彼女はなぜ嘘をつき続けるのか:心の闇と論文ねつ造
碓井 真史 | 社会心理学者/新潟青陵大学大学院教授/スクールカウンセラー
小保方晴子氏のSTAP細胞は存在しなかった
新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」。理研(理化学研究所)は、検証実験では確認できなかったと発表しました。絶対に存在しないとは証明できないものの、「STAP細胞は再現できない」と結論づけ、STAP細胞の存在は事実上否定されました。
もしもSTAP細胞が存在するなら、その可能性が本当にあるなら、理研を含め世界中の研究者が研究を進めます。科学的にもビジネスとしても、大きな発展が期待できるからです。しかし、もはや世界では誰も本気で検証する人はいませんでした。
Yahooニュース 2014年12月20日
小保方氏、1600個試しても万能性確認できず
読売新聞 12月20日(土)
小保方氏、1600個試しても万能性確認できず
STAP(スタップ)細胞は作製できなかったと結論づけた理化学研究所の検証実験報告。
小保方晴子研究員(31)は19日の理研の記者会見には同席せず、「与えられた環境の中で魂の限界まで取り組んだ」などとするコメントだけを発表した。今年1月の小保方氏らの発表時、新たな治療法につながると期待した難病患者からは落胆の声が上がり、識者は理研の研究体制の問題点を指摘した。
Yahooニュース 2014-12-20
STAP否定 「正体はES細胞」強まる
産経新聞 12月20日(土)
STAP細胞が否定されたことで、その正体は別の万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)との疑いがさらに強まるとみられ、理研が来年1月にも発表する追加調査の結果が注目される。
理研統合生命医科学研究センター(横浜市)の遠藤高帆(たかほ)上級研究員は9月、「STAP細胞はES細胞に非常によく似ている」とする論文を発表した。公開されたSTAP細胞の遺伝子データを解析し、8番目の染色体が通常の2本ではなく3本になるという、ES細胞の培養でよくある異常を発見。この異常があるマウスは胎児段階で死ぬはずで、生後約1週間のマウスを使ったとする小保方氏の説明と矛盾する。
Yahooニュース 2014-12-20