ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

消息

2011-03-12 22:46:47 | Weblog
今回地震に遭われた方にお見舞い申し上げます。

以前の阪神淡路大震災の時は
早朝で寝ていて、あまり揺れはしなかったけれど
「いやに長い地震。どこかでなにかあったんじゃないか」
とすぐに思いました。

今回は人ごみにいて、
疲れて座った直後だったので、
足がしびれるような震えるような
へんな感じあって、
「体調が悪いのかな。。」と
思いました。
一緒にいた人が
「シャンデリアが揺れている。地震だ」
といわれて、やっと納得。
でも、歩いていて気付く人はいませんでした。
でも、長々と揺れていました。



さて、チャット友だちが福島県にいます。
メールをしたら
「大丈夫。余震が多い。停電している」と
返事が。
その後、
「まだ余震がすごい。震度4ぐらいの余震がすごい。
 今、ワゴン車の中で待機中」とメールが。

この頃は、どれだけひどい地震かは
まだ情報が入っていなかった。

その後、福島は原発および火力発電所の停止で
電気の復旧のめどは立たないことを
ニュースで知る。

彼(チャット友だち)のお父さんは
透析をしています。

彼はどれだけ情報を持っているんだろうかと
心配になり
「停電の復旧の見込みは立たないとか。
 すぐにお父さんの病院と連絡をとって
 透析できるか確認をして。
 場合によっては県外に移動しないと
 いけなくなるかも」
とメールをしたけれど、未だ返事無し。

ケータイのバッテリーが切れたかも。。。。
もっともいろいろな情報を得るために
ケータイをフル利用していたかも。。。
レスがないのは仕方ない。

移動といっても東北地方全域で被害だし、
東京地方も一部被災している。

東海・関西といっても
東名高速、国道一号線とも
津波警報が出ている限り通行止めで
物資や救援隊の移動もままならない。

すっごく心配。

日本透析医会の災害時情報ネットワークを見ると
彼の住む南会津の病院はなんとか透析をしているもよう。
もっとも電気がきているとか建物に損傷がなければ、
情報を打ち込めるけれど、
被災していて透析不可であっても
情報を打ち込めないこともある。

まだ、東北は透析人口が少ないためか
病院が受け入れ先を手配してくれている。
移動できるところの人は
なんとか透析をしている模様。
橋が何か所で落ちているというから
移動できない人もいるかも。


情報ネットワークを見ると
沖縄・九州までの病院が
医療スタッフの派遣や、物資の提供、
そして空きベット情報を書きこんでいる。
「遠いけれどヘリポートもありますから、
 受け入れ可能です」とまで書いているところも。

困った時はお互い様という考え。
また、緊急時に対する備えができているということ
だと思う。
まったく書いていない病院は。。
緊急時に対する備えができていないんじゃないかと
疑いたくなる。

透析医会に入っているのならば、
災害地に遠くても
せめてこのネットワークにアクセスして
受け入れうんぬんでなくても
「被災なし」と書くべきではないか。
他院の情報を確認するべきではないか。

遠距離であっても「被災なし」と書くとか
だれが責任をもってどこに連絡するか、
もし責任者がいないときの代行の順番は決まっているかと
いろいろ思ってしまう。
(うちの病院。
 追及しても絶対答えないと思うけれど)


さて、
こっちでは、災害がおきても、
患者が多すぎて
病院単位での臨時透析先の手配は無理と
いわれている。
停電が続き、ケータイがダウンした後、
どうやって情報を得るんだろう。
今回のように県内での透析は無理となった場合、
県外の病院の連絡先の情報入手、移動手段など
どうやって確保すればいいんだろう。

個人で移動するより、集団で移動した方が効率がいい。
臨時透析の希望者が多い時は、
ダイアライザーや生食、ぺパリンを
持って行った方がいいときもある。

なんか「人数が多いから手配できない」という言葉に
ごまかされているような気がする。

病院にきたら、スタッフがだれも来ていなかったりして。。
病院の復旧作業にも来なかったりして。。
個人責任だから自分で病院を探してという意味で。

どの世界でも
「自分は被災者なのに、会社にいけるか。
 家族が心配だ。」
という話はある。

でもでもでも。。。
なんかなんか、病院不信。

コメント
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