バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

低用量エリスロポエチンは赤血球産生に影響せずに血管新生を誘導する

2007年10月05日 | 創薬 生化学 薬理学
▼低用量のエリスロポエチン(EPO)の投与は、全身における赤血球産生に影響を与えることなく血管新生を誘導させることができる可能性が動物実験で示された。

▼マウスの後肢虚血モデルで、血清中のEPO濃度が2.5倍となりEPO受容体の発現が虚血組織で2倍に増加することを確認した。さらにin vitroの実験で正常ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)の移動をEPOが高めることを確認した。日経MedicalOnline 2006-03-29

IIS型制限酵素を用いる翻訳終止コドンの除去方法

2007年10月05日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-362337 出願日 : 2005年12月15日
公開番号 : 特許公開2007-159512 公開日 : 2007年6月28日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 林崎 良英 外2名

発明の名称 : IIS型制限酵素を用いる翻訳終止コドンの除去方法

【課題】目的遺伝子、特に、完全なC末端領域を有するタンパク質をコードする遺伝子について、PCRを行わずに翻訳終止コドンを除去することのできる新規な方法を提供する。
【解決手段】目的タンパク質をコードする遺伝子の翻訳終止コドンの3’隣接領域に、IIS型制限酵素の認識配列を導入した2本鎖DNAを調製する工程、ここで、導入された認識配列は、当該制限酵素により前記タンパク質のC末端アミノ酸コドンと翻訳終止コドンとの間の位置又は終止コドンの内部で前記2本鎖DNAの一方の鎖が切断されるように設計されてなり、前記2本鎖DNAを前記制限酵素で切断する工程、及び前記切断された2本鎖DNA末端を平滑化する工程を含む。

テロメラーゼ阻害活性を有する新規化合物

2007年10月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-360820 出願日 : 2005年12月14日
公開番号 : 特許公開2007-161902 公開日 : 2007年6月28日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 廣田 洋 外5名

発明の名称 : テロメラーゼ阻害活性を有する新規化合物

【課題】本発明は新規テロメラーゼ阻害物質を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明者らは、日本近海産の海洋無脊椎動物から、TRAP法を用いてテロメラーゼ阻害物質の探索を行ったところ、式根島産海綿Axinella infundibulaに顕著な活性を見いだし、その活性成分として新規硫酸化糖脂質のaxinelloside Aを単離・構造決定した。

免疫疾患モデルマウスとしてのCbfβ2アイソフォーム欠損マウスの作製

2007年10月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-8654 出願日 : 2006年1月17日
公開番号 : 特許公開2007-189911 公開日 : 2007年8月2日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 谷内 一郎

発明の名称 : 免疫疾患モデルマウスとしてのCbfβ2アイソフォーム欠損マウスの作製

【課題】Runxの解析に有用なモデル動物の提供、並びに当該モデル動物より得られた知見の創薬への応用。
【解決手段】Cbfβアイソフォーム、特にCbfβ2を特異的に欠損する、非ヒト動物;Cbfβアイソフォームを特異的に欠損する、細胞;Cbfβ2の発現又は機能を促進し得る物質を含む、炎症性腸疾患又は喘息の予防・治療剤;Cbfβ2の発現又は機能を調節し得る物質を含む、細胞浸潤の調節剤;炎症性腸疾患及び/又は喘息を予防・治療し得る物質、並びに細胞浸潤を調節し得る物質のスクリーニング方法。

気管支喘息の遺伝的素因検査方法

2007年10月05日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2006-9156 出願日 : 2006年1月17日
公開番号 : 特許公開2007-189921 公開日 : 2007年8月2日
出願人 : 日立化成工業株式会社 外2名 発明者 : 小原 和彦 外2名

発明の名称 : 気管支喘息の遺伝的素因検査方法

【課題】気管支喘息に関連した遺伝子多型を明らかにし、気管支喘息の遺伝的素因の検査方法を提供することを主な目的とする。
【解決手段】被験者から採取された核酸における、(i)配列番号1に記載の塩基配列中、MyD88遺伝子の翻訳開始点から第3830番目の塩基および/または(ii)配列番号1に記載の塩基配列中、MyD88遺伝子の翻訳開始点から第-9382番目の塩基に対応する遺伝子多型部位の塩基形態を検出する工程、必要に応じてさらに被験者由来の核酸から特定された遺伝子多型部位の塩基形態と配列番号1に記載の配列における遺伝子多型部位の塩基形態とを比較する工程を経て、得られる遺伝子多型情報に基づき、気管支喘息の遺伝的素因、気管支喘息に対する罹患性等を判定する。


環境ストレス耐性植物の作出方法

2007年10月05日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2006-49966 出願日 : 2006年2月27日
公開番号 : 特許公開2007-222129 公開日 : 2007年9月6日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 明賀 史純 外1名

発明の名称 : 環境ストレス耐性植物の作出方法

【課題】 乾燥ストレスなどの環境ストレスに対する耐性を向上させた植物の新たな分子育種手段を提供する。
【解決手段】 シロイヌナズナ中に存在するAt1g13990遺伝子又はAt4g01026遺伝子を植物に導入発現させ、その植物に乾燥ストレスなどの環境ストレスに対する耐性を付与する方法。

突然変異糸状菌の作出方法

2007年10月05日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2006-52908 出願日 : 2006年2月28日
公開番号 : 特許公開2007-228849 公開日 : 2007年9月13日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 阿部 知子 外5名

発明の名称 : 突然変異糸状菌の作出方法

【課題】生存菌数が多い範囲に高い頻度で変異を誘発することのできる、突然変異糸状菌の作出方法を提供すること。
【解決手段】糸状菌の分生子に重イオンビームを照射し、当該照射処理をした分生子を培養して形成した糸状菌の中から変異の生じた糸状菌を選抜することを特徴とする、突然変異糸状菌の作出方法。

DNA損傷チェックポイント活性化剤

2007年10月05日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-58658 出願日 : 2006年3月3日
公開番号 : 特許公開2007-238450 公開日 : 2007年9月20日
出願人 : 国立大学法人岩手大学 外2名 発明者 : 木村 賢一 外2名

発明の名称 : DNA損傷チェックポイント活性化剤

【課題】 抗癌剤として有用な新規なDNA損傷チェックポイント活性化剤を提供すること。
【解決手段】 下記の一般式(1)で表されるエンドパーオキサイド化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分とすることを特徴とする。



[式中、R1、R2は、同一または異なって、それぞれ、水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、水酸基を示す。nは1~10の整数を示す。]

ES細胞の分化能の改善方法

2007年10月05日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2006-71193 出願日 : 2006年3月15日
公開番号 : 特許公開2007-244271 公開日 : 2007年9月27日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 若山 照彦 外1名

発明の名称 : ES細胞の分化能の改善方法

【課題】ES細胞の分化能およびキメラ動物への寄与率を改善するための、あるいはES細胞の遺伝子発現を正常化するための、簡便かつ確実な方法、並びに分化能が改善されたES細胞、キメラ動物への寄与率が改善されたES細胞、および遺伝子発現が正常化されたES細胞の提供。
【解決手段】ES細胞由来の核をレシピエント細胞に移植し;次いで、作出されたクローン胚からES細胞を再樹立することを特徴とする方法、および再樹立されたES細胞。


キク品種識別方法

2007年10月05日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2006-75366 出願日 : 2006年3月17日
公開番号 : 特許公開2007-244334 公開日 : 2007年9月27日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 発明者 : 阿部 知子 外3名

発明の名称 : キク品種識別方法

【課題】白系輪ギク品種「新神」又はその由来系統に属するキクを検出可能なキク品種識別方法の提供。
【解決手段】キクレトロトランスポゾン配列内に設計されたプライマーを含むプライマーセットを用いてキク由来のゲノムDNAを核酸増幅し、得られる増幅産物のパターンに基づいて白系輪ギク品種を識別することを特徴とする、キク品種の識別方法。