バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

感染症を制御する特異的レセプター群の解明

2013年08月27日 | 医療 医薬 健康
研究者:荒瀬 尚
研究者所属機関:大阪大学微生物病研究所免疫化学分野

報告概要 本研究では、NK細胞やマクロファージ等の自然免疫細胞が発現する抑制化と活性化レセプターから成るいわゆるペア型レセプターに関して、それらがウイルス等の病原体と共に進化してきたのではないかという新たな仮説を立て、それに基づいた病原体の認識機構の解明を目指してきた。特に、ペア型レセプターによる病原体認識を明らかにすることによって、病原体に対する宿主の感染抵抗性決定機構や病原体の宿主免疫逃避機構を明らかにし、新たな感染症の制御方法の開発を目指した。J-Store >>研究報告コード R070000072


p53癌抑制蛋白との結合に関与するC型肝炎ウイルス非構造蛋白NS3のアミノ酸残基

2013年08月27日 | 癌 ガン がん 腫瘍
特許第4565180号
p53癌抑制蛋白との結合に関与するC型肝炎ウイルス非構造蛋白NS3のアミノ酸残基の同定と、医薬開発への利用

出願番号 : 特許出願2004-260736 出願日 : 2004年9月8日
公開番号 : 特許公開2006-75038 公開日 : 2006年3月23日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 発明者 : 堀田 博

【課題】 NS3アミノ末端領域においてp53との結合に関与する重要なアミノ酸残基を同定することにより、その知見を利用した新規医薬のスクリーニング方法を提供すること、特に、C型肝炎治療薬あるいはC型肝癌発症予防薬といった医薬の開発に有用なスクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】 本発明は、C型肝炎ウイルスによる肝炎もしくは肝癌の治療または発症予防に使用される医薬のスクリーニング方法であって、C型肝炎ウイルスの非構造蛋白NS3とp53癌抑制蛋白との結合を阻害する物質を探索し、あるいはさらに当該結合阻害物質の中からNS3セリンプロテアーゼ活性を阻害する物質を探索することを特徴とする。このスクリーニング方法において、第106番目のロイシン等の、p53との結合に重要なアミノ酸残基に着目して、当該アミノ酸残基を含む領域と結合する物質を探索することにより、効率の良いスクリーニングが可能になる。J-Store >>国内特許コード P08A013926

mRNAの安定制御によるタンパク質大量発現系

2013年08月27日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
登録番号 特許第4555920号

出願番号 : 特許出願2001-42034 出願日 : 2001年2月19日
公開番号 : 特許公開2002-238576 公開日 : 2002年8月27日
出願人 : 財団法人 理工学振興会 発明者 : 永井 和夫 外1名

【課題】 mRNA分解酵素の欠損株を用いて目的遺伝子のmRNAの安定性を向上させることによるタンパク質の新規大量生産方法並びに該方法に用いる発現系の提供。
【解決手段】 大腸菌 (Escherichia coli)のRNaseG欠損株に、adhEの5’-非翻訳領域の下流に目的遺伝子の構造遺伝子部分を接続したもの担持するプラスミドを、導入することによるタンパク質の大量発現方法並びに該方法に用いる発現系が提供される。国内特許コード P100001293


eIF4H発現抑制による癌細胞の増殖阻害方法

2013年08月27日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願番号 特願2006-109310
公開番号 特開2007-277204
登録番号 特許第4806772号

癌、特に大腸癌に代表される消化器癌等のより有効で確実な検出・診断・治療を提供すること、及び、このような癌の遺伝子診断システムと遺伝子治療臨床研究システムの開発に利用される各種の生体分子の提供。
【解決手段】eIF-4Hの発現を抑制することから成る、癌細胞の増殖阻害方法、eIF-4Hに特異的な siRNAを活性成分として含有する医薬組成物、及び、eIF-4Hの発現量に基く、癌細胞増殖阻害活性を有する物質のスクリーニング方法等。J-Store >>国内特許コード P08A014229

製薬業様向けシステムバリデーションセミナー

2013年08月27日 | 催し イベント
イベント名 製薬業様向けシステムバリデーションセミナー【参加無料】
開催期間 2013年9月11日(水) 14時開場、14時25分講演開始
会場名 コニカミノルタ デジタルイメージングスクエア
会場の住所 東京都東京都品川区
お申し込み期限日 2013年9月10日(火)17時
http://green.atengineer.com/pr/n-apt/20130729002.html

iPS細胞から赤血球、理研が量産技術 輸血・貧血向け製剤

2013年08月27日 | 医療 医薬 健康
 あらゆる組織や細胞に育つiPS細胞を、手術や貧血治療で使う血液成分の量産に生かす研究が相次いでいる。将来は輸血が必要な高齢者が増え、若者の献血離れも進むと予想され、血液製剤が不足する恐れがある。感染症の心配のない血液製剤を求める人もいる。どんな細胞にもなるiPS細胞の性質は安全な赤血球や血小板を人工製造し、安定供給につながる。日本経済新聞(Web版)2013/8/27

腸管粘膜の異常増殖に関わるタンパク質を発見

2013年08月27日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
-腸管上皮細胞でタンパク質を輸送するAP-1Bが細胞増殖の制御に関与-
この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。
独立行政法人理化学研究所
国立大学法人東京大学

ポイント
AP-1Bが正常に機能しないと、細胞接着分子E-カドヘリンが細胞内で蓄積
E-カドヘリン細胞内蓄積が、β-カテニンを不安定にして細胞増殖関連遺伝子を活性化
今後の研究進展で、大腸がんの新たな早期発見法や予後評価法の開発に期待
理研 プレスリリース 2013年8月24日


シリーズ「iPS細胞 臨床への挑戦」 藤渕航・京都大iPS細胞研究所教授

2013年08月27日 | 医療 医薬 健康
「標準細胞」確立目指す

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を人の再生医療などで応用する際、重要になるのが細胞の品質だ。品質が悪ければ、人体への悪影響が考えられるからだ。一定レベル以上の水準を保っているかどうかを判断するには、細胞で品質管理の基準となる「標準細胞」が、各部位の細胞ごとに必要になる。多種多様な細胞を分類し、標準細胞の確立を目指す京都大iPS細胞研究所の藤渕航(わたる)教授(46)に分類法などを聞いた。読売新聞(関西発) News.,2013-08-26