バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

【速報】プリオン 豚由来たん白質等の飼料利用に係る食品健康影響評価について

2007年10月06日 | NEWSクリッピング
「原料として供される豚及び家きんのBSEプリオンに対する感受性・伝達性は低い。仮にBSEプリオンが養魚用飼料に混入したとしても、魚がプリオンに感染し、プリオンが増幅することは非常に困難である。さらに、環境(水系)を通じたプリオンのヒトへのリスクを考慮しても、ヒトへのリスクは無視できると考える。」との審議結果を了承し、リスク管理機関(農林水産省)へ通知することとなった。
第209回食品安全委員会(平成19年10月4日)出典:食品安全委員会e-マガジン 第66号

PCRを用いたサルモネラ(Salmonella)の検出のための、特異的マーカーの使用

2007年10月06日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平8-501071 出願日 : 1995年6月2日
公表番号 : 特許公表平9-506002 公表日 : 1997年6月17日
出願人 : イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 発明者 : グロズ, ロン 外1名

発明の名称 : PCRを用いたサルモネラ(Salmonella)の検出のための、特異的マーカーの使用

診断用遺伝子マーカーフラグメントを選択するための方法が提供され、これは、属、種、あるいは血清型のレベルでのバクテリアの同定において有用である。この方法は、第一に、特定の微生物グループに共通のRAPD多型DNAフラグメントの同定、そのフラグメントの最も保存された領域の同定、及び、それによって次に、そのプライマー組が選ばれた微生物グループの全てのメンバーを同定するのに有用となる、そのフラグメント内のマーカーの存在を検出するのに有用な特異的プライマーの調製に関する。また、サルモネラに対する特異的診断用マーカー、及びそこへと導かれるプライマーも提供される。

菌類からのα‐1,4‐グルカンリアーゼ、その精製、遺伝子クローニングおよび微生物での発現

2007年10月06日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平7-511304 出願日 : 1994年10月15日
公表番号 : 特許公表平9-505989 公表日 : 1997年6月17日
出願人 : ダニスコ エイ/エス 発明者 : ボジュセン, カーステン 外4名

発明の名称 : 菌類からのα‐1,4‐グルカンリアーゼ、その精製、遺伝子クローニングおよび微生物での発現

酵素α-1,4-グルカンリアーゼの調製方法が記載される。この方法は、実質的に他のいかなる生物も存在しない菌類培養物から、酵素を単離する工程を包含する。この酵素のアミノ酸配列およびこれらのコード配列も記載される。


ウリカーゼを生産する実質上純粋な微生物

2007年10月06日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平7-316359 出願日 : 1995年12月5日
公開番号 : 特許公開平9-154581 公開日 : 1997年6月17日
出願人 : 旭化成工業株式会社 発明者 : 鈴木 康司

発明の名称 : ウリカーゼを生産する実質上純粋な微生物

【課題】 尿酸の定量に有用なウリカーゼを効率よく生産する微生物を開発し、この微生物を用いて該酵素を量産する方法を提供する。
【解決手段】 アースロバクター属由来のウリカーゼ遺伝子のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する組換えプラスミドによって形質転換されたエッシェリヒア・コリーに属する微生物であるウリカーゼを生産する実質上純粋な微生物、そのウリカーゼを発現する実質上純粋なDNAおよびウリカーゼの製造方法である。
【効果】 アースロバクター属に属するウリカーゼを発現する遺伝子DNAをスクリーニングし、これを用いて構築された発現ベクターの組換えプラスミドを例えばエッシェリヒア・コリーに属する微生物に導入することによって、形質転換微生物は効率よくウリカーゼを生産することができる。

TAN-2355関連化合物、その製造法および用途

2007年10月06日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平8-261065 出願日 : 1996年10月1日
公開番号 : 特許公開平9-157286 公開日 : 1997年6月17日
出願人 : 武田薬品工業株式会社 発明者 : 坪谷 重利 外2名

発明の名称 : TAN-2355関連化合物、その製造法および用途

【課題】優れたTRH受容体拮抗剤の提供。
【解決手段】一般式【化1】



〔式中、R1、R2、R3、R4およびR6は同一または異なって置換されていてもよい水酸基を、R5はホルミル基、置換されていてもよいヒドロキシメチル基、置換されていてもよいヒドロキシイミノメチル基、置換されていてもよいヒドラゾノメチル基、置換されたアミノ基で置換されていてもよいメチル基、またはエステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を、R7は(1)オキソ基、(2)置換されていてもよいヒドロキシイミノ基、または(3)置換されていてもよい水酸基および水素原子を、【化2】
は単結合または二重結合を示す〕で表される化合物またはその塩。
【効果】本発明の化合物〔I〕またはその塩は、TRH受容体拮抗作用を有しており、意識障害、脊髄小脳変性症の治療剤および向知性薬(Nootropic)などとして有用である。

新規生理活性物質ピペラスタチンBおよびその製造法

2007年10月06日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平7-322672 出願日 : 1995年12月12日
公開番号 : 特許公開平9-157289 公開日 : 1997年6月17日
出願人 : 財団法人微生物化学研究会 発明者 : 竹内 富雄 外5名

発明の名称 : 新規生理活性物質ピペラスタチンBおよびその製造法

【課題】 放線菌の培養法によりセリンカルボキシペプチダーゼに対して高い特異性で阻害活性を有する新規生理活性物質を提供する。
【解決手段】 ストレプトミセス・ラベンドフォリエ(Streptomyces lavendofoliae)MJ908-WF13株を培養し、下記の式で表わされるピペラスタチンBを単離した。ピペラスタチンBはセリンカルボキシペプチダーゼの阻害活性を有し新しい生理作用を有する薬剤として、また抗高血圧剤あるいは利尿剤などの医薬としての用途が期待できる。

悪玉“ピロリ菌”の増殖を抑える糖鎖を世界で初めて合成

2007年10月06日 | 医療 医薬 健康
 ─ 胃がんや胃かいようなどの病気を引き起こす原因として注目されている「ピロリ菌」。このピロリ菌は日本人の保菌率が高いことでも知られている。胃の粘膜表面に生息して悪さをするが、胃の深部の粘膜部では見つかっていない。
 その理由は、胃の粘膜深部に存在するある糖タンパク質の糖鎖末端部が、ピロリ菌の増殖を防ぐためとされている。ところが、この糖鎖が結合した糖タンパク質はごくわずかしか取り出せず、人工的に合成しようとしても立体構造が複雑なため誰一人として成功していなかった… しかし、理研の研究者がこの難題を解決。>>理研ニュース2007年10月号

感染症研究の国際ネットワークを築く

2007年10月06日 | NEWSクリッピング
~永井美之 感染症研究ネットワーク支援センター長に聞く~

 ─ アジアやアフリカに日本の研究者が常駐して、相手国の研究者とともに本格的な共同研究を行う ―― 日本では前例のないスタイルの国際ネットワークが2005年、文部科学省の主導によりスタートした。その目的は、世界と日本の安全・安心のために感染症研究を進めることにある。同年、この国際ネットワークを支援するため理研に感染症研究ネットワーク支援センター(CRNID)が設立された。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2007/oct/index.html#fea_01
●感染症研究ネットワーク支援センターのHP: http://www.crnid.riken.jp/

作物研究に向けシロイヌナズナから情報発信

2007年10月06日 | 植物&農業
 人類が直面している環境、健康、食糧の問題を解決するために生命科学の研究はますます期待を集めている。そんな中、理研バイオリソースセンター(BRC)は、生命科学の研究に不可欠な実験動植物の個体や細胞、遺伝子等を体系的に収集し、保存・提供を行うことを目的として2001年に設立された。
 小林正智 室長率いる実験植物開発室では、シロイヌナズナなどの実験モデル植物の研究を支援するとともに、そこで明らかになった遺伝子機能の情報や確立された技術を作物に応用するために必要となる基盤整備を目指している。「植物は、人類の生存に欠かせないパートナーです」と語る小林室長に話を聞いた。 『理研ニュース』2007年10月号

●関連情報01:
 植物遺伝子実験材料の串刺しデータベース「SABRE」を公開
 - “スーパー作物”の開発に貢献するためのツールを確立 -
 [ 2007年6月26日プレスリリース ]
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2007/070626/index.html

●関連情報02:
 酸性土壌の耐性に関わる新規の植物遺伝子を同定
 - 酸性土壌で生育できる作物の品種改良に道 -
 [ 2007年5月29日プレスリリース ]
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2007/070529/index.html

●研究室のHP: http://www.brc.riken.jp/lab/epd/

タンパク質の分解系から生命の仕組みを読み解く

2007年10月06日 | 生命科学 生物誌
 ─ 細胞分裂や発生・分化、代謝、分泌など、さまざまな生命現象が生じるときには、特定のタンパク質が決められた時期につくられる必要がある。ただし、それだけでは十分ではない。特定のタンパク質が決められた時期に分解されることも必須であることが分かってきたのだ。では、どのタンパク質が分解されるのか? それを調べる手法は、これまで確立されていなかった… 独自の手法を開発し、生命現象の未知のメカニズムの解明を進める岸努 独立主幹研究員に最新の成果を聞いた。『理研ニュース』2007年10月号 
フロンティア研究システム 岸独立主幹研究ユニット 岸 努 独立主幹研究員