山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

収入格差と我が家転落の道

2005-12-18 13:04:38 | 未分類過去
今年のボーナスは全体的になかなかいいそうで、上昇した会社が多いそうです。
テレビでインタビューに答えていた人が、90万だとか、100何万だとか、
少ない人でも50万だとか言っていました。

ボーナスの話題 やめてくれ~っ!
やるのなら、もらえなかった人たちの取材もやってくれ~っ!
そうすれば、同じように無い人もいるんだな~と思って、
少しは元気が出るかもしれなのに・・・

ニュースで児童手当が小6まで拡大されるとか言ってましたが、
所得制限も緩和され700~800万の家庭までも適用されるそうです。
だから、子どもがいても、生活が楽になるんだそうです。
ええっ?
私の経験では、子どもっていうのは、義務教育中はほとんどお金はかかりません。
むしろ大きくなってからのほうが、お金は必要になります。
しかも、年収700万って、それ、うちの夫婦合わせての年収より300万以上も多いんですよ。倍ですよ。
そんな家庭、援助なんていらないんじゃない?
だから、援助してほしいのは、もっと大きい子がいる貧乏家庭だよ。

しかし、貧乏なのは自分が悪いのさ。
お金を稼ぐ能力がないんだ。
要領も悪いんだ。
要するにバカなんだ。
雲行きが悪くなる職場を捨てて、どんどん転職していかなかったのが悪かったんだ。
だから、役職がなくなって、給料がどんどん減らされて
落ちるところまで落ちてから、微々たる退職金をもらって首になった。

業績が振るわなかったのは実は親会社だった。夫のいる子会社は収益を上げていた。
親会社は有名な会社で、もともと給料もいいそうだ。
親会社が人員を整理して、子会社に回してきて、それが役職についたから、
子会社の社員がいらなくなったんだ。
そして、会社の雰囲気はどんどん変わって行ったんだ。
親会社はそれで安泰だ。

そこに、建物の建て直しという出来事があった。
本社に残って新築ビルができるまで開業準備にあたるものや、
別の小さいビルでの営業にあたる者もいたが、
50過ぎの夫は不用にされた。
北海道などに飛ばされていった人もいる。

姉歯氏じゃないけど、一家の主にとって、仕事を失うのは怖い。
家計の維持を考えると、会社がそんなになる前に、自分の意思で仕事を手放すのは、難しいことだったんだ。
だから、簡単に転職したり、現在のしがらみを離れることができないんだ。

夫は失業し続けるのも良くないから、収入が大して得られない仕事にとりあえず再就職した。
再就職したら、早々また転職することも難しい。
今度やめたら、自己都合だから失業保険は3ヶ月は出ない。
仕事をしながら仕事を探すのは難しい。
仕事をやめてから仕事を探すのも難しい。

最近、年収500万の仕事の紹介があったのだが、
急に今の仕事を放り出せないから、断ったそうだ。
いい話だと思って転職しても、程なくやめていく人を何人も見ているせいもある。

でも、うちは飢え死にしたりするほど貧乏じゃない。
この世の中、まじめな人間が野垂れ死にするほど転落することはあり得ない。

でもさあ、高収入を得て、優雅な生活を送っている人たちを見てると、
人間の働きや価値というのはそんなに違うのかなあと思います。

姉の夫は、今急成長している情報産業の分野の人です。
確かに、人の1、5倍働いて、人の3倍アタマを回転させているかもしれません。
転職も3回し、そのたびに収入を増やしてきました。
それで、現在の年収は、うちの夫の5~6倍あるようです。

20年位前は大して変わらなかったのに、この差は埋め尽くしようもなく、
姉の世帯とうちの世帯の金銭感覚は、かけはなれたものとなっています。
はっきり言って、自分の姉妹ながら付き合っていける気分ではありません。
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3 コメント

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安藤美姫と車と姉歯の「転落」でした! (pon)
2005-12-18 22:30:00
本日、「転落」で検索してみたところ、フィギュアスケート安藤美姫4位に「転落」が圧倒的に多く、

次に大雪で、車が路肩や田んぼに「転落」というのがすごく多かったです。

人生の「転落」もわずかにあり、姉歯さんの「転落」もありました。
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なんだかんだ言っても親会社が・・・ (はたやん)
2005-12-22 00:27:02
 私はかつて、「子会社」で勤めていました。

 そこの親会社も有名企業ですが、人員整理された人が流れ込んでくるわ、部下のいない「担当部長」が増えるわで、吸収合併される頃には自社従業員が管理職に昇進することができなくなっていたのでした。



 また、親会社から発注される仕事が多かったのですが、「納期短縮」「価格値下げ」など厳しい要求に「廃人寸前」を覚悟で深夜残業・休日勤務に明け暮れる姿は地獄絵にも見えました。私も、その歯車の中にいました。



 親会社の研究所に支援で対応したことがありましたが、我々子会社社員が「抽選」でも確保できない保養所の予約権を、彼らは「当たり前」のように毎年確保していました。

 給与に福利厚生、さまざまな面で子会社より優遇されている親会社ですが、本人たちはそのことに気づいていないようでした。



 学歴がどうあれ、親会社に入社すれば「親会社の社員」です。ブランドにとらわれる必要はありませんが、待遇面では「なんだかんだ言っても親会社」ですね。
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Unknown (pon=飛鳥)
2005-12-22 09:44:09
まったく同感です。

夫の会社は、この20数年のうちに親会社が2回変わりましたが、最後は最悪でした。

最初に立ち上げたころが一番人間的雰囲気が良かったそうです。その次はバブルがはじける前で、海外長期研修なんかにも行った時代でした。

しかし、今の親会社は最悪です。

親会社の社員のことしか考えていません。

そのためには、子会社の社員なんかどうなってもいいんですね。

物的にも精神的にもひどかったようです。



まあ、やめてすっきりしたかもしれませんね。

ただ、昔のよき時代を懐かしがっています。

私も、新婚のころは、夫の職場の人たちがうちに遊びに来たりして楽しかったです。

その人たちもとっくにやめたり転勤したりで、周りに気の許せる同僚はいないような状況だったようです。
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