バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「日本版NIH」で医療研究は変わるか?

2014年12月19日 | 医療 医薬 健康
初代理事長に就く末松誠氏に聞く

浅井文和

医療研究の司令塔として来年4月にスタートする独立行政法人「日本医療研究開発機構」。初代理事長に末松誠・慶応義塾大学医学部長(56)の就任が決まった。

 新しい機構は米国立保健研究所(NIH)をモデルにした「日本版NIH」とも言われてきた。しかし、NIHが約3兆円の予算規模で、国立がん研究所など自前の研究所を持つのに対し、機構は約1200億円(2014年度予算ベース)で自前の研究所はない。WEBRONZA.,2014年11月27日

常識破りの連続だったインフルワクチン報道~いまだにある無効論

2014年12月19日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
大きな流れをとらえれば、待望の時代→副作用の告発期→敵視と必要論の対立→無効論および無用論の台頭→ワクチン離れ→再評価の時代、となる。新聞は社会の動きを追いかける。報道の流れは社会の動きの結果であると同時に、新聞報道が社会を動かした面もあるだろう。両者はくんずほぐれずしつつ、ともに変化してきた。WEBRONZA.,2014-11-24

明確になってきた子宮頸がんワクチンの副作用

2014年12月19日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
明確になってきた子宮頸がんワクチンの副作用

推進派と批判派がともに登壇した日本医師会・日本医学会合同シンポジウム

高橋真理子
 推進派と批判派が初めて同じ会場で議論するという触れ込みで12月10日、「子宮頸がんワクチンについて考える」と題した日本医師会・日本医学会合同シンポジウムが日本医師会館大講堂で開かれた。このシンポジウムの意義は、何よりもまず「重い副反応の病像が相当程度明らかになった」ことだろう。ワクチン接種を推進すべきかどうかについては突っ込んだ議論がなかったが、副作用の情報収集の強化や患者への手厚い支援が必要という点では大方の意見が一致していた。WEBROHZA 2014年12月13日


STAP騒動とは何だったのか

2014年12月19日 | NEWSクリッピング
 これほど世間の耳目を集めた「基礎科学」はかつてなかった。弱いお酢につけて先祖返りさせたというSTAP細胞は、ノーベル賞級と称賛されたのもつかの間、研究不正が強く疑われる事態に。めまぐるしい動きを冷静に見つめ、寄稿を続けたWEBRONZA筆者の論考をまとめた。
新聞各紙がSTAP細胞発見を大々的に報じたのは2014年1月30日だった。1カ月もたたないうちに、数多くの疑惑が指摘される。3月14日、調査の中間報告の記者会見で野依良治理事長は頭を下げた。しかし、論文筆者は非を認めない状況が続いた。WEBRONZAまとめ

悪いのは若山照彦・山梨大教授…妙なことになってきた「STAP騒動」責任転嫁ごっこ

2014年12月19日 | 細胞と再生医療
ついに小保方晴子さんのケビン・コスナーが4月16日(2014年)に登場した。『週刊文春』(3月27日号)で「小保方晴子さん乱倫な研究室」でこう書かれた人だ。<疑惑が浮上し始めてから、笹井(芳樹=筆者注)先生は『僕はケビン・コスナーになる』と語っていたそうです。ケビン・コスナーが主演した『ボディガード』のように、小保方さんを守り続けるという意味なのでしょう」(理研の元同僚)>

笹井氏は『ネイチャー』誌の論文の共同執筆者だから、記者会見は注目を集め3時間にも及んだ。冒頭、論文に関して疑惑を招く事態となったことは申し訳ないと謝り、信憑性に疑惑を持たれた小保方論文は撤回するほうがいいといった。だが、自分はあくまでもアドバイザーであり、小保方さんとSTAP細胞研究の中心的役割を果たしたのは若山照彦・山梨大学教授だと、責任転嫁ともとられる発言に終始した。J-Cast.,2014/4/17

小保方晴子氏、STAP細胞つくれず

2014年12月19日 | 細胞と再生医療
STAP細胞の有無を調べている理化学研究所の検証実験で、小保方晴子氏自らが行った実験でも、STAP細胞ができなかったことが関係者の話で分かった。

STAP細胞は、国内外の研究者が作製を試みたが成功したとの報告はなく、胚性幹細胞(ES細胞)ではないかとの疑いが強まっていた。小保方氏はES細胞の混入を否定していたが、STAP細胞が存在する可能性は極めて低くなった。
The Huffington Post 2014年12月18日

野菜・果物と胃がんとの関連性について日本人約19万人対象のコホート研究をプール解析

2014年12月19日 | 炎症 抗炎症薬
国立がん研究センター
野菜摂取が日本人に多い男性の下部胃がんリスクを低下

島津太一
科学研究費助成事業 厚生労働省
独立行政法人国立がん研究センター・研究員 - 2010年度(平成22年度)
研究分野 社会医学 厚生科学基盤研究分野

 独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光、東京都中央区、略称:国がん)は、野菜と果物の摂取と胃がんとの関連性について、日本の 4 つのコホート研究*1 の 191,232 人のデータを用いて、胃がん全体、部位別(胃の上部 1/3 に発生する胃がんと、下部 2/3 に発生する胃がん)、組織型別でプール解析*2 を行いました。日本の研究  2014年12月18日

キーワード 胃粘膜 胃がん マイクロアレイ解析 がん患者 発がんリスク

この本学の研究活動における不正行為に関する調査報告について=山梨大学

2014年12月19日 | NEWSクリッピング
科学研究費助成事業
山梨大学・医学工学総合研究部・教授 - 2013年度(平成25年度)
研究分野 内科系臨床医学 環境学 外科系臨床医学

元本学大学院医学工学総合研究部分子情報伝達学講座 北村正敬 元教授が、研究に係る不正行為を行ったとする学内からの申立てにより、本学の公正研究委員会が調査専門委員会を設置し調査した結果、研究不正行為を認定しましたので公表します。
https://research-er.jp/articles/view/29332

キーワード ギャップ結合 喫煙 遺伝子治療 遺伝子改変マウス 虚血

<アレルギー>皮膚の弱さが原因? 英で研究報告

2014年12月19日 | 炎症 抗炎症薬

毎日新聞 12月18日

◇保湿不足で抗原侵入

 異物の侵入を防ぎ、刺激や乾燥から体を守る皮膚のバリアー。その弱さが、さまざまなアレルギーの病気の発端になるという説が注目されている。アレルギーは免疫が過剰に反応して起こるが、皮膚のバリアーを高めて予防につなげようという研究も進む。Yahooニュース 2014-12-18