バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

東工大など、細胞内で光る蛍光性ナノ粒子を開発-分解作用で発光、高精度観察を実現

2014年12月16日 | 細胞と再生医療

 東京工業大学大学院理工学研究科の仁子陽輔研究員や小西玄一准教授、仏ストラスブール大学の研究チームは、細胞内に取り込まれると光る蛍光性ナノ粒子を開発した。細胞の分解作用で粒子がバラバラになることで光る仕組みで、1分子の場合は赤く発光し、凝集すると発光しなくなる直径20ナノメートルの粒子を作製。細胞外にある粒子は光らないため、見たい細胞を高精度で観察できる。日刊工業新聞 2014年12月16日


皮膚細胞に低強度の伸縮刺激でコラーゲンの産生高まる-ノエビアなど解明

2014年12月16日 | 健康・栄養機能性成分

 ノエビア(神戸市中央区、海田安夫社長、078・303・5111)は大阪大学医学系研究科形成外科学講座と共同で、皮膚細胞に低強度の伸縮刺激を加えると、シワの発生を防ぐ美容因子のコラーゲンやエラスチンの産生が高まることを明らかにした。

 正常なヒト真皮線維芽細胞に6秒に1度の頻度で3時間の伸縮を与え、コラーゲン線維やエラスチン線維の形成に関わる因子群の遺伝子発現変化を解析。伸縮なしの場合と比べて31因子のうち23因子の発現が増加傾向になった。日刊工業新聞 2014年12月16日



未熟児網膜症の治療又は予防物質のスクリーニング方法

2014年12月16日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2013-221231 出願日 : 2013年10月24日
公開番号 : 特許公開2014-208601 公開日 : 2014年11月6日
出願人 : 国立大学法人東京農工大学 外1名 発明者 : 松田 浩珍 外1名
発明の名称 : 未熟児網膜症の治療又は予防剤、未熟児網膜症の検査方法及び未熟児網膜症の治療又は予防物質のスクリーニング方法

【課題】未熟児網膜症(ROP)の発症機構に即したROPの治療又は予防剤、及びROPの検査方法の提供。
【解決手段】肥満細胞に由来するトリプターゼインヒビター及び肥満細胞スタビライザーからなる群より選択された少なくとも1種を有効成分とするROPの治療又は予防剤;患者に由来する生体試料から、肥満細胞の脱顆粒により放出され得るマーカー物質を検出すること、前記マーカーの検出量に基づいてROPと判定すること、を含む、ROPの検査方法。

そーせいグループ、東京農工大ベンチャーのJITSUBO買収-ペプチド医薬品に参入

2014年12月16日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
 そーせいグループはペプチド合成の新技術を有する東京農工大学発ベンチャー、JITSUBO(東京都小金井市)を買収し、ペプチド医薬品領域に参入する。買収額は4億3100万円。26日付で同社が行う第三者割当増資による株式、既存株主から株式をそれぞれ取得する。そーせいグループの議決権所有割合は68・7%になる。 日刊工業新聞 2014年12月16日

オリンパス、細胞壊さず遺伝子発現や形態変化を観察できるイメージングシステム拡販

2014年12月16日 | からだと遺伝子
 オリンパスは再生医療分野向けに生きた細胞を発光させて観察するイメージングシステムを拡販する。細胞にダメージを与えずに遺伝子発現や形態変化の過程を観察できるのが特徴。生きた細胞を長期連続観察しやすくするため、手動だった一部の調整機構を電動化するなど操作性や観察性能も高めた。日刊工業新聞 2014年12月16日



【世界初】iPS細胞で難病患者の遺伝子修復に成功:京都大学

2014年12月16日 | からだと遺伝子
物理学者のホーキング博士や、多くの患者が苦しめられている筋ジストロフィー。ジストロフィンという遺伝子に変異が生じ、筋肉の衰弱が進行していく疾患で、国内に推定約3500人の患者がいる。

この遺伝子を人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、世界で初めて修復したとの発表があった。

この研究に携わったのは、京都大学iPS細胞研究所の堀田秋津助教授と、同大学院の李紅梅さんらの研究グループ。IRORIO.,2014-12-04

iPS研究シフトの死角 STAPの二の舞い懸念

2014年12月16日 | 医療 医薬 健康
 理化学研究所はSTAP細胞の論文不正を受け、神戸市の発生・再生科学総合研究センター(CDB)を大幅に改編・縮小した。名称も「多細胞システム形成研究センター」に変えたが、知名度が高いCDBの略称を残し、iPS細胞を使う目の難病治療の臨床研究を続けることにはこだわった。

 CDBは英語「センター・フォア・ディベロップメンタル・バイオロジー(発生生物学研究センター)」の略だ。日経ニュース(Web版)2014/12/9

京都大学iPS細胞研究所,2015年の計画は

2014年12月16日 | 細胞と再生医療

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)では,再生医療の臨床応用に向けて創薬や再生医療など製品のソースの開発,細胞移植において細胞源として期待される細胞の分化・誘導の手法を確立させたことなど,さまざまな研究を進展させている。CiRAによると,高品質で安全性の高い再生医療用iPS細胞ストックを構築し,供給体制を整えていくとしている。京都大学 MT Pro.,2014-12-12