ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

シャント

2015-06-23 22:08:08 | 身体のこと
最近、シャント肢の上腕が痛い。
シャントが発達している気配。
かなり血管が太くなってきた。


このことを終了(回収)しながらスタッフと話していた。


「シャントが発達したと思っていても
 先が細くなっているときも
 血管が太くなる時があるんですよ。
 そういう時は、横に流れるために
 細い血管が浮いてくることがあります。」

と丁寧な説明。

しかし、心当たりがある。
「腕を下ろしていると浮いてくる。
 それに最近、胸の血管も左右差が出てきて。」

「肩とか胸とかで細いところがあっても
 そうなるんですよ」

そ。。そうなの???


透析を長くやっていても
肩の血管が詰まった、細くなって
血流が取れなくなったというのは聞いたことがない。。


どういうこと????




この話を聞きつけ、我が受け持ちスタッフ登場。

「胸をかぱっと開けておみせ

「いや~ん

(ふたりのいつものノリです。ご心配なく。。。)


おみせといわれても止血中で両手ふさがっている。

勝手にひらいて見ている。。。。


「確かに左右差あるね。。。」

その後、聴診器で吻合から肩・胸までの音を聞く。


「肩までシャントの音はするけれど弱いかな。。
 脇には流れていない。
 一度、造影をしてみようよ。」

「造影。。。いやだね。。。
 血流は取れるし、
 透析前のデータからは血液がループしている気配はないし。
 様子みたらいいんじゃない?」


抵抗する私。
造影で会社を休むのはちょっと。。。


「シャントの手術の記録をみたら
 なんと平成4年だよ

「そう。23年前。
 よく持ったね。」

「シャントトラブルゼロだし。
 すごいね。
 作った先生は逝ってしまったのに

「負の遺産を残して。。。


逝ってしまった。
誤字ではなくその先生は亡くなりました。

負の遺産でなく、遺産です。

先生の施工技術があったからこそ、
トラブルもなく今も残っています。

血流不足の血管を
十分な血流が行くように施工した。

感謝しています。

たぶん、一番古いシャントになるんだろう。

あんな名人にめぐり合うことはないだろう。



「で。。造影って肩や胸まで撮ったこともないでしょう。
 一度確認したら」

「で。。。細くなっていたら?」

「それなんだよね。
 ここで肩や胸が細くなっていて
 処置したケースがないんだよね」

「はあ????」

「あれば処置するのかな??
 外にいってもらうのかな???
 とにかく造影はやりな!
 そのあとはあとで考えよう。」





なんか不安になって
ネットを検索するけれど
肩、胸の血管が細くなっているケースの
処置は見当たらない。。。


またまた珍しいケースなのかしら。。

嫌な予感。

入院、手術は回避したいわ。。。

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