木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

第37回スノードロップ勉強会

2018年01月30日 | 患者会
1月26日 第37回スノードロップ勉強会が開かれ参加してきました


今回は 「年齢に負けない体力づくり」 ~自宅でできる運動療法~

 講師はリハビリテーション部 理学療法士 高橋大生先生

 
運動は好きですか? の質問で始まり

そもそも運動って何ですか?

「筋肉によるエネルギー消費をきたすあらゆるからだの動き」
 …これを運動と定義します


がんと運動

肺がんのマウスを「運動した」「運動しない」ふたつのグループに分け検証した結果

運動習慣のあるマウスグループの方が長生きしたそうです


有酸素運動によってうつ気分が改善するという報告もあります

1日30分の早歩きが乳がん治療後の患者さんの再発予防に役立つ
 乳がんによる死亡リスクを約40%下げることが明らかに
~カナダ トロントオデットがんセンターの研究グループが昨年2月に発表~


そこで
 「1日30分の大股ウォーキング」を提案

「早歩き」と同じ効果のある「大股歩き」を推奨

普段の歩幅より足の大きさ半分(24㎝の足の大きさの人は普段の歩幅よりプラス12㎝目安)

と いってもいっぺんに30分歩かなくっても良いんですよ
 合計値で30分歩けばOK
 
普段の生活の中でほんのちょっと大股を意識



大股歩きの注意点
 滑りやすいところではやめましょう!
 人混みではやらないで!
 かかとから地面につきましょう


スクワットのすすめ

スクワットの良さ
 ①多くの筋肉が活動するため超お得
   脊柱起立金(身体を起こす筋肉)腹筋 大腿四頭筋(腿の前→階段の昇降)
   ハムストリングス 内転筋(腿の内側) 大殿筋 ヒラメ筋 腓腹筋 足趾把持筋など
 ②自宅で身体ひとつでできる
 ③膝の曲げる角度によって負荷量を調整しやすい

理想的なスクワット



足は肩幅に広げ
お尻を突き出し 椅子に座るようなイメージ 
曲げる角度は最大90度まで
膝を曲げたとき膝が足先より前に出ない 

ながらスクワットの勧め

料理(洗濯・掃除)をしながらスクワット 



シンクを持ちながらやると膝が前に出すぎなくって良いですよ

一日30回が目安
 1週間は同じ回数を実践
1週間やってみて筋肉痛や痛さが出なかったら回数を増やしても可

スクワットの注意点

膝が痛い場合はやめましょう
最初は浅く曲げましょう
正しい姿勢を意識しましょう

そのほか



便座に座るとき いつもよりゆっくり便座に座りましょう
 そしてゆっくり立ち上がりましょう
プラス1秒を意識してみましょう

ちりも積もれば山となる!

質問
 術跡に血腫ができているのですが 運動しても大丈夫ですか?

回答
 運動することは問題ない
  血腫の吸収が速くなる可能性もあり 無理せず運動しましょう


歩いている途中でふと「大股歩き」を思い出し
 ちょっと歩幅を広げ歩きをしてみました

ちょっと腿が張ったりするってことは効いているってことよね?

椅子の背もたれにつかまってスクワット
 しんくの前でスクワット

数年前に骨折をしてから 筋肉の衰えひしひしと実感
 プラスちょこちょこ運動です








 


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