山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

政治参加しにくい多忙世代

2024-09-04 09:49:59 | 日記2024

政治(選挙)には、年寄りの意見ばかりが反映されるので、年寄りに有利な社会となってしまい、若者に不満が溜まり、政治離れを起こしていると言われている。

年寄りの数が多いからだということもあるが、数だけでなく、実際に若者の投票率が低いのだろう。

それについて考えると、たぶん子育て世代などは忙しくて政治のことなどをあまり考えている時間がないのではないだろうか。

自分のことを振り返っても、30~40代ころは、一応選挙では適当に投票していたものの、国政・都政・区政などが具体的にどうなっているかなんて、あまり知ろうとしたことも考えたこともなかったのだ。
それよりも毎日子供にご飯を食べさせ、育て、家事をやり、仕事をやり、ということで生活がいっぱいいっぱいだったと思う。

特に、子供が小さい時は、夕飯を食べさせてお風呂に入れて寝かせて・・・なんてことでテレビを見る暇もなかったようで、その当時に流行っていたテレビドラマや歌謡曲などはすっぽりと記憶にないのである。

だから、今現在の子育て世代もそうなんだろう。

例えば、今回の都知事選で、長女夫婦に聞いたところ、夫婦ともに選挙には行っていないそうだ。
夫のほうは仕事がものすごく忙しく、家に寝に帰ってくるだけで、土曜日は一日自室にこもって休養し、日曜日になんとか家族(小学生2人)で交流するという生活の繰り返しだそうで、政治のことなんか考える暇はない。長女もなんだかんだ忙しいらしい。

次女夫婦の場合は、まだ子供が生まれたばかりで、東京の隣県に住むのだが、夫のほうは、もし都内に住んでいれば都知事選は「ユリコ」に入れたという。「東京都」と名のつくところに引っ越したい、そうすれば子育て支援が充実している、という。
こちらは晩婚で夫のほうも40才近くまで独身だったので余裕があったのか、選挙には毎度しっかり行っており、日曜仕事で忙しかった次女にも選挙に行くことを勧め、次女も行くようになった。

この世代は、関心がある人でも、やはり議会中継を見たりするほどのヒマはなく、卵子凍結や無痛分娩や待機児童など個々の対策に目が行くようである。

子育て世代の人たちが、日本で起きていることの裏側や政治家がどんな動きをしているかなど、いちいち調べている暇はない。

そうなると、政治に関心を持って本を読んだり、ユーチューブの動画を見たりすることのできるのは、子育てが一段落した年寄りということになる。

石丸氏が若者に人気というのは、独身の若者が多いだろうし、逆に年寄りも石丸氏を応援する人が多いのだが、これは情報を得る自由な時間があるからである。

そうして、私が石丸氏に足りない要素として感じることの1つに、彼自身が40代前半で若く、また独身であるということなのだ。家庭を持っていない。家族内では自分自身が「子」としての立場経験しかないので、その分人生経験が足りない。

そんなことを言ったら小池さんだって独身だし子供もいないわけだけど、年齢は重ねているので人生経験も政治家経験もあるということである。

独身だったら人間として足りないというわけではないし、自分が経験しないことでも、人は理解し考えることができるわけだが、でもやっぱり経験していた方が実感としてわかるだろう。

海外経験があるということが1つの強みであるならば、結婚経験があるとか、子育て経験があるということも経験としての1つの強み要素なのかと思う。

一方で、結婚や子育てをしないからこそ、時間や自由があって物事に取り組めるということもあるのかもしれない。

なんか、わけがわからなくなってきたのだが、
そう、石丸さんはむしろ、ネットを毎晩見ることのできる世帯を持っていない若者と年寄りに人気があるが、子育て世代には人気がないのではないか?

私でも1時間以上にもわたるダラダラした生配信なんか見てる暇はない。

私は石丸さんの信者じゃないし、彼の欠点(人間関係の調整力不足や政治家としての経験の足りなさ等)もわかってきているけど、彼の提言は日本にとって有益なものだと思う。

そういうのを一緒に考えていってほしいのが、彼と同じ40代くらいの子育て世代だと思うのだが、その世代は仕事や子育てに忙しくて、日々の生活に追われて、考えている暇なんてないのではないだろうか。

そんなことを思いました。

 

 



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