バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ポリ-γ-グルタミン酸を使用するプロバイオティック微生物の生存率の向上

2014年12月17日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
出願番号 : 特許出願2014-527740 出願日 : 2012年8月31日
公表番号 : 特許公表2014-525259 公表日 : 2014年9月29日
出願人 : ユニバーシティ・オブ・ウォルヴァーハンプトン 発明者 : ラデッカ,イザ 外4名
発明の名称 : ポリ-γ-グルタミン酸を使用するプロバイオティック微生物の生存率の向上

本発明は、ポリグルタミン酸、例えば、ポリ-γ-グルタミン酸(γ-PGA)で少なくとも部分的に被覆されたプロバイオティック微生物に関する。本発明は、ポリグルタミン酸で少なくとも部分的に被覆されたプロバイオティック微生物を含む摂取可能な生成物、およびポリグルタミン酸で少なくとも部分的に被覆されたプロバイオティック微生物を作製する方法にも関する。本発明は、ポリ-γ-グルタミン酸(γ-PGA)を作製する方法にも関する。特許資料>>astamuse 2014

オリゴ糖転移酵素(OST)は糖鎖修飾中に遊離糖鎖を生成する

2014年12月17日 | 生命科学 生物誌

独立行政法人理化学研究所
オリゴ糖転移酵素(OST)は糖鎖修飾中に遊離糖鎖を生成する
-生命活動の維持に重要なOSTの触媒機構の謎に迫る-

ポイント

タンパク質に糖鎖結合する機能とは逆の糖鎖分解反応も触媒することを発見
OSTの触媒機能を担う部位が、この相反する2つの触媒を行う
OSTの反応制御機構が分かれば活性低下による疾患の治療薬開発につながる

要旨

理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、酵母において、糖鎖の結合(糖鎖修飾)を触媒する酵素「オリゴ糖転移酵素(OST)」が、本来のタンパク質の糖鎖修飾を触媒する機能だけでなく、それとは逆の分解活性の触媒機能も持ち、遊離糖鎖を生成することを明らかにしました。これは、理研グローバル研究クラスタ(玉尾皓平クラスタ長)理研-マックスプランク連携研究センター糖鎖代謝学研究チームの鈴木匡(ただし)チームリーダー、原田陽一郎特別研究員と、スイス連邦工科大学チューリッヒ校のマーカス エイビ(Markus Aebi)教授らによる共同研究グループの成果です。(独)理化学研究所 プレスリリース 2013年9月24日

カルパイン3が筋ジストロフィーを防ぐための新奇なメカニズムを発見

2014年12月17日 | 医療 医薬 健康
rch-er.jp/articles/view/29133責任遺伝子産物であるカルパイン3が通常の骨格筋を守る(=筋ジストロフィーを防止している)新奇な分子メカニズムを明らかにしました。
2014年12月16日の記事 > プレスリリース


小野弥子・反町洋之・田中啓二
(公財)東京都医学総合研究所の小野弥子(オノ ヤスコ)主席研究員、反町洋之参事研究員らは、米アリゾナ大学のCarol C. Gregorio教授との共同研究により、筋ジストロフィーの責任遺伝子産物であるカルパイン3が通常の骨格筋を守る(=筋ジストロフィーを防止している)新奇な分子メカニズムを明らかにしました。日本の研究 2014年12月16日の記事 > プレスリリース  

キーワード カルパイン3 骨格筋のストレス応答系 筋ジストロフィー モジュレータ・プロテアーゼ ノックインマウス

ついに始まった!iPS細胞を応用した初の臨床研究

2014年12月17日 | 細胞と再生医療

ついに始まった!iPS細胞を応用した初の臨床研究

iPS細胞から作った細胞シートを加齢黄斑変性の患者に移植

山中伸弥氏が、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製に成功した功績により、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのは2012年のこと。iPS細胞は、皮膚などの細胞に特定の遺伝子を入れ、人工的に増殖させて作られる細胞で、あらゆる組織や臓器を形成する細胞になることができます。同様の働きをもつES細胞とは違い、受精卵を操作する必要がないため、倫理的な問題を避けることができ、患者本人の細胞から作られるため、拒絶反応の心配もありません。MSNヘルスケア 2014/10/27