ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

わがままと個性

2009-11-26 22:52:31 | Weblog
いじめというけれど、
本当に被害者はいじめられたんだろうか。

いじめといいつつ、
実際は自分に非があったのではないだろうか、
被害者妄想ではないか、と思うことがある。


知人の女性に
「『いじめ』と『不当解雇』により精神疾患になった」
という人がいる。
実際、精神科に通って薬を飲んでいる。
彼女に、なにがあったかと聞くと
「とにかく怒り散らす人がいて、
ある日突然、『解雇です。明日から会社に来なくてもよい』
といわれた」という。

このように聞けば理不尽な解雇に思える。

加害者側に聞けば、
やさしく教えているのに、一日中震えていた。
その後、精神科にいって薬をもらったらしく
ハイになって、
盗難まではいかなかったが、
人のロッカーの中の荷物を物色し、
コーヒー用の砂糖をすべて塩に入れ替えたり、
しまいには逆恨みで怨んでいる人の家に
無言電話を何回もしたり。。。

もちろん、そのつど、注意を受けていた。
行動を改めることもなく、
人に危害を与えるようになったら、
解雇処分になったという。

これを不当解雇といえるのか。

本人は被害者として
職安、監督署等に申し入れをした。
立件されないところをみると
不当解雇にはならなかった模様だ。


私に仕事を引き継ぎをしてくれた人も
なかなかのわがまま。
綿ぼこりがまっていた。
「掃除の仕方を教えてください」と
申し入れたところ
「自分の机の下を掃除するのは
 わかるけれど、
 ボスの机の下とか他の人の机の下を
 掃除するのは納得がいかない。
 私は掃除をするために会社に入ったのではない」と
言われた。

彼女は一番下でも、掃除を一切しなかったとか。

彼女を注意できなかったボスもひどいが、
これで注意されたら「パワハラ」と
申し入れしたかも。。。
一応、わがままが通ったことになる。


別なところで聞くところによると
仕事に集中したいから
仕事中に呼び掛けないでほしい、
電話の取り次ぎをやめてほしい、
できたら個室がほしい。
だめなら耳栓して仕事をすることを認めてほしい。
と申し入れした人がいたそうだ。

会社は却下した。
そうしたら、
「いじめだ。
 自分の仕事の邪魔をし、昇格の邪魔をした。
 昇格が遅れた分の損害を払え。
 このいじめにより精神障害になった。
 慰謝料を払ってくれ」
という訴えも、成立するのか。
仕事をするために一切のコミュニケーションを
断つというのは会社員としてありなのか。


昔はわがままと非難されたことも
今では、「個性」としてとらえられて
その「個性」を認めてもらえなくて
「いじめ」ととらえて精神疾患になっても、
その「個性」を治す必要はないのか。
「個性」をずっと通してもよいのか。


彼女をみてるとふとそう思う。
誰が見ても、彼女に非がある。
常識を逸脱している。
なのにそれを認めない。
非があったのに被害者妄想にひたっている。
精神障害者になるほどのストレスって
なんだろう。
なぜいつまでも被害者妄想にひたれることが
できるのだろうか。

「個性」が通る時代って怖いような気がする。
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