山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

マイナカードに抵抗する人々

2024-08-02 08:52:26 | 日記2024

政府がマイナンバーカードを強引に推し進め、保険証と合体させたり、今後は運転免許証とも合体させようとしている。

マイナンバーカードには、色々と便利な面もある。住民票・課税証明書・戸籍謄本などがコンビニで簡単に安く取得できるのは便利だ。このあいだは、実家の相続登記で、印鑑登録証が必要になったが、これも昔の印鑑登録証カードがなくとも、コンビニでマイナカードを使って取得することができた。

これまで、運転免許証などの写真入り身分証明書を持っていなかった人にとっては、本人確認ができるものとして良いと思う。

でも、マイナカードはあくまでも任意なので、無理やり国民全員の健康保険証をマイナカードで使用させるというのはおかしいと思う。

それに、まだまだ機能が不十分すぎる。転職などして健康保険の内容が変わっても反映されるのに時間がかかるし、処方箋なども数か月前のものしか見ることができないとのこと。

同時進行で情報が更新されなければ意味がない。こんな性能の悪いものを、国民全員に押し付けるのは無謀だろう。それに寝たきりの人や認知症の人などもいて、本人が管理しきれない場合も多いようだ。

だから、政府のやり方はよくないし、個人の自由はあるはずと思うものの、たしかに便利さはあるのだから、私はそのシステムを進めることには反対しない。

で、実家の母の場合は、昨年やっとマイナカードを作ってあげたので、これでもし紙の保険証が使えなくなっても大丈夫だと思っていた。

ただ、市役所で保険証と紐付けてくれたはずなのだが、一回は使ってみないと万が一紐付けられていなかったり、あるいは、他人と紐付けられてでもいたら大変である。

だから、病院に行ったときに使ってみろと私は母に以前から言っている。
ところが、これがなかなか使おうとしないのである。

マイナ保険証が無い人は、資格証明書をもらえるそうだが、母の場合はマイナ保険証を作ったんだから、とにかく一度使ってみるようにと再三説得している。

そうすると、「持ってはいったけど、そんなもん使っている人は1人もみたことがない」などというのだ。

「とにかく、使えるかどうかだけ確かめておきなよ」というと、先日病院に血圧の薬をもらいに行ったときに、母が受付にマイナカードを持っていったそうである。

それで、使ってみようとすると、病院の人が「あ、いいですよ、紙の保険証でかまいませんよ~」ということで、マイナ保険証読取り機があるのに、やり方も教えてくれないし、使わないことを推し進めているので、使わずに帰ってきたそうだ。

「それなら『使えるかどうか一度使ってみたいので、やり方を教えてください』と受付に言いなよ」と母に言うと「じゃあ今度行ったときに聞いてみる」とのことだ。

母は2か月に1回、血圧の薬と睡眠導入剤と便秘の薬をもらいに行くだけなので、これまた2か月後のことになるのだ。

・・・

このように、田舎のクリニックって変化を求めることをしないんだな。
マイナ保険証読取り機は国の方針に従って設置しているものの、それを使わないことを患者に進めるんだから意味不明。

これでは、何事も新しくはなっていかないだろう。

・・・

そういえば、先日、帰省したときに、市役所に勤めていた知り合いにあったんだけど「母のマイナンバーカードを作りに故郷の市役所に行きましたよ」というと、その人は「マイナンバーカードなんか作らない」というのだ。公務員でも作らないんだな~と驚いた。



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