バイオの故里から

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東北大など膵炎の原因遺伝子発見 新治療法開発に期待

2013年08月19日 | 医療 医薬 健康

 東北大大学院の正宗淳准教授や米ボストン大などの国際共同研究グループが、膵炎の原因となる新たな遺伝子変異を発見し、18日付の米科学誌電子版に発表した。新しい治療法の開発などが期待できるとしている。

 正宗准教授によると、膵炎は飲酒が原因のアルコール性が大半を占めるが、非アルコール性のうち、若い時に発症する膵炎は、遺伝子の異常が背景にあるという。

 今回、非アルコール性慢性膵炎患者と健常者の遺伝子を解析。20歳までに発症した患者の4・6%、10歳までに発症した患者の9・7%で、消化酵素「カルボキシペプチダーゼA1」をつくる遺伝子の変異を確認した。共同通信47News.,2013/08/19