バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

中国企業がエボラ薬模造か

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康

富士フイルムグループは12月10日、同社子会社の富山化学がエボラ出血熱の治療薬として開発し、世界的に注目されている「アビガン(一般名ファビピラビル)」について、中国医薬品大手「四環医薬」が模造薬を製造している可能性があると明らかにした。

在日中国大使館に調査を求めるなど事実の究明を進めており、特許侵害が確認されれば提訴も視野に入れる。

本年9月にスイスで開かれたWHOの専門家会合で、中国の出席者から四環の薬がエボラ熱薬の候補として提案された。
WHOの担当者が「アビガンと成分が同じだ」と指摘し、富士は事態を把握したという。

富士フイルムは2004年から2013年にかけて、中国でアビガンの関連特許を取得している。 化学業界の話題 2014年12月12日

3Dプリンターで本物の臓器は作れるのか? 骨、軟骨、半月板、心臓弁、人工血管、バイオステントなど

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康
3Dプリンターで本物の臓器は作れるのか? 骨、軟骨、半月板、心臓弁、人工血管、バイオステントなど

大下淳一=日経デジタルヘルス

 好きなデザインの3次元構造体を手軽で安価に作れる3Dプリンターが、医療現場に本格的に浸透し始めた。医療機器の構成部品から、ステントなどの治療器具、外科手術のシミュレーションや教育に使う臓器モデル、体内に埋め込んで使う医療機器まで、その用途は幅広い。

 再生医療に使えるような、生体由来の細胞や組織をベースとする人工臓器を3Dプリンターで作製する。そんな試みも始まった。日経メディカル.,2014/12/12

ヒト造血幹細胞を増幅させるための組成物及び方法

2014年12月12日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2013-53001 出願日 : 2013年3月15日
公開番号 : 特許公開2014-176353 公開日 : 2014年9月25日
出願人 : 戸所 一雄 発明者 : 戸所一雄
発明の名称 : ヒト造血幹細胞を増幅させるための組成物及び方法

【課題】ヒト造血幹細胞を増幅する低分子化合物又はペプチド組成物及び方法を提供する。
【解決手段】細胞増殖に関わる細胞内シグナル経路を活性化又は阻害するDOPA&Bryostatin 1等の低分子化合物又は特定配列のぺプチドを単独又は組み合せて培地に添加することでSCF(幹細胞因子)存在下及びSCF非存在下で造血幹細胞を効率よく増幅することができる組成物。前記組成物を添加した培地で、ヒト造血幹細胞を培養することから成る増幅したヒト造血幹細胞の製法。前記組成物を含む、無血清又はヒト血清から成るヒト造血幹細胞培養用培地。特許資料>>astamuse 2014

高性能細胞培養バイオリアクターおよび方法

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平7-521185 出願日 : 1994年2月9日
公表番号 : 特許公表平9-511392 公表日 : 1997年11月18日
出願人 : ユニシン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 発明者 : ゴッフェ、ランダール・エー
発明の名称 : 高性能細胞培養バイオリアクターおよび方法

同心円的中空氏束(22,23)を有する、高性能の中空繊維バイオリアクターが開示される。中央の中空繊維束(23)は培養培地を供給する一方、外側の中空繊維束(22)は細胞培養に必要な酸素を供給する。この高性能バイオリアクターの使用方法には、例えば、明細書中で説明した幹細胞のex vivo増殖が含まれる。特許資料>>astamuse 1997

ワクチン株と流行株の抗原変異は感染研で分析中 流行株のAH3亜型、昨年、一昨年より変異が進む

2014年12月12日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 今シーズンのインフルエンザ流行株の主流となっているAH3亜型は、昨年および一昨年に流行したウイルスAH3亜型と比べて遺伝子変異が進んでいることが分かった。横浜市衛生研究所の検討で明らかになった。今シーズンのワクチン株と流行株の抗原変異については、現在、国立感染症研究所で分析中だ。日経メディカル.,2014/12/5

今年のワクチン製造株、効果は期待できる? ⇒ ○ 今年は抗原一致率が高い

2014年12月12日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 各地でインフルエンザの流行が始まった。ワクチンの効果減弱の傾向は今シーズンも続くのか。また昨シーズン、札幌市を中心に流行したオセルタミビル耐性ウイルスが再流行すれば、特に小児では感受性が低下すると見られ、臨機応変な対応が求められる。 日経メディカル.,2014/12/10


いざという時に役立つエボラ出血熱の臨床経過 診断に苦慮しつつも回復に至ったコートジボワールでの症例

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康
J Infect Dis誌から

 西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱。その臨床像を知っておくことは、いざという時の診断に役立つに違いない。1994年11月、西アフリカで初のエボラウイルス感染例が確認された。患者はスイスに搬送され、幸運にも回復に至った。1999年にJ Infect Dis誌に掲載された論文には臨床経過が詳述されており、日本で早期診断を下すのに必要だと考えられる情報が盛り込まれている。今回はこの論文を取り上げる。日経メディカル.,2014/12/10

中国の造血幹細胞の研究成果、世界から高い評価

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康

サンフランシスコで開催中のアメリカ血液学会総会において、北京大学血液病研究所が造血幹細胞分野の研究で進展を実現し、白血病の治療に新たな発想を提供したことが、世界の専門家やメディアから注目された。新華社が伝えた。

白血病の治療の難題は、患者に適した移植用骨髄を見つけにくいことだ。兄弟・姉妹の白血球型の適合率は25%のみで、血縁関係がなければ適合率はさらに低くなる。北京大学血液病研究所所長の黄暁軍教授が率いる研究チームは、10数年間の取り組みを経て、半数体移植技術システムを初めて構築し、すべての白血病患者が両親もしくは子供の骨髄の移植を受けられるようにした。「人民網日本語版」2014年12月9日

新たに不自然データ 理事長ら給与返上 東京慈恵医大

2014年12月12日 | 医療 医薬 健康
 ノバルティスファーマ(東京)の降圧剤ディオバンを使った臨床研究のデータ操作問題で、東京慈恵医大は12日、狭心症などの発生数がディオバンに有利になる不自然な偏りがあったとの最終報告を公表した。

 研究責任者で既に退職した望月正武元教授の客員教授の称号を取り消し、栗原敏理事長、松藤千弥学長がそれぞれ給与の20%、10%を3カ月間返上すると明らかにした。産経ニュース web.,2014-12-12

世界初、山梨大で「宇宙マウス」誕生 STAP細胞の若山教授

2014年12月12日 | 細胞と再生医療
 山梨大は30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などとの共同研究グループが、国際宇宙ステーションで冷凍保管し、地上に持ち帰ったマウスの精子を、卵子と授精させることで「宇宙マウス」が生まれたと発表した。宇宙空間で保存した哺乳類の生殖細胞からの繁殖成功は世界初という。産経ニュース web.,2014-07-31