山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

シンシンのたたき

2017-12-08 11:53:22 | お題
11月29日から、ずいぶん経ってしまいましたが、お肉について書きたいと思います。
いい肉といえば、まず牛のサーロインステーキや焼き肉カルビ等が思い浮かんだのですが、そういうコテコテのものではなく、もっとすっきりとおいしいお肉を思いだしました。

それは、昔交流のあった年上のご婦人からいただいた牛のたたきです。
その人は、牛肉の塊を買ってきて、それの表面をフライパンでさっとあぶって焦げ目をつけ、それからすぐに氷入りのレモン水だかに入れるだけで、それができるのだと、作り方を教えてくれました。

持ってきてくださった、手造りの牛のたたきは、今まで食べたこともないおいしさでした。
お肉がとてもやわらかかかったです。

その時、「お肉は肉屋さんに行って、シンシンを下さいっていうのよ」と教えてくれたのです。
そのシンシンというのが、とてもやわらかくておいしいということでした。

しかし、スーパーで陳列しているものしか買ったことのない私は、肉屋でわざわざそれを頼むこともなく、自分でたたきを作ることもなく、年月を過ごしてきました。

今になって、本当に「シンシン」なるものがあるのだろうかと調べてみました。

すると、確かに「シンシン」というものがあり、それは牛のモモ肉のごく一部の特定の部位のことを言うそうです。
しかも和牛でないとおいしくないらしいです。
あまりたくさん取れないので、やはり高級で高いお肉のようです。

私に「シンシン」の牛のたたきを教えてくれたご婦人は、結構なお金持ちの方でした。
私は、お肉屋さんでシンシンを頼まなくてよかったなあと思います。
きっと、ひと塊、何千円もしたのかもしれません。
そんな高級なものを何度かいただいてしまったのでした。

そのご婦人は、人づてに聞くと、もうお亡くなりになったそうです。

この人からは、ひじきの煮物やイチジクのワイン煮等、いろいろ教わったものです。
感謝しています。



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