02月10日 | 乳がん
乳癌の手術をして一年
 今日は 術後1年目の検診でした

採血
 マンモグラフィ 胸部レントゲン 
  腹部超音波
   骨シンチ 注射
    放射線科 受診
     乳腺外科 ホルモン剤の処方
 午後 骨シンチ
  

朝9時ちょっと前 検査部にて採血の受付をするべく列に並ぶ…
いつからか 受付に並ぶ為の番号を取らなくてはいけない事になっていて
ちょっと時間をロスしてしまい

今日はいつにも増して順番待ちの人が溢れている
アチコチまわらなければいけない私はちょっとため息 フ~ッ
採血の順番が腹部超音波の受付時間に重なってしまいそうになり
採血の受付を済ますと慌てて腹部超音波の受付に…
それから戻って採血 
腹部超音波の時間が迫っている為
 <胸部レントゲン マンモグラフィ>を骨シンチの注射の後にまわしてもらい
なんとか時間のやり繰り出来 ホッ

腹部超音波 画面を横目で見上げながら変なものが映らないかドキドキ

「心臓に良くないです」って言ったら
担当の先生が「息を吸ったり吐いたりが?」

そんな訳無いでしょう…私の心の声^_^;

「いいえ 何か映らないかとドキドキです」と私
「胆石以外は 異常なしですよ」って教えてくれた(^^)

やったね!


アイソトープの注射の為に核医学受付へ 注射をして
午後の14:30からの骨シンチの時間を告げられる

あ~ぁ 採血が遅れなきゃ13:00からの予約が取れたのに…

その後 マンモグラフィ 胸部レントゲンを済ませ 放射線科 乳腺外科へ…

乳腺外科主治医は今日特に忙しいそう

私の名前を呼ぶ前に主治医が外へ出て来られ

「Rグレイさん 今日お薬だよね 何日分足りない?」って
「先生がこの前2週間分処方してくださるって…」
ス~ッと中に入って行っちゃった

で 又 顔出して
「薬出しといたから もう食事行っていいよ」と言いながら引っ込んで行きそうに…  

「エッ!私 聞きたい事があったんですけれど… 23日の結果を聞く時でも…」
「じゃ 入って」とドアを開けながら主治医
  「でも…先生忙しいでしょ?」とためらっていたら

「撮影何時? 14:30? じゃ2時頃か骨シンチ終わってから寄ってくれる?」

 先生 忙しいのにゴメンネ


お昼ごはんは自宅に帰るほど時間が無く
 幸い 今日は春のように暖かい日差し 風も無く

往復早足で30分位歩き イタリアンレストランMIO-DEA(ミィオディア)にランチを食べに行きました

<生野菜のサラダ>
<桜海老とスナップエンドウのパスタ>午後の受診の為にガーリックを外してもらい
<濃厚抹茶のプリン>のデザートに<アイスカフェラテ>

腹部超音波の為 朝ごはん抜きの私はアッと言う間に食し…
 濃厚抹茶プリンをウットリ食べているときにふと…

あ~ぁ写真撮るの忘れた~
  
気が付いたときは 無残にもお皿にクリームの跡だけ… 


坂をゆるゆる下がり 途中公園で日向ぼっこしながら時間を潰し 
 病院に戻り2時少し前 乳腺外科に…
  主治医が1分ほど前に慌てて昼食に出掛けたと…

やっぱり…忙しいのに悪かったかな?



乳癌関連の記事やブログを見て気になる事が…
それは 私の乳癌の種類 ホルモン受容体のスコア 脈管浸襲の度合いなど

その事を主治医に聞きたかったのです

15分ほど待ったら戻って来て下さり
 「さっきはゴメンネ」と主治医
 
 「いいえ 私の方こそ すみません お忙しいのに…」

そしてちゃんと答えてくれました

乳癌の種類は 硬癌 
  硬癌なんだぁ… ちょっとため息 
先生が「他の項目をみればそんなに怖がることじゃないよ」って言って下さる

ホルモン受容体スコア エストロゲン  8
              プロゲステロン 5

脈管浸襲の具合は ちょっとだけ だそう

聞いて怖いこと不安の種になる事もあるけれど
 聞かなくって知らなくって想像して怖くなる事もある

自分の事だから知って受け入れるしかない
 知っている方が 自分の心構えが違うような気がする

でも硬癌という事はちょっとショック(何てったって悪性度3だもの… )

でもでも 私達乳癌に罹った者はリスクをしょっちゃいましたが
今 健康で元気な人が明日以降の命の保障をされている訳じゃなし
もちろん私だって 乳癌だけで他の病気や事故に遭わないって訳じゃないのよね
みんな同じ ですよね

それから
「先生 マンモグラフィ4回ほどしたことありますけれど今日のが一番痛かったですぅ」
と訴え
「うちのは 容赦ないからねぇ 」と言いながら私のカルテをめくり…
「Kクリニック(私が精検受けたクリニック)は圧力 優しいからね」
そんな事分かるのですね

「<ぺっちゃんこ>にした方が<より正確>なことが分かるからね」 だって

そう 一度出来てしまった私達は未病の人より出来易いのだから<より正確>は確かに大事
何分かの我慢で<より正確>が分かるのは先生方の温情と思いましょ
一年に一回の検査で見落としがあってはいけないものね


顔の前5cm程の所を機械がゆっくりゆっくり進んで
 頭の先から足の先までの骨の具合を検査する 骨シンチ

…骨シンチの時 流れている曲 オルゴールの様な
  恋人はサンタクロース あの日に帰りたい…ユーミンの曲
 去年と一緒? という事は ず~っと一緒? 偶然一緒???

無事に終了
 結果は2週間後の23日…長いな
  

今日の会計 合計¥24,350-(組合保険3割負担)


途中薬局で薬を受け取り マーケットで買い物して帰宅 

8時半に家を出て 帰宅5時 一日仕事の検診でした

クリスマスローズ

2009年02月07日 | お気に入り
今年も蕾がふっくら膨らんで クリスマスローズが咲いてくれました



買ってきて3年目にして
 去年 初めてクリスマスローズの花が咲いているのを見つけた時

「え~っ! 咲いてる~」

嬉しくて嬉しくて 跳び上がる程喜びました

折りしも退院直後 年明けから心が塞ぎがちな日々を過ごしてたから
 クリスマスローズの開花は とびっきり明るく私を和ませてくれました 


この花は 実生の小さな苗を3年前(今年からすると4年ですね)
  買って来たものなんです 
小さな苗を植え替えて愛しんで水やりをしながらも「咲いてくれるかしら?」と心配しながら…

3年目の去年 自分へ降りかかった病気の事で頭がいっぱい
  水やりしながらも細かい所に目がいっていなかったのですね

蕾が付いている事も
 蕾が膨らんでいることにも気が付いていなかったのです



いっぱい花をつけてくれ 咲き終わった後
 鉢がちょっと小さいから植え替えしなきゃ…と思いつつ

梅雨時はちょうど化学療法真っ最中
 お日様に当たるのも避けたいし 身体が言う事を聞いてくれないし

小さな鉢にパンパンになった苗を横目で眺め 見て見ぬ振りをして

『もうちょっと待ってね』と…

そしたら
 夏ごろに鉢が真っ二つに割れて…
   根が張ってその勢いで割れてしまったのです

それでも真夏に植え替えるのも躊躇して

『秋まで待ってね』と…

とうとう秋の終わりまで 鉢が割れたまま水遣りを続け…

初冬にようやく新しい鉢に植え替えたのです

あまりのほったらかし様に今年は『咲いてくれないかな?』となかば諦めていたのに

こんなに綺麗に咲いてくれました


  
去年は術後初めて 今年は術後1年目を無事に迎えられ
 お祝いしてくれているかのように咲いてくれ 嬉しい事です

来年も再来年も そしてずっとず~っと 咲き続けてほしいものです


映画「チェ 39歳の別れ」

2009年02月04日 | 映画
昨日
 「チェ 39歳の別れ」を観てきました


革命の英雄、チェ・ゲバラを描いた歴史ドラマ2部作の後編
キューバ革命後もなお世界の革命を指導することに闘志を燃やすチェ・ゲバラの死までを衝撃的に描く 



成功に向かって希望が満ちている第1部と違いこの第2部は敗れていく話だから見ていて辛くなる
キューバで成功した革命がボリビアでは失敗 その状況がよく分かる

ゲリラ兵を訓練し、農民に敬意を払って信頼を得、彼らを味方に引き入れようとする キューバで成功した行動をとり作戦を進めていくのだけれど…

キューバと同じになっては…とボリビア政府とアメリカCIAの攻撃も激しくなる… 


 何故 何故… 観ている私の心の叫び


成功に向かうときの勢い
 それに比べ失敗に進んでゆくときの負の連鎖…

うまくは言えないけれど
 何かおおきな物の力 不本意な思いで 心が重くなりました


そんな過酷な状況の中でも
 農民に敬意を払うゲバラの終始一貫した態度など

すべての人の自由と平等のために闘う
ひたむきなチェ・ゲバラの姿

人間としての資質が浮き彫りになり 心が熱くなり

あらためて <凄い人> と認識しました
 
エンドロール 民族音楽フォルクローレ
 鎮魂歌の様に 優しく心に語り掛ける様に流れ
  曲が終わった後 静かに静かに音が無くエンドロールが続く…

灯りが点くまで身動きできませんでした