国際出願番号 : PCT/JP2010/053581 国際出願日 : 2010年3月4日
国際公開番号 : WO2010/101226 国際公開日 : 2010年9月10日
出願人 : 大塚製薬株式会社 外1名 発明者 : 竹内 洋文 外3名
本発明の目的は、低毒性で高い安全性を示し、siRNA等のRNA干渉若しくは翻訳阻害が可能な核酸分子を細胞内で保持できる核酸複合体、並びに該核酸複合体を効率的に細胞内に送達できる核酸送達用組成物を提供することにある。
細胞内に導入するRNA干渉若しくは翻訳阻害が可能な核酸分子とシクロアミロースを用いて複合体を形成させることによって、低毒性で高い安全性を示し、且つ細胞内で当該核酸分子を保持できる核酸複合体が得られる。更に、当該核酸複合体を細胞内に導入するための核酸送達用キャリアーとして、(A)ジアシルホスファチジルコリン、(B)コレステロール及び/又はその誘導体、並びに(C)脂肪族第1級アミンを含有するキャリアーを用いることによって、安全性、細胞内送達の有効性、及び細胞内でのRNA干渉若しくは翻訳阻害が可能な核酸分子の持続的な保持能をより一層向上させることができる。
Google Patent.,WO 2010101226 A1